Sorry, Japanese only!

JR以外の路線・は〜ひ(阪急以外)

函館市電

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タイトル旅した場所
66.雪の函館 江差・函館どっく前・中央弘前・秋田
110.はじめてのひとり観光宿泊旅行 阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖・ウトロ・函館
119.最後から二番目の逃亡旅行 福井・函館・根室・網走・竜飛海底
122.札幌雪祭りと北海道旅行 札幌・稚内・網走・久慈・盛


てびき

以下の2系統がある。以前はほかの系統もあったが、以下の2系統を残してすべて廃止されてしまった。
(1) 函館駅のずっと東の方にある湯の川から西に進み、五稜郭公園、函館駅前、十字街を通り、右に曲がって北に進み、函館どっく前に至る系統。
(2) (1)と同様に湯の川から十字街まで進んだ後、(1)と分かれて左に曲がって南に進み、谷地頭(やちがしら)に至る系統。

沿線は観光地である元町、五稜郭公園、温泉のある谷地頭、湯の川温泉などを通り、主に函館を訪れる観光客などに使われているようである。
函館の中心街がそんなに広くなく、市街を通る乗用車があまり多くないため、市電が車の通行のじゃまになるといった理由で市電が廃止になることはないと思われる。
特に降雪時には公共交通機関の利用価値は高まるものと思われ、地元客も多く利用しており、いまのところまだまだ続くものと思われる。

箱根登山鉄道

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タイトル旅した場所
100.東京ミニ周遊券旅行その1 静岡・駒ヶ岳山上・都賀・高尾山口


改悪

先に残念な話から始める。

箱根湯本から小田原経由で小田急電鉄に乗り入れ、新宿もしくは地下鉄の千代田線に乗り入れる、特急料金がかかるロマンスカーは、従来小田原からの小田急電鉄の特急料金で箱根湯本から乗ることが可能だったが、2018年3月から、箱根登山鉄道の分の特急料金が200円必要になってしまった。残念なことである。

区間

東海道本線、東海道新幹線の小田原(おだわら)駅から西寄りに進み、箱根湯本を経由して、ケーブルカーの登り口の駅のそばにある、強羅(ごうら)に至る電化路線である。

小田原から強羅まではとても標高の差があるため、電車は数ヶ所の信号場で方向を変え、何度もスイッチバックして強羅まで登っていく。

以前は強羅から来た電車が小田原まで乗り入れていたのだが、現在は箱根湯本で必ず乗り換えが必要になってしまった。最近乗っていないのだが、もしかしたら小田原や箱根湯本で駅が改装されているかもしれない。

そして、そのころは箱根湯本から小田原まで来た電車のかなりの数が小田原から新宿まで小田急電鉄に乗り入れていたのだが、2018年3月から、小田急から来た小田原行き電車のうち特急料金不要の電車はすべて小田原止まりで箱根登山鉄道に乗り入れるのは特急料金がかかるロマンスカーのみとなった。

逆方向の箱根登山鉄道の小田原行きは、平日は1本のみ本厚木に、土休日は1本のみ新松田に乗り入れるほかはすべて小田原止まりとなった。

特急料金がかかるロマンスカーは相変わらず箱根湯本から新宿に直通している。2008年3月15日から、新宿行きに加えて、代々木上原から東京メトロ千代田線経由で北千住に向かう特急も走るようになった。ただし前述の通り特急料金は上がっている。

この電車は観光路線であり、東京からほど近い場所にある観光地である箱根の観光客をたくさん乗せていつも走っている。

自家用車で来る客もいることはいるのだが、とても混雑して渋滞することが多い。そのため電車がやはり便利である。

箱根は意外に観光地が広く、自家用車やバスでしか行けない場所も多いが、強羅周辺も温泉や宿が多く、沿線にも温泉や宿が点在する。

宿代がとても高いという印象が強い箱根であるが、多少安い宿も見つければあるらしい。

とにかく客の絶えない路線である。


2019年の水害で被害を受け、箱根湯本〜強羅間が運休となっていたが、2020年7月に復旧した。

阪堺電軌

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タイトル旅した場所
65.最後の往復割引航空券 日生中央・武庫川団地前・西田原本・浜寺公園・汐見橋


てびき

以下の2路線がある。
(1) Osaka Metro堺筋線の恵美須町(えびすちょう)駅のそばの地上にある恵美須町駅から南に進み、住吉、我孫子道(あびこみち)を通って浜寺駅前に至る路線で、阪堺(はんかい)線と呼ばれている。

ただし2009年7月から、恵美須町から浜寺駅前に直通する系統は朝晩に若干残るのみとなり、その他の時間帯は恵美須町を出た電車は我孫子道止まり、浜寺駅前を出た電車は住吉から(2)の系統に入って天王寺駅前に進むようになった。

