Sorry, Japanese only!

JR以外の路線・き~く(近鉄以外)

紀州鉄道

リンク

タイトル旅した場所
126.三重県のねこ・和歌山の鉄骨飲料 賢島・西御坊・加太・貴志・平端


てびき

和歌山県にある紀勢本線の御坊(ごぼう)駅から太平洋の方向に進み、紀伊御坊を通り、終点の西御坊に至る非電化路線である。

千葉県の芝山鉄道に次いで路線長の短い路線であり、西御坊付近は御坊市の市街地となっている。そのためお客は多少は多い。おもに高校生が多い。

しかし御坊市近辺はすでに車社会となっており、いつまでこの路線が続くかはわからない。事実、紀州鉄道の近辺では有田鉄道などが廃止されている。

それでも新型の列車などを導入しており、がんばって続けていこうという心意気の感じられる路線である。

北大阪急行

リンク

タイトル旅した場所
65.最後の往復割引航空券 日生中央・武庫川団地前・西田原本・浜寺公園・汐見橋
93.近鉄特急と大阪の地下鉄 松阪・大和西大寺・生駒・コスモスクエア・三ノ宮


てびき

大阪府北部、Osaka Metro御堂筋線の江坂駅から北方向に進み、大阪高速鉄道(モノレール)の千里中央駅に至る路線である。

すべての北大阪急行の電車は、Osaka Metroの御堂筋線と直通運転しており、御堂筋線の南端、なかもずまで乗り入れている。

直通運転はしているがOsaka Metroとは別会社であるため、運賃は江坂の南北で打ち切り計算する。しかしあまり運賃を上げると並行するバスにお客を取られるかと思ったのか、北大阪急行相互の運賃は100~140円と格安である。もっとも千里中央から乗るお客は最低でも御堂筋線の新大阪まで乗るお客がほとんどのため、お客はそれほど北大阪急行が安いとは感じていないかもしれない。

千里中央はけっこうな規模の衛星都市となっており、商店街もあり、住宅もある。

だから平日の朝晩は御堂筋線並みとはいかなくとも、そこそこにお客が多いものと思われる。

北九州高速鉄道

リンク

タイトル旅した場所
67.若松の渡し船・平成筑豊鉄道 西戸崎・若松・企救丘・田川後藤寺・行橋
106.台風の翌日スカイマークに乗る 下関・城野・大牟田・祇園


てびき

山陽新幹線の小倉駅から、北九州市内を通って企救丘(きくがおか)に至る跨座(こざ)式モノレール路線である。

市内の多少JRから遠かった場所に、細かく駅を設置して通っているので、かなりお客が多い。

企救丘の近くにはとある宗教法人の施設がある。宗教法人は金払いが良いので交通機関は宗教法人と仲良くしておくと経営安定化にはいいかもしれない。

△北近畿タンゴ鉄道

リンク

タイトル旅した場所
115.急行砂丘と急行かすが 鳥取・福知山・天橋立・門真市・奈良


てびき

以下の路線から構成されていた。

(1) 舞鶴線の西舞鶴から北寄りに進み、西寄りに向きを変えて宮津・天橋立を通り、網野・久美浜を通って山陰本線の豊岡駅に至る路線。宮津線と呼ばれていた。
(2) 山陰本線・福知山線の福知山から北寄りに進み、(1)の途中の宮津駅に至る路線。宮福線と呼ばれていた。

(2)の路線は全線電化されていた。(1)は途中の宮津~天橋立のみ電化されており、西舞鶴~宮津、天橋立~豊岡は非電化であった。

もともとは、(1)は国鉄宮津線であったが、お客はそれほど多くなく、「国鉄としては廃止しなければならない路線」になっていた。
(1)の路線を鉄道として存続させるには新しい会社を設立する必要があったわけだが、まず国鉄末期に(2)の路線が北近畿タンゴ鉄道として開業し、のちに(1)も北近畿タンゴ鉄道に編入された。

