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Sorry, Japanese only! (1996年7月)

57.雨の鈴鹿線

説明

1995年の春と夏、1996年の春の旅行で名古屋近辺の地下鉄・名鉄は河和線(こうわせん)の富貴~河和間を除いてすべて乗ってしまいました。あとは三重県の近鉄をはじめとした路線です。

大垣行きの夜行で名古屋近辺に行き、できるだけ列車に乗り、その日のうちに東京に帰ってくる青春18きっぷ旅行で乗れる場所は全部乗ろうと思いました。この夏も青春18きっぷは1枚で5回分の形式なので、5回分の計画を立てなければなりません。

なんでも近江鉄道に第2・第4土曜日に乗り放題きっぷがあるそうなので、8月の第4土曜に行くことにしました。大垣行きに乗って、3年前に大阪パフォーマンスドールを見るために大阪の京橋に行ったときと同様に、大垣行きを岡崎で降りて米原行きに乗り換えることにしましょう。それからおととしの12月と今年の3月にやった、高速バス2本に青春18きっぷ旅行をはさんだ旅行を1つ、これは9月になってからにしましょう。

あと3回分のうち2回分を三重県の旅行にすることにしました。まず帰省を兼ねた旅行を考えました。
大垣行きに乗って三重県の私鉄に乗り、いつもより早く名古屋を出発し、東京までではなく東京を通り越して一気に帰省することにしたいと思いました。どうせ帰省には青春18きっぷを1回分使うことにしているのでそれを乗りつぶしにあてれば無駄がありません。これには三岐鉄道と近鉄北勢線をあてることにしました。地図を見ると三岐鉄道の伊勢治田(いせはった)駅と北勢線の阿下喜(あげき)駅が近そうなので歩こうかと思いました。

さて残りですが、近鉄鈴鹿線・近鉄八王子線・近鉄内部線(うつべせん)に乗ろうと思いました。これが今回の旅行です。なるべく効率良く旅行したいと思い、こういうプランを考えました。

加佐登(かさと)(徒歩)平田町-伊勢若松-近鉄四日市-西日野-日永-内部(徒歩)河原田

地図で見ると加佐登と平田町、内部と河原田って近そうなのでこう進むことにしました。

あとはムーンライトながらの指定席券です。今年の春、3月の終わりに小田原から岡崎までムーンライトながらに乗っていますが、ずっとトイレの前で立っていたので、今度は指定席に乗ろうと思いました。ムーンライトながらは名古屋まで指定席券を買おうとして満席でも、4~9号車なら小田原まで指定席券を買うとずっと名古屋まで乗れるので、買う時に7号車か9号車、小田原までと言って買いました。なんとか買えました。
こうして出発の日になり、ぼくは横浜へ東横線で向かったのです。

東海道本線その1

横浜駅

東横線の電車は、無事横浜駅に到着した。

大垣行きの夜行に横浜から乗るのは初めてである。3月にも乗った「ムーンライトながら」だが、あのときはためしに小田原から指定席券なしで乗ってみた。さすがにすわれなかったので、今回は指定席券を買ってみたわけだ。1ヶ月前に無事買うことができた。

東京からでなく横浜から乗るわけだが、ムーンライトながらは東京を夜23:43に発車して、横浜で12時を過ぎるのである。
ぼくがこれから使う青春18きっぷのルールとして、深夜12時を過ぎた最初の駅から使用を開始すればそのまま翌日深夜12時を過ぎて最初に停車する駅まで有効ということなので、横浜から乗るのである。

もちろん東京から乗ってもいいが、東京から乗る場合東京~横浜間のきっぷを別に買う必要があるので、それなら東横線で横浜に行った方がおとくなわけである。
従来は全車自由席だったので横浜から乗ると確実にすわれなかったが、ムーンライトながらになって指定席になったので横浜から乗ってもすわれる、というわけである。

横浜には何回か来たことがあるが、土日以外はめったに来ることはなく、しかもこんな午後11時に来るのは初めてだ。どこかコンビニとかあるといいのだが、そんな店もなさそうである。
金曜日なので人通りは多く、会社帰りの人が続々とJR改札前の広い通路を通り過ぎていく。これから帰る人たちが大部分であろう。
もちろんこれから青春18きっぷで旅行に出かける人たちが大挙しているなんてこともなく、 待合室っぽい場所も見あたらない。

うろうろしているうちに、パック旅行のパンフレットがたくさん置いてある場所に来た。
コインロッカーが近くにあり、けっこう人通りの少ない場所である。よし、時間までここにいようと思った。パンフレットを見て過ごした。
1994年2月の北海道の旅でも、夜行列車に乗る前に駅のパンフレットを見たことを思い出した。フルムーンの旅で定期観光バスに乗って列車に乗るプランがたくさんあったことを思い出す。

