Sorry, Japanese only! (1999年2月その2)

80.たまったマイルでケーブルカー

説明

背景

実はぼくは、「67.若松の渡し船・平成筑豊鉄道(1997年5月その1)」「128.最後の一般周遊券旅行(1998年2月)」の旅行で日本エアシステムを使った際に、JASカードを作ってマイルをためていました。それがマイルボーナスやポイントボーナスなどで、意外に早く1万マイルになったのです。

ずっとカードを使っていこうかとも思いましたが、残念ながらJASカードができた時から続いていたマイル2倍カウント制度が、JAS・ANA・JALそろってこの春に廃止になることがわかりました。

そしてもう1つ、今後特定の祝日が月曜に固定されて「ハッピーマンデー」という3連休倍増計画が持ち上がっていることを知りました。

ハッピーマンデーとJASカードがどう関係するのかということですが、おおいに関係ありで、JASでマイレージをためてもらえる無料航空券は、羽田発だと3連休は使えないのです(1999年現在)。

だから3連休が増えると無料航空券が使えない期間が増えてしまうことになります。

それから、去年から今年にかけて、スカイマークエアラインズとか、エアードゥーとかができているので、もう今後そんなにJASにも乗らないだろうということもあります。

そしてぼくがJASカードに加入したのが「67.若松の渡し船・平成筑豊鉄道(1997年5月その1)」のすぐ後ですから、ぐずぐずしていると次の年会費を払うことになります。ですので早いうちに無料の旅行をして、さっさとJASカードを解約してしまおうということになりました。


計画1

いつにするかいろいろ考えましたが、どうせなら青春18きっぷが使えない期間がいいので、2月の終わりにすることにしました。場所は1万マイルで行ける場所ということで高松にしました。

実はあとあとこの旅行をすることを予期して、高松の近くにある2つのケーブルカー、屋島登山鉄道と八栗(やくり)ケーブルに乗っていなかったのです。それに香川県にある琴平電鉄にも、1996年に琴平から高松築港(たかまつちっこう)まで乗っただけで、残りに乗っていません。土日で往復すれば琴平電鉄と2つのケーブルカーに乗れます。
そんなわけで旅の大枠は決まりました。


計画2

大枠は決まりましたが、細かい所で気になることがあります。それは、残った琴平電鉄を乗るのに際して、長尾という駅と志度という駅をなんとか近道できないか、ということがあります。

縮尺のおおざっぱな地図で見ると、長尾駅はJRの造田(ぞうだ)という駅に近そうです。
歩いて行けるかもしれませんが、道に迷うかもしれません。こういうことは今までに何度も経験があり、たとえばJR関西本線の加佐登(かさと)から近鉄の平田町まで歩いたりしています。

やはり今回は2万5千分の1の地図を買いたいと思い、地元の本屋で「志度」の2万5千分の1の地図を買いました。読み通り、長尾も造田も地図に掲載されており、これで徒歩の連絡が可能になりました。

あとは乗り歩く順番ですが、まず高松から長尾に行き、造田まで歩き、志度に行って琴電に乗り換え、志度から琴電八栗に行ってケーブルカーに乗り、つづいて屋島に行ってケーブルカーに乗ろうかと計画を立てました。


計画3

このように計画が立ったので、1999年2月は建国記念日を利用した九州旅行をすることに決めている(130.九州完全乗車旅行)にもかかわらず、その旅行の前に1万マイルを利用した無料航空券を申し込みました。

無事土曜の羽田発高松行きと、日曜の高松発羽田行きが取れました。

あとはホテルです。いったんはクレジットカードのホテルリストを見てとあるホテルを申し込んだのですが、どうも駅から遠そうだったので、キャンセルして、時刻表にあった駅から近そうな「高松ステーションホテル」を申し込みました。

こうして準備も整い、ぼくは寝過ごさないように金曜の夜は眠らずにすごし、土曜の朝を迎えて羽田空港に向かったのです。


補足

なお、この旅行から帰って翌日に、ぼくはJASカードを解約しました。

マイレージシステムは1999年当時と比較してかなり変更されており、JALは3連休でも無料航空券が使えるようになったとのことです。ANAの方も普通の3連休は使えるのですが、盆暮れゴールデンウィークについては2011年までは使えていましたが2012年から使えなくなったとのことです。
現在のシステムを以下のリンクで取り上げました。

