JR以外の路線・阪急
石橋阪大前~箕面
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てびき
「箕面」と書いて「みのお」と読む。
大阪府北西部、阪急宝塚線の石橋阪大前駅から北東に進み、大阪のベッドタウンとも言える箕面駅に至る路線である。
たいていの列車は石橋阪大前~箕面間しか走らないが、平日朝に箕面から大阪梅田まで直通の列車が走ることがある。
2018年7月上旬までは平日夕方に梅田(大阪梅田の2018年当時の駅名)から箕面まで直通の列車が走っていたが、中旬から走らなくなった。
箕面付近は阪急以外公共交通機関がないので、けっこうお客が乗っていそうな路線である。
なお、1996年の時点では石橋阪大前は石橋という駅名だったため、上記の旅行記では石橋と記述している。
桂~嵐山
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てびき
阪急京都本線の大阪府と京都府の府境よりやや京都寄りにある桂(かつら)駅から京都本線と分岐して北に進み、しばらく行った後で西に向きを変え、終点の阪急嵐山駅に至る路線である。
特に京都本線からの乗り入れは行われておらず、桂~嵐山間の電車のみ走っている。
大阪方向から嵐山に行くにはこの路線を使うのが近道であるため使って欲しいようだが、嵐山の観光に使うには嵐山駅がJRや京福の嵐山駅より若干南に位置しており、なかなか観光に使うのは困難なようである。
だが、ほかに公共交通機関のない地域を通るため多少はお客は多そうで、まあまあがんばっている路線である。
京都本線
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区間
JR大阪駅から北東に歩いてすぐの場所にある阪急の大阪梅田駅から北に進み、十三(じゅうそう)で北東に向きを変え、淡路、南茨木、高槻市、桂(かつら)を通って東に向きを変え、地下にもぐって大宮、烏丸(からすま)を通りJR京都駅から2キロほど北東にある京都河原町に至る路線である。京都河原町から地上に上がり、駅の東にかかる川の橋を渡り、再び地下にもぐると京阪電鉄の祇園四条駅はすぐである。
京都河原町から淡路に来た一部の電車は淡路から千里線に乗り入れ、Osaka Metro堺筋線に乗り入れて天下茶屋(てんがちゃや)に向かっている。また、大阪梅田から淡路に来た一部の電車は淡路から千里線に乗り入れて北千里に向かっている。その他の電車は大阪梅田~京都河原町間を走っている。
狭い平野に阪急、JR、京阪と固まって大阪から京都へと電車が走っており、競争の激しさがうかがわれる。
ただし三ノ宮(神戸三宮)、大阪(梅田)ともに駅が至近距離にある大阪(梅田)~三ノ宮(神戸三宮)間と異なり、京都方面は駅ターミナルが京都、京都河原町、出町柳と離れている。なので京都市内の目的地によってJRか私鉄かを乗り分けるため、「すみわけ」がなされていると思われる。
とは言えJRは新快速を走らせており、どちらかと言うと不利な感じの路線である。
JRとの並行路線の常として、値上げごとにお客がJRへと移っているのだろう。
事実、長距離の客はみなJRを使っているようだ。
優等列車
以前は十三から大宮までノンストップの特急が走っていて、上記「124.ムーンライト八重垣と博多南駅」ではその特急に乗っていた。
2019年10月現在は必ず停車する駅と一部のみ停車する駅が1996年から入れ替わり、下記の通りである。
・必ず停車する駅は大阪梅田、桂、烏丸、京都河原町のみ
・十三を通過する電車は淡路に停車する。淡路を通過する電車は十三に停車する。双方に停車する電車もある。
なお、1996〜1999年の時点では大阪梅田、京都河原町は大阪・京都を付けず、単に梅田、河原町という駅名だったため、上記の旅行記では旧名称で記述している。
神戸線
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大阪府北部、阪急京都線の十三(じゅうそう)から西に進み、西宮北口、芦屋川(あしやがわ)を通り、神戸市中心部、神戸高速鉄道の神戸三宮駅に至る路線である。
狭い平野に阪急、JR、阪神と固まって大阪から神戸へと電車が走っており、競争の激しさがうかがわれる。
JRは新快速、阪神も大阪梅田~山陽姫路に直通特急を走らせており、どちらかと言うと不利な感じの路線である。