いちおう観光地ではあり、天橋立もその1つなのだが、駅から離れており、さらに経ヶ岬(きょうがみさき)などの観光地をめぐる場合乗用車・観光バスの方がどうしても便利なため、お客は国鉄時代から2015年3月31日までそれほど多いわけではなかった。

特急が京都から来ており、おもに電化路線である(2)の路線経由で宮津や天橋立まで来ていた。非電化区間も天橋立~豊岡間には特急は通るが数は多くなかった。普通列車も数時間おきに通っていた。

以前は大阪からも特急が福知山線経由で天橋立まで来ていたが、2011年3月に新型特急「こうのとり」が走るようになると普通列車特急ともに原則として福知山線から北近畿タンゴ鉄道への乗り入れはなくなり、多客期の臨時列車のみ乗り入れるようになっていた。それ以外の時期は大阪方面から宮津・天橋立方面に進む場合必ず福知山で乗り換えが必要になっていたわけである。

以前は北近畿ワイド周遊券で乗ることができた。北近畿ワイド周遊券がなくなった1998年から2013年まで15年続いた「周遊きっぷ」という制度では、最後の1年を除く14年間、「北近畿ゾーン」で全線乗ることができ、特急の自由席に特急券なしで乗ることができていた。

2015年3月31日をもって北近畿タンゴ鉄道は廃止され、代わって「京都丹後鉄道」という会社が2015年4月1日から(1)(2)の路線を運営することになった。

しばらくはそのままのダイヤで運行されるが、遠くないうちに列車数やJR西日本への乗り入れ状況が変化する可能性がある。じっくり見守りたい鉄道会社である。京都丹後鉄道が乗り放題のきっぷが新たにできる可能性もある。

京都市営地下鉄

リンク

タイトル旅した場所
127.関西のケーブルカー旅行その2 ウッディタウン中央・三木・鞍馬・比叡山坂本・二条


てびき

以下の2路線から構成される地下鉄である。

(1) 京都駅の南の方にある、近鉄京都線の竹田駅から北に進み、京都、烏丸御池、北山を通り、国際会館に向かう路線(烏丸(からすま)線)。
(2) 京都駅の南の方にある、JR奈良線の六地蔵(ろくじぞう)駅の近くにある六地蔵駅から北に進み、醍醐(だいご)、山科を通り、西に向きを変えて三条京阪、烏丸御池、山陰本線の二条駅を通り、太秦天神川(うずまさてんじんがわ)に至る路線(東西線)。

(1)の路線は竹田駅から近鉄線に乗り入れ、近鉄奈良駅まで至っている。
(2)の路線には京阪の京津(けいしん)線がびわ湖浜大津から御陵(みささぎ)駅(山科~三条京阪の間にある)で東西線に乗り入れている。

以前は(2)の乗り入れ電車は、京都市役所前(三条京阪~烏丸御池の間にある)止まりであったが、太秦天神川への延長を契機に太秦天神川まで乗り入れるようになった。

これらの路線は人口の多い市街地を通っているので、おもに地域住民の足として使われている。

京都に来た観光客が観光の足として使うことは、無理すればできないこともないが、京都には鉄道から若干離れた観光地が点在しているので、観光目的にはそれほど使われない路線である。

くま川鉄道

リンク

タイトル旅した場所
129.井原鉄道とくま川鉄道 阪大病院前・神辺・みどり中央・豊後森・湯前


てびき

熊本県の肥薩線にある人吉(ひとよし)駅と同じ駅舎にある人吉温泉駅を出て、湯前(ゆのまえ)駅に至る非電化路線である。
球磨川(くまがわ)に沿って走る路線なのだが、肥薩線からは球磨川が見えるのに、くま川鉄道からは直接球磨川を見ることができない。

