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交通機関・新幹線以外の特急・さ行~な行

サンダーバード

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タイトル路線
95.輪島・蛸島・永平寺 七尾線


基本

大阪から金沢、一部和倉温泉まで至る電車特急である。山科-近江塩津間は湖西線を通り、その他の区間は東海道本線、北陸本線を通る。和倉温泉行きはIRいしかわ鉄道および七尾線を通る。

停車駅は、最も少ない列車だと大阪を出発して新大阪、京都、福井を経て金沢に至る。
その他敦賀や小松に停車する列車がある。

事情

北陸-関西間は、名神高速道路が滋賀県と大阪府の間で混雑することもあって高速バスがあまり発達しておらず、相対的に鉄道利用者が多い。
そのためここ以外では水戸近辺に匹敵する在来線特急集中区間となっている。
そんなこともあってこの特急は沿線に新幹線でもできない限りずっと続く特急であると思われる。

寝台特急サンライズ瀬戸

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タイトル路線
120.ごめんなはり線とサンライズ瀬戸 瀬戸大橋線


説明

東京から岡山まで東海道本線・山陽本線を進み、岡山から瀬戸大橋線を通って香川県の高松駅に至る寝台特急である。

東京~岡山間は寝台特急サンライズ出雲と併結されて運行されている。多客期には高松から松山まで延長して運行することもある。

2009年3月まで走っていた、大半の寝台がいわゆる「開放型」であるはやぶさ・富士と異なり、サンライズの寝台は1車両を除いてすべて個室寝台である。
残った1車両は「ノビノビ座席」と呼ばれて、指定席料金と運賃のみで横になって乗れる車両である。

また、はやぶさ・富士が電気機関車が牽引する客車であったのに対してサンライズは電車である。それも直流区間のみ走行が可能なので九州に行くことはできない。

東京~高松間には夜行バスも運行されていてサンライズ瀬戸の半額で行けるが、2021年現在時刻表に掲載される夜行列車は快速も急行もなくなり、寝台特急もこれだけになってしまったので、東京~岡山間のみ利用する人も含めてけっこう客は多く、サンライズ瀬戸・サンライズ出雲はしばらく残るのではないかと思われる。

しなの

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タイトル路線
69.はじめての周遊きっぷ 中央本線その2/中央本線その3/中央本線その4
70.明石海峡大橋を渡る・インターチェンジは大混雑 中央本線
87.五能線の海・松本電鉄 篠ノ井線


説明

中央本線の名古屋駅から中央本線で塩尻へ、篠ノ井線で篠ノ井へ、そして信越本線で長野に至る電車特急である。

2016年3月までは1日に1往復だけ名古屋から大阪まで延長運転するしなのがあったが、2016年3月に短縮されて名古屋止まりになってしまった。
また、臨時列車には松本から長野に行かずに大糸線に入り、白馬に向かう列車もある。

それなりに使われている特急とは思うが、長野から名古屋への人の行き来がそれほどあるとは思えず、途中の駅の客が多そうである。

しかし長野~松本などは運賃の安い高速バスが走っており、その他の区間もかなり高速バスに客を取られていそうである。がんばってほしい特急である。

しらさぎ(翌)

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タイトル路線
95.輪島・蛸島・永平寺 北陸本線その4/北陸本線その5
119.最後から二番目の逃亡旅行 北陸本線


基本

名古屋もしくは米原から金沢まで至る電車特急である。名古屋-米原間は東海道本線を通り、その他の区間は北陸本線を通る。

停車駅は列車によって多少の差があるが、だいたいは尾張一宮、岐阜、大垣、米原、敦賀(つるが)、武生(たけふ)、鯖江(さばえ)、福井、芦原温泉(あわらおんせん)、加賀温泉、小松を経て金沢に至る。だいたい2時間に1本は走っている特急である。

事情

北陸-名古屋は北陸-関西間と違い、名神高速道路がそれほど混雑しないこともあって高速バスが多少発達しており、名古屋-福井、名古屋-金沢の本数が多い。

でももともとこの区間は行政的なつながりもあり、利用者は多いのでしらさぎも客は多い。もちろん米原-福井間は東京から福井に向かう客もかなりいる。

そんなこともあってこの特急は沿線に新幹線でもできない限りずっと続く特急であると思われる。

補足1

なお、2014年4月1日より、自由席特急券の有効期間が2日から1日に短縮された。このため、出発地によっては夜遅くのしらさぎに乗る際に午前0時をまわる可能性がある。