最新の無料航空券 各航空会社の無料航空券獲得に必要なマイル数について説明しているページです。


日本エアシステム・羽田~高松

羽田空港

蒲田から乗ってきたバスは無事、羽田空港駅に到着した。扉をくぐったが人は少ない。ここは到着ロビーのようだ。エスカレーターを上がって出発ロビーに行こう。

京浜急行が羽田空港まで延びて以来、便利にはなったのだが、運賃がモノレール乗り継ぎより高くなったのが難儀なところだ。蒲田からバスに乗った方が多少安い。
でも時間がかかるから、時間に余裕があるときくらいしか使えない方法である。
幸いきょうは高松行きの航空機まで時間があるのでちょっとだけ節約したわけである。

出発ロビーに着き、JASの窓口にやってくる。今日はJASカードで1万マイルたまったので無料往復である。さてどういう手続きをすればいいのだろう。

とりあえずJASカードを出して、チェックイン機の前にいた係員に「無料航空券なんですが」と言ってみた。そうすると係員はカードを受け取って機械に入れ、なにやら操作してカードとJASの航空券を2枚、

「はい。」

とぼくに渡してくれた。ちゃんと「羽田→高松」「高松→羽田」と書いてある。まずは1仕事終わった。

X線検査を通る。今日は1泊しかしないので荷物は少ないから機内に持っていこう。さて指定された待合場所はどこだろう。あれ?見つからないなあ。

下り階段があった。階段のそばを見ると、どうやら指定された待合場所を含む約10個の待合場所はこの下らしい。ためしにおりてみると、伊丹や松山や福岡に行ったときには来たこともない待合場所があった。しかも窓の外にはスカイマークエアラインズでよく乗るバスがたくさん停まっている。ふーん、羽田空港にはこんなところもあったんだなあと思った。

しかも待合場所の一角には「タバコエリア」があり、喫煙者が固まっている。彼らのたばこのけむりが天井の穴に吸い込まれていく。とりあえずすわる。コンビニで買ってきた朝食を食べ、そのままとっぷりと高松行きを待った。


羽田~高松

やがていつものように行列を作る。航空券を通して目の前のバスに乗る。バスがいっぱいになると発車だ。バスは進んでいき、去年2月に福岡から羽田に着いたときに使った、伸びる通路と階段がある建物の前に停まった。

そしてバスを降りて建物に入り、階段を上がって通路を通って機内に入った。そして座席にすわる。窓ぎわだが主翼ですぐ下の景色が見にくい位置である。やがて離陸する。2週間前も航空機に乗ったからたいしたことはない。

水平飛行になったが、左側の席なので海しか見えない。それでも曇っているよりはいい。飲み物サービスがやってきた。今日はジャワティーにしよう。スカイマークばかり乗っていて、ひさしぶりのJASなのでりんごジュース以外の飲み物はなつかしい。

そのうち紀伊半島が見えてきた。伊勢から奈良を通り、大阪湾を通って高度を下げてきた。四国でもかなり山の中に来た。そして山の中の空港に着陸である。

新しい空港なので機体からは通路経由で出ることができた。小さな空港なのでたいして歩くこともなく、高松築港に行くバスまでやってきた。さあ、琴電+ケーブルカーの旅行の始まりだ。

琴平電鉄その1

高松空港~高松築港駅

高松空港に着いたぼくは、空港の建物を通り抜け、高松駅行きの連絡バスに乗り込んだ。

かなりいっぱい客が乗っているが、乗り切れない客はどうやらなさそうで、補助席を使い、若干の空席を残してバスは発車した。

空港の近くの道はかなり山の中といった感じで、高松市街からはかなり離れているようだ。左右に小高い山が見えた。

それでも道路は車がひしめきあっていて、にぎやかである。

そう言えば、今までぼくが使ってきた空港は、羽田、伊丹、松山、福岡だけで、けっこうもよりの駅から楽に連絡できるところばかりだった。

それに比べると高松は都市の駅からとても離れていて不便なようだ。

空港というものは、考えてみれば霧が出やすい場所ではいけないとか、風向きが1年を通じて安定している場所でないといけないとか、いろいろむずかしい条件があるのだろう。それを考えると駅から遠くてもしかたがないのかもしれないな、と思った。