JRとの並行路線の常として、値上げごとにお客がJRへと移っているのだろう。
事実、長距離の客はみなJRを使っているようだ。
なお、1996年の時点では神戸三宮駅は神戸を付けず、単に三宮という駅名だったため、上記の旅行記では三宮と記述している。
夙川~甲陽園
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兵庫県南部、阪急西宮駅の西、阪急の神戸三宮駅の東にある阪急神戸線の夙川(しゅくがわ)駅から北(海岸と反対方向)に進み、住宅街が広がっている甲陽園(こうようえん)駅に至る路線である。
比較的短距離ではあるが、住宅街が続くためお客が多そうな路線である。
千里線
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JR大阪駅の東のほうにあり、Osaka Metroの電車も乗り入れている天神橋筋六丁目(てんじんばしすじろくちょうめ)からまっすぐ北に進み、阪急京都本線と淡路(あわじ)で交差し、さらに北に進んで大阪高速鉄道の山田駅のそばを通り、北千里に至る路線である。
南は天神橋筋六丁目からOsaka Metroの堺筋線に乗り入れ、南海の電車と接続している天下茶屋(てんがちゃや)まで乗り入れている。
また、淡路でかなり複雑な運用を行っており、北千里から淡路まで来た電車が阪急京都本線に乗り入れて大阪梅田まで行ったり、天神橋筋六丁目から淡路まで来た電車が阪急京都本線に乗り入れて京都の方に行ったりしている。
JR東海道線とは交差しているが、交差する地点に駅はなく、多少不便である。
ほかに公共交通機関のない地域を通るため、かなりお客が多く、通過する客も多そうでなかなかがんばっている路線である。
宝塚~今津
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区間
兵庫県南部、JR福知山線宝塚駅のそばにあり、阪急宝塚線の終点でもある阪急電鉄宝塚駅からまっすぐ南に進み、阪急神戸線の西宮北口駅を通り阪神電鉄の今津駅のそばにある阪急今津駅に至る路線である。
以前は西宮北口駅で神戸線と十字に路線が交差していたこともあったとのことだが、現在は西宮北口で路線が南北に分かれており、ホームも別々である。
北の路線はお客がいるが、南の路線は阪急と阪神を結ぶ意味しか持たないためほとんどお客もいない路線となっている。
宝塚から神戸に向かう人が乗るほか、沿線の住民も乗っている。
他路線乗り入れ電車
2019年現在、9割以上の電車は西宮北口に乗り入れているのだが、平日朝に宝塚から西宮北口のとなりの門戸厄神(もんどやくじん)まで進んだ後で、おもに回送に使われる連絡線を経由して神戸線の塚口駅に進む電車が若干数走っている。
この電車は最終的に大阪梅田に向かうため、宝塚から宝塚線方面に向かう人は間違って乗ると十三や大阪梅田以外の目的地には行かないし、西宮北口にも行かないため注意する必要かある。
宝塚線
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大阪府北部、阪急京都線の十三(じゅうそう)から北に進み、蛍池、石橋阪大前を通り、西に進路を変えて川西能勢口を通り、福知山線宝塚駅の近くの阪急宝塚に至る路線である。
短い路線ではあるが、石橋阪大前で阪急箕面線、川西能勢口で能勢電鉄が合流してくるためけっこう朝晩は混雑するようだ。大阪空港行きモノレールに乗る人が蛍池まで利用したりもする。
宝塚近辺はJR福知山線と平行するが、阪急の方が駅が多いため、それらの駅の利用者もいるようで、特に不足な点は見あたらない路線である。
なお、1996年の時点では石橋阪大前は石橋という駅名だったため、上記の旅行記では石橋と記述している。
塚口~伊丹
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兵庫県南部、阪急神戸線の十三(じゅうそう)の西、西宮北口の東にある塚口駅からまっすぐ北に進み、伊丹市の中心街にある阪急伊丹駅に至る路線である。
福知山線の伊丹駅は伊丹市街のはずれにあるが、阪急の伊丹駅は市街地の真ん中にあるのでかなりお客が多い路線である。
しかし福知山線は大阪まで乗り換えなしで行けるのに対して、阪急は塚口で乗り換えが必要であり、あまり便利ではない。もっとも伊丹に住む人は神戸に用事もある人が多く、そういう人は尼崎乗り換えのJRより塚口乗り換えの方が距離が短くて便利かもしれない。