(2) 大阪環状線の天王寺駅の南にある天王寺駅前から南、のちにやや南西寄りに進んで(1)の路線の住吉に至る路線で、上町線と呼ばれている。

2009年7月まで、天王寺駅前から住吉経由で(1)の路線に入る系統は我孫子道止まりであったが、2009年7月から浜寺駅前まで進むようになった。

さらに、2016年1月まで、住吉に来た電車の一部は住吉から1駅進んで住吉公園に進んでいたが、施設の老朽化に伴い住吉公園は廃止されてしまった。

以前は運賃の計算に独特のシステムを利用しており、大阪市内もしくは堺市内のみを利用する場合200円、大阪市と堺市をまたがって利用する場合290円となっていたが、2011年1月15日から値下げされ、大阪市と堺市をまたがって利用する場合も200円となった。非常にうれしいことである(2020年現在230円)。

時間帯によって直通しない駅に進む場合、住吉もしくは我孫子道で乗り換え券をもらい、それで各系統の乗り換えが可能となる。

JRと南海の間をぬって進む路線だが、駅の数は多く、お客もそこそこいるようである。

阪神電鉄

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タイトル旅した場所
65.最後の往復割引航空券 日生中央・武庫川団地前・西田原本・浜寺公園・汐見橋
112.ムーンライト九州と新宮夜行 北濃・九頭竜湖・厚狭・新宮・三河田原


てびき

以下の路線から構成されている。

(1) JR大阪駅の南の方の地下、JR北新地(きたしんち)駅のすぐ近くにある阪神の大阪梅田駅から西に進み、神戸高速鉄道の元町(もとまち)駅に至る路線。
(2) (1)の路線の途中の阪神尼崎(はんしんあまがさき)駅から南東に進み、JR大阪環状線・桜島線の西九条(にしくじょう)駅を通り、近鉄難波線の大阪難波(おおさかなんば)に至る路線。
(3) (1)の路線の武庫川(むこがわ)駅から南に進み、武庫川団地駅に至る路線。

阪神の大阪梅田駅の近く、元町駅の近く、および大阪難波駅の近くは地下を走るが、その他は地上を通る路線である。

並行して東海道本線が走っているが、昔はかなりJRより安い運賃のため遠距離客もたとえ時間がかかっても阪神電鉄を使っていたと思われる。しかし、最近は阪神・阪急・山陽電鉄および神戸高速鉄道が値上げしてしまったため、路線が複数社にまたがるデメリットがあらわれ、姫路~大阪の長距離客はほとんどJRを使うようになってしまった。

しかし2009年3月20日に(2)の路線の西九条~大阪難波間が開通し、それまで神戸方面からはJRか地下鉄の片方を使わざるを得なかったなんばに阪神のみで行くことができるようになったため、多少は客が増えるかもしれない。今後に期待したいところである。

(2)の路線は(1)の路線の途中の阪神の神戸三宮(元町の1駅阪神尼崎寄り)まで乗り入れており、近鉄難波線・大阪線・奈良線経由で近鉄奈良まで乗り入れている。そのうち「快速急行」と呼ばれる電車はかなりの時間帯で20分に1本走っているとのことである。


なお、1995〜1996年の時点では神戸三宮駅は神戸を付けず単に三宮という駅名で、大阪梅田も大阪を付けず梅田という駅名だったため、上記の「112.ムーンライト九州と新宮夜行」の旅行記では三宮と記述し、「65.最後の往復割引航空券」の旅行記では梅田と記述している。

比叡山鉄道

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タイトル旅した場所
127.関西のケーブルカー旅行その2 ウッディタウン中央・三木・鞍馬・比叡山坂本・二条


てびき

京阪電鉄石山坂本線の坂本駅の近くにある比叡山鉄道の坂本駅から数キロにわたって山を登り、仏教系の施設、延暦寺(えんりゃくじ)の近くにある延暦寺駅に至るケーブルカー路線である。

京都市内から直接バスで行く方が便利であるものの、ケーブルカーからは琵琶湖(びわこ)が見えるし、長いトンネルを通ったりしておもしろいので休日は客がけっこういる。

延暦寺からはバスで叡山ロープウェイの山上駅にも行くことができてながめもいいため、このケーブルカーもずっと続いていくと思われる。

△日立電鉄

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タイトル旅した場所
20.茨城の私鉄めぐり 鉾田・常陸太田・鮎川・阿字ヶ浦


てびき

水郡線の常陸太田駅のそばにあった常北太田(じょうほくおおた)駅から東に進み、常磐線の大甕(おおみか)駅を通り、常磐線の常陸多賀(ひたちたが)駅と日立駅の中間やや常陸多賀寄りにある鮎川駅に至る電化路線であった。