そんなふうに過ごすうちに11時40分になった。ムーンライトながらの横浜発はだいたい0時10分であるが、もう改札に入れるかな?
ぼくは有人改札に行って、青春18きっぷと指定席券を見せてみた。そうしたら駅員は11時50分になったら改札するのでまた来てくれと言われた。そんなわけでパンフレット置き場でまた待つ。


横浜~浜松

11時50分になり、ようやく改札となった。ちゃんと翌日の日付を入れてもらう。改札を通る、ちょっとトイレに行っておこう。
あれ?なんだかお金を入れるところがある。有料トイレか。
でも別にお金を入れなくてもいいようだ。10円入れておこう。

ホームに出る。ちゃんと自分が乗る車両の前に行っておく。
この時刻の横浜駅は、残業帰りの人や飲み屋帰りの人でいっぱいであった。
向こうの方に京浜急行のホームも見える。向こうも混雑している。

そのうち午前0時になる。すると小田原行きが到着した。大混雑である。
降りる客もけっこういるが、同じくらい乗る人もいる。大変だなあと思いながら見送る。やっぱり席が指定されている安心感っていうのはいいなあと思う。

残業帰りっぽい人は消え、なんとなく大垣夜行に乗るっぽい若者がちらほらと見かけられるようになった。やっぱり青春18きっぷを有効に使うには横浜から乗ると便利なので、横浜から乗る人がけっこういるようだ。そして0時10分が過ぎて、いよいよムーンライトながらがやってきた。4ヶ月前に見たのと同じ車両である。

乗って自分の席に行くと当然ながらその席にはとなりの人の荷物が置いてあった。どかしてもらってすわる。
そしてながらは発車する。さすがに全車指定席はいい。大垣行きの電車がこんな雰囲気なのは初めてである。
もっとも小田原を過ぎるとこの車両も立ち客でいっぱいになるのだろう。いつか指定席が取れたら1号車か3号車の、名古屋までずっと指定席の車両に乗ってみたい。

電車は戸塚の、山の斜面に住宅が建ち並ぶ場所を過ぎていく。大垣行き夜行ではいつも満員の客ごしにしかこの景色が見られず、無事に見られたのは寝台特急さくらに乗った時くらいだったと思う。やっぱりリクライニングする座席にすわれるのはいいなあと思う。

そのまま小田原に着き、立ち客がおおぜいやってきた。ここからはいつもの大垣行き夜行の雰囲気である。
今日は眠れるので、立ち客にはかまわずぐっすり眠ろう。なにしろ大垣夜行にすわれたのは、ことし3月の2番目の旅行以来なのだから。おやすみなさい。


浜松~名古屋

目が覚めた。浜松である。

今日も浜松では多少長い時間停車する。しかし今年の3月以来、停車時間は短くなっている。
それでも停車時間を使って駅のトイレに行く人たち、ホームでたばこを吸う人たちがいる。コンビニに行く人たちもいるだろう。

ぼくはあまり立ち上がりたくなくなかったのでそのままでいた。ながら以前はけっこうトイレに行ったり駅の南のコンビニに行くことも多かったのだが。
そしてまた発車する。また寝ることにする。なにしろこの車両は名古屋止まりなので、名古屋で降りるぼくは安心して眠れるのである。

次に起きるともう明るくなっており、豊橋を過ぎているようである。
お客の中にも早朝の客っぽい人がいる。なんとなく縮こまっているようである。
明るい景色の中を進み、だんだん建物が増えていき、名古屋に到着した。通路側の席のぼくは早めに降りることにした。

ぼくはいったん改札の外のトイレに行くことにして、階段を下り、青春18きっぷを見せて改札を出た。

関西本線その1

名古屋駅

ムーンライトながらを名古屋で降りて、いったん改札を出てトイレに行く。

そしてまた改札を通る。なにしろ、今度乗る関西本線の亀山行きがものすごく混雑することは3ヶ月前に乗ってわかっているので、急いで関西本線ホームに行く必要があるのだ。朝食抜きになるが、まあなんとかなるだろう。

