JR以外の路線・近鉄・あ行~さ行
△伊賀線
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近鉄大阪線の伊賀神戸(いがかんべ)駅から北に向かって上野市を通り、JR関西本線の伊賀上野に至る路線であった。
上野市駅付近が市街地なのでそれなりにお客がいた。なぜか列車は伊賀上野~上野市、上野市~伊賀神戸で分かれており、伊賀上野から伊賀神戸まで列車に乗ろうとすると上野市でかなり待たされていた。
客が少ないのであろう、2007年9月30日に近鉄の籍を離れ、「伊賀鉄道」として経営が近鉄から分離されてしまった。
今後も線区ごとの経営分離は進むものと思われる。
生駒線
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近鉄奈良線・けいはんな線の生駒駅から、関西本線の王寺駅に至る路線である。
奈良県の丘陵地帯を走る路線で、お客が少ないせいか車両数は少ない。
△内部線
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「きんてつうつべせん」と読む。
近鉄八王子線の日永から南に進み、内部(うつべ)に至る路線であった。電車はすべて日永から近鉄四日市に乗り入れていた。
全国でも数少ないナローゲージ(軌間762mm)の路線であり、車両の幅も狭い電車が走っていた。
特に大きな観光地があるわけでもなく、沿線の住民しか使わないようであった。
客が少ないのであろう、2015年3月31日に近隣の近鉄八王子線とともに近鉄の籍を離れ、「四日市あすなろう鉄道」として経営が近鉄から分離されてしまった。
今後も線区ごとの経営分離は進むものと思われる。
大阪線・難波線
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御堂筋線や南海電鉄の難波駅の近くにある、阪神なんば線の大阪難波駅から東に進んで大阪上本町(おおさかうえほんまち)、鶴橋、布施を通り、南東に進んで大和八木を通り、東に進んで名張(なばり)を通り、近鉄名古屋線や近鉄山田線の伊勢中川駅に至る路線である。
大阪上本町駅は地上ホームと地下ホームの2層構造になっており、地上ホームは鶴橋方面のみしかレールがなく、地下ホームのみ大阪難波に通じている。
大阪難波から大阪上本町までが難波線で、大阪上本町から先が大阪線なのではないかと思われるが、某経路探索ソフトでは難波まで近鉄奈良線になっている。
特急券が必要な特急が走っており、大阪難波からは伊勢中川駅のそばにある、伊勢中川駅を通らずに名古屋線に抜けるレールを通って近鉄名古屋まで走っている。
また大阪難波駅が手狭なため、大阪上本町から伊勢中川経由で近鉄山田線・鳥羽線・賢島線(かしこじません)を通って賢島まで特急が走っている。さらに賢島からは大和八木まで大阪線を通り、大和八木の北西を半円を描くように進むレールを通って近鉄橿原線(かしはらせん)、京都線を通って京都まで通っている。
特急以外は大阪難波から出る列車はすべて近鉄奈良線の方に向かい、布施から大阪線方面に進む特急以外の列車はすべて大阪上本町発である。2009年3月20日以降もこれは変わらない。
この路線はとにかく近鉄の生命線と言える路線であり、特急もそれ以外の列車もたくさん走っていてお客は通勤時間帯は多い。しかし名張~伊勢中川間は多少お客も少なく列車も少ない。ここ10数年消費税を除いてJRは値上げしていないため、ひょっとしたら近鉄は値上げとともにお客が少しずつJRに流れているのではないかと思われる。
なお、2009年3月19日まで、大阪難波は近鉄難波、大阪上本町は上本町という駅名だった。だから旅行記でも旧駅名で記述されている。
橿原線
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「きんてつかしはらせん」と読む。
近鉄奈良線・京都線の大和西大寺(やまとさいだいじ)駅から近鉄大阪線の大和八木を通り、近鉄南大阪線の橿原神宮前(かしはらじんぐうまえ)に至る路線である。
近鉄京都線に直通し京都に至る電車が多い。途中の平端(ひらはた)から近鉄天理線に乗り入れる電車もある。
特急券の必要な特急も走っており、京都から橿原神宮前に至る特急と、京都から大和八木の手前まで橿原線を通り、大和八木の北西にある半円形の渡り線を通って大阪線に入り、賢島(かしこじま)に至る特急がある。
残念ながらこの路線は軌間が1435mm、近鉄南大阪線は軌間が1067mmであるため特急は京都-橿原神宮前-吉野を直通することはできない。
京都線
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JR京都駅から近鉄奈良線・橿原線の大和西大寺(やまとさいだいじ)に至る路線である。
特急券が必要な特急が走っており、近鉄奈良・橿原神宮前・賢島まで行っている。特急券の不要な列車は近鉄奈良・橿原神宮前・天理まで走っている。また、途中の竹田から京都市営地下鉄に乗り入れて国際会館まで行っている列車もある。
京都と奈良を結ぶ路線はJR奈良線もあるが、近鉄の方が運賃が安いためこの路線はいつも混雑している。
けいはんな線
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Osaka Metro中央線の長田駅から東に進み、近鉄奈良線の生駒駅を経由して学研奈良登美ケ丘駅に至る路線である。
列車は中央線を経由して中央線のコスモスクエア駅に乗り入れている。
地下鉄に乗り入れている関係で、地下鉄以外の路線では珍しい第三軌条の路線である。
なぜか他の近鉄路線よりも1キロあたりの運賃が高く、おかげでこの路線の利用者は沿線住民か、中央線に用のある人に限られているようで、そのせいか近鉄奈良線は相変わらず混雑している。
なお、ぼくがこの路線に乗った時はまだこの路線は近鉄東大阪線と呼ばれていた。2006年3月に生駒~学研奈良登美ケ丘が延伸した際に長田~生駒も合わせてけいはんな線と呼ばれるようになった。
このため旅行記では近鉄東大阪線と書いている。
御所線
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「きんてつごせせん」と読む。
近鉄南大阪線の尺土(しゃくど)から南に進み、JR和歌山線の御所駅の200メートルほど西にある近鉄御所駅に至る路線である。
大阪にほど良く近い距離なので、大阪への通勤客がたぶん多い。
近鉄御所駅からは葛城山(かつらぎやま)へ行くロープウェイの登り口までバスが出ている。
信貴山口~高安山
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大阪府の東部、奈良県との県境にある近鉄の信貴山口(しぎさんぐち)駅から高安山(たかやすやま)に至るケーブルカー路線である。
近鉄信貴山口駅で電車を降りて数十メートル歩くとすぐにケーブルカー乗り場があるので乗り換えやすい。
ケーブルカーからは大阪の街を一望できる。全国のケーブルカーの中でも上位に入るながめである。
高安山駅からは信貴山門(しぎさんもん)までバスが出ている。高安山は大阪府にあるが、信貴山門は奈良県にある。
信貴山門から歩いて宗教関連の施設に行くことができ、そこそこお客もいる。
信貴線
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「しぎせん」と読む。
大阪府の東部、近鉄大阪線の河内山本(かわちやまもと)駅から東に分岐し、山沿いのケーブルカーの登り口である信貴山口(しぎさんぐち)駅に至る路線である。
短い路線なので、ほとんどケーブルカーに用がある人くらいしか乗らない路線であるが、ケーブルカーの先の高安山(たかやすやま)に集客力があるので土日にそれなりにお客の見込める路線である。
鈴鹿線
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近鉄名古屋線の伊勢若松から西に進み、鈴鹿市を通って平田町に至る路線である。
沿線には鈴鹿サーキットがあるが、イベントがある日以外それほど客があるとは思えず、普段は高校生くらいしか客がないと思われる。自動車が便利な土地である。