その際厳密に規則を適用すれば翌日の自由席特急券でないと無効ということになる。そんなに厳密な適用となるかはわからないが、念のため自由席特急券は買わずに車内精算した方がいいかもしれない。

この時おつりがいらないように細かい金を持っておくべきだろう。

補足2

また、北陸新幹線の金沢への延伸と同時に、大阪~松任(まっとう)から特急サンダーバードで金沢に向かい、金沢から特急能登かがり火もしくは別の特急サンダーバードで七尾線の宇野気(うのけ)~和倉温泉に向かう場合、特急料金を北陸本線と七尾線で通算できるという特例ができた。

しかし、金沢まで乗る特急が特急しらさぎの場合、特急料金が通算可能なのは敦賀~松任のみで、名古屋~米原~長浜から金沢まで乗った場合は通算できず、北陸本線と七尾線の特急券は別々に購入する必要がある。

注意すること。

ソニック(翌)

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タイトル路線
67.若松の渡し船・平成筑豊鉄道 日豊本線
130.九州完全乗車旅行 日豊本線その4


基本

おもに博多~大分間を結ぶ特急である。
博多~小倉は鹿児島本線、小倉から西小倉まで逆行し、西小倉~大分は日豊本線を経由する。
一部佐伯(さいき)まで走る列車がある。

事情

競争相手の高速バスであるが、福岡と鹿児島を結ぶ高速道路の途中から大分方向に高速道路が延びており、その区間を通る高速バスが運行されていて運賃もソニックより安い。

しかしソニックは快適性および速度で高速バスを上回っており、福岡~大分間に関してはかなり優位にあると言える。

車両は「強制式振り子列車」と呼ばれる、線路のカーブをすべて記憶しカーブの手前で車体を傾けてカーブであまりスピードを落とさずに走ることが可能な車両がおもに使われているが、一部別の車両が使われている列車もある。
この車両がカーブで曲がる際には車内の人がまっすぐに歩けないほど傾くため、乗りごこちが悪いと感じる人もいるのではないかと思われる。
だから振り子列車でない列車に当たったとしても、それはむしろ幸運かもしれないと思った方が良い。

補足1

なお大分から宮崎方面に進む場合、2012年3月17日より特急にちりんはすべて別府始発から大分始発に変更になったので、別府で降りずに大分までソニックに乗っていく必要がある。
また2011年3月から、JR九州は151キロ以上(博多~大分など)の在来線特急料金を大幅に値下げしたが、それと引き替えに小倉や博多での新幹線との乗り継ぎ割引が廃止された。
このため、以前は特急ソニックで小倉まで来て山陽新幹線に乗り換える際ソニックの特急料金は乗り継ぎ割引で半額にすることが可能だった(大分で特急にちりんから乗り換えている場合、合算して払う分の特急料金も含めて)が、3月から不可能になった。
乗り継ぎ割引がないのがいやなら高速バスに乗ろう。

補足2

さらに、2014年4月1日より、自由席特急券の有効期間が2日から1日に短縮された。このため、出発地によっては夜遅くのソニックに乗る際に午前0時をまわる可能性がある。

その際厳密に規則を適用すれば翌日の自由席特急券でないと無効ということになる。そんなに厳密な適用となるかはわからないが、念のため自由席特急券は買わずに車内精算した方がいいかもしれない。

この時おつりがいらないように細かい金を持っておくべきだろう。

南紀

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タイトル路線
70.明石海峡大橋を渡る・インターチェンジは大混雑 紀勢本線その3


説明

名古屋から関西本線で河原田まで進み、伊勢鉄道で津、そこから紀勢本線で紀伊勝浦まで進むディーゼル特急である。

朝晩に新宮(しんぐう)止まりの南紀もある。

伊勢鉄道はJRでないため、運賃・料金の計算は河原田以北と津以南のキロ数の和で計算され、それに伊勢鉄道の運賃、特急料金を加算したものを払うことになる。国鉄伊勢線が伊勢鉄道になって以来ずっとこの方式である。
よって、フルムーンパスなどのJRの特急に乗り放題の券では別途伊勢鉄道の運賃・料金を払うことになる。