ぼくがはじめてここの電車に乗ったときはものすごく古い電車が走っていたが、2004年に乗った時は多少新しめの電車が走っていた。

水戸からそれほど離れていない場所を走っていた電車だったが、お客にはそれほど恵まれていない電車だったらしく、2005年3月31日に廃止されてしまった。

昔は貨物輸送でもしていたのかもしれない。

広島市電・市内線

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タイトル旅した場所
117.最後の西鹿児島発寝台特急はやぶさ 清輝橋・江波・人吉・谷山・西鹿児島


てびき

広島には広島電鉄という鉄道会社が運営する市電路線があみの目のようにはりめぐらされている。

その中で広島駅の西の方、山陽本線の西広島駅の近くにある広電西広島駅より東の路線は道路の中央にレールを敷いて安全地帯にある停留所をめぐって進む路線となっている。まとめて市内線と呼ぶ。

市内線には以下の8系統がある。

(1) JRの広島駅前から紙屋町(かみやちょう)東を経由し、南に向きを変えて広電本社前を通り、瀬戸内海航路の玄関口である広島港に至る路線。
(2) JRの広島駅前から紙屋町東・紙屋町西を経由し、広電西広島に至る路線。
ほとんどの電車は宮島線に乗り入れて広電宮島口に至っている。
(3) (2)の広電西広島から紙屋町西に行き、南に曲がって(1)の路線を通って広島港に至る路線。
(4) JRの広島駅前から西にちょっと進み、的場町(まとばちょう)で南西に向きを変え、比治山下(ひじさんした)を通って(1)の路線と合流して広島港に至る路線。
(5) JRの広島駅前から紙屋町東・紙屋町西を経由し、紙屋町西からしばらく進んだ土橋という停留所で西に向きを変えずに南に進み続け、江波(えば)駅に至る路線。
(6) (5)の江波駅からまっすぐ北に進み、土橋で(2)の路線といったん合流した後で十日市町という停留所で北に分岐し、JRの横川(よこがわ)駅前に至る路線。
(7) (1)の広島駅前と紙屋町東の中間にある八丁堀(はっちょうぼり)駅からまっすぐ北に進んで白島(はくしま)に至る路線。
(8) JRの横川駅前から南に進んで十日市町で東に向きを変え、紙屋町西で南に曲がり、広電本社前に至る路線。

この路線群は、やや市街地の中心より東寄りにある広島駅前と、市街地の中心の紙屋町東・紙屋町西を結んでいる。また、いくつかの観光地や瀬戸内海運輸の基地である広島港などを結んでおり、お客の絶えない路線である。

心配なのは、広島市内の自家用車の増加により、市電の定刻通りの運行に支障をきたし、お客が離れていくことだが、現在日本国内にある他の都市の市電と同様に、なんとか運行が成り立っている。いつまでも走っていてほしい路線である。

なお、以前は広島港は宇品(うじな)という駅名だった。駅のそばの港の名前としては宇品という名前は残っている。

また、紙屋町西と紙屋町東は、交差点をはさんですぐそばにある2つの停留所で、ぼくが乗った際は特に区別せず、(2)(5)の系統では「紙屋町の2つの停留所に連続して停車する」といった扱いになっていた。
しかしそれでは不便なのか、最近は東西の区別をするようになったわけである。

ぼくが乗った1996年~2000年はまだ東西の区別をしていなかったため、旅行記では単に紙屋町と記述している。

さらに、最近(7)の白島から八丁堀に来た電車のうち数時間に一本は、八丁堀から(5)の区間を通って江波に来ている。逆に江波から白島に行く電車も数時間に一本ある。

広島市電・宮島線

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タイトル旅した場所
97.寝台特急出雲・錦帯橋・ひかりレールスター 松江・備後落合・宮島口・岩国・新大阪
102.寝台特急はやぶさ往復旅行 広島・三段峡・広域公園前・宮島・錦町


てびき

広島には広島電鉄という鉄道会社が運営する市電路線があみの目のようにはりめぐらされている。

その中で広島駅の西の方、山陽本線の西広島駅の近くにある広電西広島駅から西、広電宮島口駅までを宮島線と呼ぶ。
広電西広島駅より東の路線は道路の中央にレールを敷いて安全地帯にある停留所をめぐって進むが、宮島線は専用軌道を電車が走り、お客を運んでいる。

ほとんどの宮島線の電車は、広電西広島駅から東に進み、広島駅まで乗り入れている。

宮島口には公営ギャンブル施設もあるらしく、その施設を使う人がたくさん利用する路線である。
また、並行する山陽本線より時間はかかるが運賃が安いし停車する駅も多いため、利用するお客はたいへん多い。

また宮島口にある港から出る船で宮島に渡るお客もこの宮島線を使うことが多く、とても繁盛している路線である。