関西本線ホームにやってきた。お客は少なかったが、ムーンライトながらを降りたらしい客もいて、これから混雑しそうである。

しばらく待つと電車が到着した。亀山から来た電車がそのまま折り返すのである。名古屋で降りる客が降りた後で乗る。なんとか2人がけロングシートにすわれた。

はじめのうちは空席もあったが、発車が近づくと席が埋まり、立ち客も出た。そして亀山に向けて発車である。


名古屋~加佐登

3ヶ月前と同じく、鉄橋を何本も渡って三重県へと進んでいく。

今日は亀山までは行かず、途中の加佐登(かさと)で降りる予定である。これから乗ろうとしている近鉄鈴鹿線の平田町駅が加佐登から歩ける距離にあるようだからだ。

電車は四日市に停車する。降りる客も多いが、乗ってくる客も多い。高校生が多いようだ。今日は土曜日、たぶん終業式であろう。
3ヶ月前に乗ったときは気がつかなかったが、四日市から亀山の方向に通学する学生がかなりいるようである。

そこから先、停車する駅ごとに高校生が乗ってくる。毎日こんなふうなんだろう。
今日は青春18きっぷの客もいるし、たいへんそうである。そして加佐登に近づいたので立ち上がる。
なんとかドアに向かい、ドアが開くと乗ってくる高校生たちをおしのけて降りる。降りる客はぼくだけだった。

天気予報通り、小雨が降っていた。雨が激しくなって電車が止まらないといいなと思いながら、ぼくは平田町に向けて歩き始めた。

近鉄鈴鹿線

旅行記本文

名古屋から乗ってきた亀山行きの電車を加佐登で降りた。台風が近づいており、小雨が降っている。
これから近鉄の平田町まで歩こうと思っていた。地図では南東方向にあるらしい。ぼくは駅を出て、畑ばかりの風景の中を歩き始めた。

雨のせいか人通りは少ない。もっとも土曜日の午前中だから少ないのかもしれない。
4キロか5キロくらい歩いただろうか、家並みの多い場所に出た。そしてしばらくすると線路が、そして駅舎が見えてきた。平田町だ。

まずは近鉄八王子線の西日野まできっぷを買う。四日市にも津にも近いところなので、15分おきくらいに電車は出ているようだ。改札を通って伊勢若松行きの電車に乗った。もう通学時間帯は過ぎているのでお客は少ない。電車は発車し、畑と田んぼばかりの場所を進んでいく。そして終点、伊勢若松に着いた。電車を降りる。

近鉄四日市に行くのはここのホームで待っていればいいらしい。特急料金を払いたくないので、特急列車を何本か見送って特急でない列車に乗った。伊勢若松に停まる列車は必ず近鉄四日市にも停まるから楽である。

鈴鹿線よりかなりお客の多い電車であるが、風景はしばらくは鈴鹿線と同じである。しかしそのうち市街地に入っていき、近鉄四日市に着いた。ここで降りる。
ぼくは西日野行きの電車の案内を探すことにした。

近鉄八王子線

旅行記本文

伊勢若松から乗ってきた電車を近鉄四日市で降り、西日野行き電車の案内を探した。
どうやら西日野に行くにはいったん改札を出なければならないらしい。ぼくはきっぷを有人改札員に見せて、「西日野に行きます」と言って通った。
そのまま駅の中を少し歩くと別の改札があった。きっぷを見せて通った。そして西日野行きの電車に乗る。

その電車はロングシートの電車だったが、向かいのロングシートまでの幅がものすごく狭い電車であった。そうか、レール幅が762mmしかないから電車の幅も狭いんだな、と納得した。お客は学生が多そうだ。まだ朝9時くらいだけど、今日は終業式の日だから早く学校が終わるのだろう。

電車は発車した。市街地を走るが商店は少なく、どちらかというと住宅街だ。あまりお客が降りないまま列車は西日野に到着した。

学生たちが降り、住宅街に散っていく。ぼくは内部まできっぷを買い、ふたたび電車に乗った。近鉄四日市行きは西日野行きよりお客は少なかった。鈴鹿線より少なかっただろう。電車は走り、日永に着いた。ここで降りる。分岐駅にしては小さな駅で、ホームも小さかった。ぼくはホームで内部行きを待った。

近鉄内部線

旅行記本文

西日野から乗ってきた電車を日永で降り、内部行き電車を待った。
電車がやってきたので乗る。ほとんど西日野行きと同じ電車だった。お客は多少少ないと思った。
電車は進んでいく。だんだんと家並みがまばらになって、終点内部に到着した。お客が散っていく。

さてぼくは歩かなければならない。雨はやんでいたが、数時間前に加佐登から平田町まで歩いたのと同様に内部から河原田まで歩くのである。まっすぐ南、やや西に行くと河原田に行き着くようだ。ぼくは南に向かって歩き始めた。

畑の広がる道を歩いていく。見知らぬ土地を歩くのは楽しいものである。
レールが見えてきた。関西本線である。そして、まさに名古屋行きの普通の電車が通り過ぎていくところであった。電車が去っていく。しかたがないのでさらに歩いた。集落が見えてくる。

集落の中の道を歩くとようやく河原田駅が見えてきた。さて次の名古屋行きは何分待たなければならないのだろう。ぼくは駅の中に入り、時刻案内を見てみることにした。誰もお客はいなかった。

関西本線その2

河原田~四日市

近鉄の内部(うつべ)駅から歩いてなんとか河原田(かわらだ)駅までやってきた。

次の名古屋行きの電車は・・・どわーっ!1時間後だあ!