沿線は道路交通がとても不便で地元客に南紀は使われているようだが、観光施設は伊勢志摩の方に比べると見劣りしており、それほど客が多いとは思えない。

本数が減らないよう祈りたい特急である。

南風

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タイトル路線
116.高千穂鉄道と南阿蘇鉄道 土佐くろしお鉄道


説明

「なんぷう」と読む。みなみかぜとは読まない。

岡山から瀬戸大橋線を通って多度津(たどつ)に行き、土讃線経由で高知に至るディーゼル特急である。

2020年2月までは土佐くろしお鉄道の中村から窪川に行き、土讃線に乗り入れて高知経由で岡山に行く南風もあったが、3月になってすべて高知止まりになった。

多少新しめのディーゼル特急型車両を使用した特急である。

高知へ行くには、大阪くらいの距離だとけっこう航空機を利用する人が多い。だから高知から岡山の近辺に用事のある人でないと本州~四国間のお客はあまり利用しないかもしれない。

むしろ四国内の移動でよく利用されていそうである。高松~高知間もしくは徳島~高知間などでよく利用されていそうである。

たとえ岡山~高知間、高松~高知間のお客がいたとしても、これらの間には高速バスが走っていて南風を利用するより安く、かかる時間はあまり変わらない。

だから高知よりも高知以外の停車駅のお客がけっこう乗っていそうな特急である。

にちりん

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タイトル路線
129.井原鉄道とくま川鉄道 日豊本線その2
130.九州完全乗車旅行 日豊本線その3


説明

おもに大分~宮崎空港間を結ぶ特急である。臨時列車には大分から小倉方向に向かうものもある。2001年3月までは博多~宮崎空港間を結ぶ特急であったが、小倉~宮崎空港に短縮され、さらに2004年3月にほとんど別府始発に、さらに2012年3月に大分駅の高架化が完成すると大分始発に短縮されてしまった。

小倉~西小倉は鹿児島本線、西小倉~南宮崎は日豊本線、南宮崎~田吉(たよし)は日南線、田吉~宮崎空港は宮崎空港線を経由する。
宮崎~宮崎空港は特例で、特急券不要で乗車可能であるものの、加算運賃が適用になっているため結局そんなに安くない。

航空機が運航されていない時間帯は南宮崎止まりもしくは南宮崎始発である。

人吉とえびのの間の高速道路が完成し、高速道路だけで博多から宮崎まで行けるようになってしまい、高速バスも走っていてJRの特急より安いのでお客はみんな高速バスを使っている…と書きたいが、もともと博多から宮崎に行く需要がそんなにいないようである。
さらに、九州新幹線博多~新八代が開業したため、博多から宮崎へは鹿児島中央経由の方が圧倒的に速くなってしまっている。

実のところこの特急が混雑するのは延岡~宮崎間である。そのため、最近延岡~宮崎空港間の特急ひゅうがができて、にちりんは列車数を減らしてしまった。
しかし別府までの短縮と引き替えに列車数はほぼ従来通りに戻している。

車両は2011年3月までソニックと比較するとやや古めの車両を使っていたが、特急リレーつばめが廃止されたため、従来にちりんで使用していた車両を廃止してリレーつばめの車両に置き換えており、乗りごこちが良くなっている。
福岡と宮崎の間には航空機も運航されているのだが、運賃が高いのでものすごく急ぐ人に限られるようである。

また2011年3月から、JR九州は151キロ以上(大分~宮崎など)の在来線特急料金を大幅に値下げしたが、それと引き替えに小倉や博多での新幹線との乗り継ぎ割引が廃止された。
このため、以前は特急にちりんで大分まで来て特急ソニックに乗り換え、小倉まで来て山陽新幹線に乗り換える際、にちりんとソニックで合算して払う特急料金は乗り継ぎ割引で半額にすることが可能だったが、3月から不可能になった。
乗り継ぎ割引がないのがいやなら高速バスに乗ろう。