長いことバスは進み、そのうち市街地に入っていった。高いビルの間を進む。

そしてバスはJR高松駅に停車する。ここでかなりの客が降りた。そして海岸沿いをちょっと進み、バスは琴平電鉄の高松築港(たかまつちっこう)駅に到着した。ここで降りる。


高松築港~長尾

3年ぶりに高松築港駅にやってきたが、なんだか工事中らしく、駅前のコンビニのあった場所が工事中の幕がかかった状態になっている。確実に時代は進んでいるらしい。

工事中の通路を進むと改札があり、自動券売機があった。長尾駅まできっぷを買い、改札を通って長尾行きの電車に乗った。お昼近いがあまりお客はいない。もちろんぼくみたいな東京から来た客なんていないだろう。やがて発車時刻が来て電車が発車する。

電車は瓦町(かわらまち)を過ぎ、3年前に通った琴平行きレールと分岐して左に曲がっていった。

やがて電車は市街地を離れていく。

そこから見えた風景は、小高い山々が左右に続いていく風景だった。

今まで見た路線の中では、気仙沼線あたりの景色が似ているような気がした。そのまま電車は進んでいく。途中お客はかなり降りていき、終点が近づくとすっかりお客がいなくなった。

そして大きな集落の中の駅、長尾駅に到着した。

今回の計画ではここからJR高徳線の造田(ぞうだ)駅まで歩く予定である。

さあ、歩こうと思い、改札を出て造田に向けて歩き始めた。

高徳線その1

長尾駅~造田駅1

琴平電鉄の長尾駅を出た時にはもう12時近くになっていた。
まずは予定通り、ここから高徳線の造田(ぞうだ)駅まで歩くことにした。

東京で買った2万5千分の1の地図「志度」を見ながら、まずは東に歩いた。

地図のとおり、集落が東へと続いていた。このあたりの人は、高松まで直通で行けるので便利そうである。そのまま大通りを走ると車とかあぶないので、大通りの1本北の道を進んだ。地図によればもうちょっとで北に曲がる大通りがありそうだ。

ようやく大通りにたどりついた。北に曲がってちょっとすると、地元の大きなスーパーが見えた。「まるなか」というスーパーだ。ぼくはいろいろ食料を買い込むことにした。

とんがりコーンが100円というお値打ち価格なので2つ買うことにした。そして大荷物となる。ぼくの旅行はこうやって食べ物で荷物がいっぱいになることが多い。弁当も買った。歩きながら食べることにした。

スーパーを出て、道を北にとぼとぼ歩くことにした。じきに集落から離れ、畑が続く風景となる。
なんとなく大通りばかり歩くのもなんなので右に曲がって細い道を進むことにした。

途中何度も犬にほえられた。なかなかうるさいやつらである。でも番犬の役目はきっちり果たしているようである。

大きな道は右にカーブしているらしく、再び大通りに出てしまった。


長尾駅~造田駅2

目の前に大きなうどん屋らしき建物が見えた。「山田屋」というらしい。さすが香川県である。
こんな駅から離れた場所でもうどん屋がやっていけるのである。

さらに進んだ。道はさらにカーブしており、東に向いている。とりあえずもう一度地図を出して場所を確認してみた。

ふとすぐそばを見ると、中年の男性が地図を見ているぼくを見ていた。なんだか不審人物でも見ているような雰囲気だ。こういう時は道でもたずねるのがいいだろう。

「造田駅はどちらですか?」

中年男性は東を指さしなにやら四国弁のような言葉を言っていた。まるで聞き取れなかったが、とりあえず「ありがとうございました」と言っておいた。さて、まずは道なりに進もう。

しばらく畑の中の道を進むと、また集落に入っていった。そして「←造田」の看板もあった。
どうやらこの曲がり角を曲がると造田に行けるようだ。


造田~志度

曲がり角を曲がってまっすぐ北に進む。すると駅前広場が見えてきた。なんとか造田駅に到着したようだ。まずはめでたい。

オレンジカードで志度までのきっぷを買ったが、まだ次の高松行きまで30分ある。

駅のそばに郵便局があったのでお金でもおろそうかと思ったが、もう12時を過ぎており、ここの郵便局は12時でCD機も運用停止になってしまうのである。しかたがない。ホームに入り、弁当の残りを食べることにした。ゴミを捨てる。また荷物が軽くなった。