歩いている途中に見た電車から1時間あいていたのである。

でも、あれ?となりにもう1枚時刻案内がある。これは何だ?

「伊勢鉄道」と書いてある。津に行く時刻が書いてあって、となりに四日市行きの時刻もある。
そして駅をよくよく見てみると、この駅は地上に亀山行きと名古屋行きの電化されたレールのホームがあるが、それとともに通路を進んだ先の2階っぽい場所にもう1つ非電化のレールのホームがあるのだ。あれは津に行く伊勢鉄道のホームだろう。
すなわち、この駅から四日市に行く場合、列車によってどっちのホームの列車に乗るのか変わるので、それで時刻表を分けているようだ。

伊勢鉄道の方はなんとか10分後くらいに来るようなので、通路を進んで2階っぽい場所のホームに行った。お客はいない。
それでも待っていると亀山から先の紀勢本線・参宮線・名松線で走っているようなディーゼル車がやってきた。四日市行きである。乗って整理券を取る。ディーゼル車は発車する。

土曜日の昼前はお客も少なく、1両だけのディーゼル車は楽にすわれる。ディーゼル車はちょっと進むとすぐに地上におりて関西本線のレールと合流した。
そしてすぐに終点、四日市到着である。河原田の整理券を見せて青春18きっぷを見せて降りた。


四日市~名古屋

降りたホームはどうやら「切り欠きホーム」で、名古屋方面と亀山方面のホームは名古屋方向に数十メートルほど歩く必要があった。そして名古屋に行く列車がないか見てみた。
都合良く快速みえがやってくることがわかった。しばらく待つと快速みえがやってきたので乗る。
けっこうすいていて楽にすわれた。

快速みえは快適に関西本線を飛ばしていく。朝と同様に川を何本も渡っていく。
そして名古屋の市街地に入っていき、終点名古屋に到着した。やっぱり快速はいい。

ぼくは急いで豊橋方面の新快速に乗り換えるため階段をおりていった。

東海道本線その2

名古屋~大府

四日市から乗ってきた快速みえを名古屋で降り、階段をおりてのぼって東海道本線ホームにやってきた。
首尾良く豊橋行きの新快速が来たので乗る。

さて、まだ昼の1時である。3月に乗った夜7時台の、静岡発のムーンライトながらと同じ車両の東京行きにまた乗ってみたいと思った。
静岡で乗ってしまえば乗り換えいらずだし、リクライニングもして快適だからだ。

となるとどこに行くかだが、まだ名鉄河和(こうわ)線の富貴(ふき)~河和間に乗っていないので乗ろうと思った。
名古屋から往復せずに、JR武豊(たけとよ)線を使って大府(おおぶ)→武豊(歩)知多武豊→富貴→河和と進むと青春18きっぷを有効に使えてお得なので大府まで新快速に乗ったのである。

快適に進んで大府に着いたので降りる。2年ぶりの大府である。


昼食

でも昼食を食べていない。どこかで食べよう。
駅の食堂に行く。もうお昼を過ぎているのですいている。食事を注文する。

なにしろ今日は加佐登から平田市まで歩いているし、内部から河原田までも歩いているのでいすにすわるとぐったりしてしまった。

そして食事が来ても、ゆっくりゆっくり食べて、おかげで1本後の武豊線に乗ることになってしまった。
まあこれでも19時までに静岡には行けるだろうと思い、予定通り武豊線のホームに向かった。さあ、もうちょっとがんばろう。

武豊線その1

旅行記本文

大府駅の食堂を出て、青春18きっぷを見せて改札を通り、武豊(たけとよ)線のホームにやってきた。

おととし乗った時は大垣行き夜行明けだったので行きも帰りもぐっすり眠ってしまい、景色を見ていないので今日は景色を見ていこう。

ディーゼル車に乗った。おととしは朝だったからすいているのかと思ったが、午後2時の今もすいている。そして発車する。

大府駅自体それほど都会にある駅ではなかったが、武豊線はさらに家の少ない所に入っていく。かなり畑が多い。
のどかな景色が続く。でも今日はずっと三重県ののどかな中を歩いてきたのでそれに比べるとそれほどでもない。
あまり乗り降りもないまま終点、武豊に着いた。