沿線はかなり広い盆地であり、農耕に適した豊かな土地のようである。

残念ながら平日、休日にかかわらず高校生くらいしか使用しない路線である。

JRではなく第三セクターであるため青春18きっぷや秋の乗り放題パスでは乗れない。ほとんど地元の人間しか使わない路線となっている。

1999年の時点では人吉温泉駅はJRと同じ人吉という駅名だったので上記の旅行記では人吉と表記している。


2020年7月の水害により線路が壊れ、全区間で運休している。

熊本市電上熊本系統

リンク

タイトル旅した場所
116.高千穂鉄道と南阿蘇鉄道 伊野・宿毛・高千穂・高森・私市


てびき

熊本市内のやや南の方にある健軍町(けんぐんちょう)という駅から、水前寺公園、豊肥本線の新水前寺駅前を通って北に進み、熊本の中心、辛島町(からしまちょう)を通り、そこから田崎橋系統と分かれてまっすぐ北西に進み、鹿児島本線の熊本駅の1つ北の上熊本(かみくまもと)駅前に至る路線である。

なんでも床の低い車両が数台あるという話だが、それを知ったのは旅行から帰ってからのことだった。

2019年現在市電が使える1日乗車券があることはあるが、1997年と若干ルールが違い、バスに乗れないが安いものと、バスに乗れるものがある。コインで日付をこすって使用するタイプの乗車券である。
バスに乗れる1日乗車券は1997年と異なり、熊本市営バスだけでなく「電鉄バス」「産交バス」にも乗れる。乗れる範囲が狭いものや広いものがある。詳細はウェブサイトを参照のこと。


なお、上熊本駅は2019年9月までは「前」がついて上熊本駅前だった。しかし上記の旅行記では前をつけずに上熊本と記述している。あまり気にしていなかった。

熊本市電田崎橋系統

リンク

タイトル旅した場所
116.高千穂鉄道と南阿蘇鉄道 伊野・宿毛・高千穂・高森・私市


てびき

熊本市内のやや南の方にある健軍町(けんぐんちょう)という駅から、水前寺公園、豊肥本線の新水前寺駅前を通って北に進み、熊本の中心、辛島町(からしまちょう)を通り、そこから上熊本系統と分かれて南西に曲がり、川のそばの狭い道を通って熊本駅前を通り、ちょっと南の田崎橋(たざきばし)に至る路線である。

田崎橋行きが突然熊本駅前止まりになることもあるので注意が必要である。

熊本電鉄上熊本-北熊本

リンク

タイトル旅した場所
116.高千穂鉄道と南阿蘇鉄道 伊野・宿毛・高千穂・高森・私市


てびき

熊本県のJR鹿児島本線の上熊本(かみくまもと)駅(熊本駅の北1つとなり)から熊本電鉄間の藤崎宮前~御代志間の北熊本駅に至る短い路線である。

1997年の時点では1日に数回上熊本から北熊本経由で御代志まで乗り入れている電車があったが、2019年はすべて上熊本~北熊本間を折り返し運転している。

熊本電鉄藤崎宮前-御代志

リンク

タイトル旅した場所
116.高千穂鉄道と南阿蘇鉄道 伊野・宿毛・高千穂・高森・私市


てびき

熊本市内の他の交通機関のない藤崎宮前(ふじさきぐうまえ)から、熊本市北部の郊外にある御代志(みよし)まで、市街地をぬって走る路線である。
市電ネットワークがもう少し充実していた頃には、もしかしたら藤崎宮前にも市電の駅があったのかもしれない。

通勤ラッシュの時間帯を除き、自転車、および車椅子が自由に載せられるのが特徴である。

鞍馬山

リンク

タイトル旅した場所
127.関西のケーブルカー旅行その2 ウッディタウン中央・三木・鞍馬・比叡山坂本・二条


てびき

叡山(えいざん)電鉄の終点の鞍馬から数百メートル歩いたところにある山麓駅から山上駅まで、わずか数十メートルを結ぶケーブルカー路線である。

山上駅には小さめの仏教系の施設がある。しかしこのケーブルカーは体の弱い人が使うという位置づけになっているらしく、ケーブルカー料金は「運賃」ではなく「仏教系の施設に支払うお金の一部」であるらしい。