なにもない造田駅でディーゼル車を待った。そしてようやくやってきた。今やどこにでもあるこざっぱりした整理券の出るディーゼルカーである。

わずか2駅であるが、乗ることにした。土曜の午後ではあるが、通学とは逆方向らしく、そんなに高校生は乗っていない。

オレンジタウンを過ぎた。北に進んでいるが、地図で見た通り山が左に迫ってきた。

さらに進み、志度に到着である。造田より多少は大きな町のようである。

ディーゼル車を降り、きっぷを渡して改札を出た。
地図にあったとおり、琴電志度駅はJRの駅のすぐそばにあった。ぼくは駅前広場を横切って琴電の駅へと向かった。

琴平電鉄その2

琴電志度~琴電八栗

琴電志度駅に行き、自動券売機の前まで来た。

今日はこれから八栗(やくり)ケーブルに乗るつもりである。
もより駅は琴電八栗駅なので琴電八栗まできっぷを買ってホームに行き、停車していた電車に乗った。高松築港から長尾まで乗った電車と似たような電車だった。やがて発車する。

じきに電車から海が見えてきた。

今回の旅行でははじめての海となる。

やっぱりなんとなく海が見えると安心する。

そしてまた電車は内陸に入っていった。畑の続く平野を走り、やがて集落に入った所で琴電八栗駅である。電車を降り、きっぷを渡して改札を出た。


かわいいこ

琴電八栗駅はまちなかの駅だった。さてケーブルはどっちに歩いたらいいだろう。

案内図を見つけた。なるほどなるほど。この細い道を進めばいいらしい。

歩こうと思ったら、かわいいねこを見つけた。

今回の旅行では、こういう時のために煮干しを持ってきている。煮干しをねこに見せてみよう。
近寄ってくれるかなあ。

ねこの前で煮干しをひらひらさせてみた。やった!近づいてきた。

煮干しを食べているねこをなでてみた。う~ん、いいこだなあ。

ねこをなでて満足したところで進むことにした。


琴電八栗駅~ケーブル登山口駅

細い道を進むと大通りに出た。大通りを渡るとなんとなくそれっぽい道が上り坂となって続いている。ぼくはその道に進んでみた。

進むと道はかなりけわしい上り坂になってくる。
そして道はだんだんと曲がりくねってきた。
なんのこれしきと思い、さらに進んだ。

途中、お昼に長尾から造田まで歩いた時に見つけたうどん屋と同じ、「山田屋」といううどん屋を見つけた。

こんな所にうどん屋があるのか、ほんとにお客がいるのかなあと思いながらぼくはさらに先へと進んでいった。道はけわしくなっていく。

さらに登って、登った。

ようやく八栗ケーブルの登山口駅に着いた。ここから山上駅まで往復しようと思い、ぼくはケーブルの駅に近づいていった。

八栗ケーブル

のぼり

八栗ケーブルの登山口に着いてはみたものの、お客らしい人は2~3人しかいない。

今まで数多くのケーブルカーに乗ってきたが、お客の数は極端に多いか、極端に少ないことが多かった。それだけいろいろなケーブルカーがあるのだろう。このケーブルは客が少ないケーブルのようだ。

窓口で往復のきっぷを買い、しばらく待った。他のお客がやってきたが、全員合わせても5~6人にしかならない。やがて発車時刻になり、ケーブルカーに乗った。もちろん楽にすわれる。

ドアが閉まり、発車である。

いつもの通り、ずいずい登っていく。

下の方をながめると、けっこういい景色である。もともと登山口が平野からかなり登った場所にあるので、その分を加算した形でながめがいいのである。

左側に登山道がある。歩いている人がいる。その気になれば、東京の高尾山のケーブルと同様に歩いて登ることもできそうである。

ケーブルカーは登りきり、頂上駅に着いた。みんな降りる。


参拝

静かな場所である。みやげもの屋があった。みやげもの屋の前を通るとおばちゃんに呼び止められた。

「どこから来たの?」
「東京です。」
「おや、遠いところからどうもね。」

そんなふうにしてみやげもの屋の前を過ぎ、進んでいった。

それにしても雰囲気のいい所である。

お寺のような、さいせんをあげる場所がそこここに並んでいるのだ。

3年前に行った大阪と奈良の県境にあるの信貴山(しぎさん)を思い出した。あそこほど大規模にお寺が並んでいる場所とは違い、こじんまりとしていてお客も少ないが、そのお客の少なさが隠れた観光地といった感じでいいのである。