おととし乗ったときはすぐに折り返しの名古屋直通列車に乗ったが、今日は知多武豊まで歩いて名鉄河和線に乗る予定である。さあ、歩こう。

名鉄河和線

知多武豊~河和

武豊(たけとよ)線を武豊で降りたぼくは、駅から歩き始めた。
踏切を渡って西に、そして道なりに左に曲がって南に進む。

100メートル以上歩いて、なんとか名鉄の知多武豊駅にやってきた。
こじんまりとした駅であった。券売機で河和まできっぷを買う。

ホームに出て電車を待つ。やってきた。オールロングシートの電車である。この時間は武豊線と同様にあまりお客はいないようである。乗ってすわると発車である。

武豊線も畑ばかりの場所だったが、名鉄はさらに家が少ない場所を通っていった。
富貴(ふき)を過ぎ、去年乗った知多新線が分岐していく。

半島になっているところは、房総半島とか、三浦半島とかみたいに山が続いているところも多いが、 知多半島みたいに平地の多いところもけっこう多いようである。そんな平地を進んでいく。


河和~知多武豊

そして終点、河和に着いた。電車を降り、自動改札を通る。
そこはけっこう大きな駅であった。うどん屋があり、お店もあるようだ。でもぼくは大府で食事しちゃったし、自動販売機でコーラでも買うだけにしておこう。
いつかまたここに来たとこに買い物してみたいなと思った。

知多武豊まできっぷを買う。そして改札を通って電車に戻った。お客の数は似たようなもので、電車は発車する。
富貴を通って知多武豊に着いた。電車を降りて駅を出て、JRの武豊に戻る。

同じ道を歩いてJR武豊に着いた。列車の接続が良いので午後6時には静岡に着けそうだ。どうやら青春18きっぷだけで武豊から東京まで帰れそうである。

武豊線その2

旅行記本文

名鉄の知多武豊駅から歩いてJRの武豊(たけとよ)駅にやってきた。

大府(おおぶ)に行く列車まではまだ時間があるので駅のまわりを見ていくことにする。

知多武豊に向かう踏切があるが、そこにはディーゼル車はやってこない。手前にホームがあるからだ。
ものの本によれば、武豊線はもともと鉄道建設資材を港から名古屋経由で岐阜へ、そして大府から東へ運ぶためにつくられたそうだから以前は港までレールが延びていたのだろうが、今は踏切の数メートル先で終わっている。

今まで残っているのだからなんとか武豊線も続いていけそうだが、2回乗った限りではそれほどお客がいるとは思えない。
廃止にならなければいいなと思いながら青春18きっぷを見せて改札を通る。ディーゼル車は今度もすいている。

発車し、畑の中を進んでいく。
無事ダイヤ通りディーゼル車は進み、大府に到着した。ディーゼル車を降りて豊橋行き電車に向かった。今日も無事東京に帰れそうだ。

東海道本線その3

大府~静岡

武豊(たけとよ)から乗ってきたディーゼル車を大府(おおぶ)で降り、東海道本線のホームにやってきた。首尾良く浜松行きがやってきたので乗った。

しばらくすわれなかったが、降りていく客が多く、じきにすわれるようになった。すわるとたちまちうつらうつらし始めた。

そのうちまた混雑してきたようだ。豊橋が過ぎたのだろう。なおも眠るうちに浜松に着いた。向かいの電車にさっそく乗り換える。さすがにすわれない。

電車は発車する。ずっと混雑したままトンネルを抜ける。7月なので日は長く、まだ明るいうちに静岡に着いた。午後6時である。


帰宅

さて、これから乗るのは7時30分過ぎの東京行きなので、それまでに夕食だ。静岡駅は西の方に食堂がたくさんあるので、そばでも食べることにしよう。
そばを食べた。今日もうまかった。

そしてホームに行く。4ヶ月前と同じく前の方に行く。
ムーンライトながらと同じ形の車両は今日もちゃんとやってきた。乗ってリクライニングさせると東京に向かって出発した。今回の旅行も無事に東京に帰れるようだ。

あしたはとある東京の私鉄のスタンプラリーでもやってみようかと思った。あした、それから来週の土日とスタンプラリーをやって、次の青春18きっぷ旅行は帰省も兼ねて再来週にするつもりである。残念ながら指定席券が取れなかったので今度は臨時大垣夜行である。もっともっとがんばろうと思った。

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