いちおう国土交通省管轄の交通機関ではあるらしいが、それほど仏教系の施設はケーブルカーを重要なものと考えていないのかもしれない。

△くりはら田園鉄道

リンク

タイトル旅した場所
78.秋田と宮城のローカル線 角館・鷹ノ巣・矢島・細倉マインパーク前


てびき

東北本線の石越(いしこし)駅から西に進み、細倉マインパーク前に至る非電化路線であった。

その昔、1990年代中期までは電化されており、栗原電鉄という名前で、終点付近の鉱山で取れた鉱石を運搬する貨物列車がおもに走る路線であった。

しかし鉱山が閉鎖されて貨物輸送が廃止され、さらに電化施設が老朽化したためディーゼル化した方が更新費用がかからないという結論になったため非電化路線として生まれ変わっていたのである。

終点近くに細倉マインパークという観光施設を作り、観光客を呼び込もうとしていた。

しかし高校生以外の地元客に見放され、沿線の年輩の住民までめったに乗らない路線となっていたため、とうとう2007年3月31日に廃止されてしまった。

電化区間がディーゼル化した区間としては、廃止された名鉄の一部区間、肥薩おれんじ鉄道がある。肥薩おれんじ鉄道は電化施設は残され、貨物列車は電気機関車で運搬されているが人客が乗る列車はすべてディーゼル車である。

黒部峡谷鉄道

リンク

タイトル旅した場所
60.大混雑・黒部峡谷鉄道 十日町・魚津・宇奈月温泉・欅平


てびき

富山地方鉄道の宇奈月(うなづき)温泉駅から100メートル以上歩いたところにある宇奈月温泉駅から、川をさかのぼって欅平(けやきだいら)駅まで進むトロッコ列車路線である。
黒部ダムのある黒部川に沿って進む路線であるが、立山黒部アルペンルートの黒部ダムに行けるわけではない(正確には、「一般の客に開放されているわけではない」と言うべきだろう)。欅平から黒部ダムまでの間は、通常は黒部ダム関係者しか通ることはできない。

もともとこの路線は黒部ダムなどの関係者が移動するための路線であり、だから「関係者用の列車」と「一般客用の列車」が混じったダイヤになっている。

一般客用の列車にも特別料金が必要なシートの良い車両と、背もたれもない席の車両がある。

もともと関係者用の路線なので、路線自体はあまりりっぱなつくりにはなっていない。トロッコ列車は窓がなく、トンネルを通る時はトンネルから水が車内にしたたり落ちてくるのだ。

この路線は標高も高く、冬季は積雪が多いため休業する。

観光路線であり、沿線は空気のいい場所で始発の宇奈月温泉ばかりでなく鐘釣(かねつり)にも温泉があるので営業時はお客が多いことが多い。きっぷも窓口に並んで何十分も待ってようやく買えることが多い。

いわゆる観光バス旅行の一部に組み込まれることが多い路線である。

黒部ケーブルカー

リンク

タイトル旅した場所
91.立山・黒部アルペンルートと特急白山 信濃大町・室堂・和倉温泉・氷見・城端


てびき

富山と長野の県境の富山側、黒部ダムの西にある黒部湖駅から、地下をくぐりぬけてロープウェイ駅でもある黒部平駅に至るケーブルカー路線である。

ケーブルカーには一部トンネルや地下を走る路線が全国にあるが、全線にわたって地下を走るのはここのほかは青函トンネル記念館のケーブルカーくらいである。

このケーブルカー自体は地下を走るためそれほど外の天候の影響は受けないのだが、このケーブルカーに接続する黒部平~大観峰の立山ロープウェイがけわしい場所を通り冬季休業のため、黒部ケーブルカーも冬季休業である。

なにしろ観光路線であり、黒部ダムや室堂(むろどう)のすばらしい景色に通じる場所なので営業時はお客が多いことが多い。

いわゆる観光バス旅行の一部に組み込まれることが多い路線である。

なお、黒部湖駅から黒部ダムを渡ってみやげもの屋をぬけた先にある黒部ダム停留所からは、2018年11月まで県境をまたいで長野県の扇沢(おうぎざわ)停留所まで関電トロリーバスが運行されていたが、廃止されてしまい、2019年春からはバッテリーでモーターを動作させて運行するバスが走る予定になっている。