とりあえずひととおりお寺の数々を見てみた。さいせんを2回に分けて5円ずつ入れた。


くだり

そしてまたケーブルカーの頂上駅に戻ってきた。

どうやら歩いて降りる道はあるようだが、きっぷは往復買っているし、やっぱり帰りもケーブルカーで帰ることにする。行きよりお客は少なく、2~3人である。

待っていると案内され、ケーブルカーに乗ってすわる。そして発車である。

登った時にたどった道を降りていく。登山道も見える。

ながめの良い平野を見ながらケーブルカーは降りていく。そして登山口駅に到着。

ケーブルカーを降り、改札を通り、駅前の広場に出て深呼吸した。さあ、ここから琴電の駅までまた歩きである。ぼくは歩き始めた。

琴平電鉄その3

夕食

八栗(やくり)ケーブルの登山口駅を出て、琴電八栗駅までの長い坂道を降りていく。

途中、行きにも見た山田屋といううどん屋の前に来た。

なんだか疲れたし、ここでうどんでも食べようと思った。

駅から離れたところなので、ぼくの他の客はもちろんみんな車だろう。

入って席にすわる。ここのうどん屋は4~6人用の部屋がたくさんある構造らしい。
土地がいっぱいある郊外の店だからできる芸当なのかもしれないと思った。

天ぷらうどんを注文してしばらくまどろんだ。

そして天ぷらうどんがやってくる。食べた。もちろんうまい。こんな不便な場所にあるのだから、うまくないとやっていけないだろう。

どうしてこんな場所にうどん屋があるのか疑問だが、いい水でもわいているのかもしれないなあと思いながらうどんを食べ終えた。さあ、まだ歩きだ。店を出て下り坂を進む。

さらにおりた。そして行きと同じ道を歩いていった。


琴電八栗~高松築港

着いた着いた。琴電の駅に着いた。

今日中に屋島のケーブルに登ることもできそうだが、今日は早い航空機に乗るためきのうあまり寝ていないこともあってすっかり疲れており、どうせ今からケーブルに登っても日が暮れると思ったので、屋島はあした登ることにした。今日はまっすぐ高松築港(たかまつちっこう)に行って宿に行き、眠ることにした。

自動券売機で高松築港まできっぷを買い、ホームに行った。

ぼーっと電車を待ち、来た電車に乗った。
電車は発車し、すぐに小さな街を出て畑の続く平野を進んだ。

平野をしばらく進むとどうやら高松の市街地に入ったようである。
そして電車は終点の瓦町(かわらまち)に着いた。まずはここで降りる。

ここで高松築港行きに乗り換えである。エスカレーターを昇ると、上にはなぜか東京駅の京葉線に乗る時に使うような動く歩道があった。古い電車には似つかわしくない設備である。

迷路のような道を曲がってなんとか高松築港行きのホームに来た。しばらく待つと電車がやってきた。さっきの電車も今乗る電車もあまり混雑していなかった。

電車は進み、3度目の高松築港に到着した。きっぷを渡して改札を出た。


就寝

さて、今夜の宿の高松ステーションホテルを探さなければならない。なんとなくJRの駅まで行けば案内図でもあるかもしれないと思い、行ってみることにした。

はじめて高松に来た5年前と比べると、かなり西に移動してしまったJRの駅まで歩いた。案内図は…あった。

JR高松駅にあった駅前案内図の中に高松ステーションホテルを見つけ、駅前の大通りを渡って細い道に入り、曲がった。すると細い道に沿って高松ステーションホテルを見つけた。まだ5時だが、チェックインしよう。

部屋に入った。6時から7時まで見たいアニメがあったのだが、きのうはほとんど寝ていないためベッドに横になるととたんに眠ってしまい、気がつくと午後8時を過ぎていた。まあしかたないかと思い、風呂に入ることにした。

さっき山田屋でうどんを食べたことだし、もう今日はこれ以上夕食を食べることもないかと思い、風呂から出るとすぐに寝ることにした。あしたは屋島のケーブルカーに乗ろう。
おやすみなさい。

関連リンク