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交通機関・新幹線以外の特急・あ行~か行

あずさ

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タイトル路線
69.はじめての周遊きっぷ 中央本線その1
87.五能線の海・松本電鉄 中央本線


基本

新宿から中央本線・篠ノ井線経由で松本まで行っている特急である。岡谷~塩尻間は必ずみどり湖経由の区間を通る。
一部松本から大糸線経由で信濃大町・白馬・南小谷(みなみおたり)まで行っている電車や、逆方向で新宿から東京、もしくは千葉まで行っている電車もある。

以前はあずさのうち速達性の高いものを「スーパーあずさ」と呼んでいた時代もあったが、2019年3月にスーパーあずさの名称は廃止され、すべてスーパーのつかないあずさになった。

中央本線沿いは高速道路の建設が遅れていて、とうとう甲府近辺が最後になってしまったため、高速バスの開業も遅れており、長い間あずさは東京と山梨、長野中部を結ぶ唯一の交通機関だった。
高速道路が全線開通してからはバス会社がJRの普通運賃より安いバスを運行しており、その分あずさの客は減っているようである。

しかし高速道路が渋滞することがけっこうあり、そんなこともあってあずさの客はまだまだそれなりに残っている。

また、新幹線が東京から長野まで開通し、長野オリンピックに伴い長野~信濃大町間、長野~白馬間の道路が整備された結果、東京~信濃大町・白馬間はあずさに乗るよりも、新幹線で長野に行き、バスに乗り継いだ方が所要時間が短くなった。だからこのことに気が付いた人の分だけあずさの客は減っていると思われる。

現在

2019年3月から一年間、列車によってはあずさが停車していた塩山・山梨市・石和温泉をすべて通過するようになっていたが、2020年3月から再びこれら3駅に一部のあずさが停車するようになった。それとともにかいじは再び甲府・竜王止まりに戻った。

従来必ず停車していた上諏訪駅を通過する特急あずさが1往復走るようになったのは2020年3月以降も変わらない。岡谷駅・塩尻駅を通過するあずさも多いままである。

さらに2020年3月から、特急かいじに加えてあずさも一部列車が新宿〜大月間、もしくは千葉〜大月間で新宿〜河口湖間、もしくは千葉〜河口湖間を結ぶ特急富士回遊と併結運転を行うことになった。

新宿の時点で車両を間違えると松本に行けず、間違って代々木寄りの三両に乗ると河口湖方面に連れていかれるので、松本に行くためには、大久保寄りの九両に乗らなければならないこともかいじと同様である。

あそ

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タイトル路線
130.九州完全乗車旅行 豊肥本線


説明

熊本~宮地間を豊肥本線経由で結ぶディーゼル車の特急である。毎日1往復走るが、日によっては2往復増発して3往復になる日もある。

沿線には阿蘇をはじめとする観光地がいくつかあるので、観光客に利用されるのではないかと思われる。

なお、2020年8月から宮地以西で走っているが、それ以前にも2004年3月まで特急あそが走っていた。当時は最長で熊本~別府間を結んでいた。2004年3月から2020年8月まであその名前は使われていなかったが、このたび休止前より運行区間を短縮して復活したわけである。

いなほ

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タイトル路線
66.雪の函館 奥羽本線その1
76.男鹿線の虹・東三条のラーメン 奥羽本線
77.岩泉線・仙台の深夜散歩 羽越本線
78.秋田と宮城のローカル線 羽越本線その2
87.五能線の海・松本電鉄 羽越本線
92.智頭急行と北越急行 羽越本線


基本

新潟から白新線・羽越本線経由で酒田まで行っている特急である。
一部酒田から秋田まで行くものもある。
2010年11月までは青森まで行くいなほもあったが、東北新幹線が新青森まで行くのと引き替えに青森行きはなくなった。

秋田新幹線開通前は、秋田まで行く列車が今より多かった。
さらに上越新幹線開通前は、上野から新潟経由で秋田・青森まで走っていた。

東京から見ると鶴岡・酒田は遠い場所という印象が多く、国鉄運賃の値上げ以来、航空機が多く使われている。
そのため短距離客が多いものと思われる。

もし山形から寒河江経由で高速道路が延伸したら、山形新幹線で山形まで行ってバスで鶴岡・酒田に行くルートが便利になりそうで、ますます客が減りそうな特急である。

補足

2019年3月16日から臨時列車でない特急いなほは、新潟駅で階段の上り下りなしに上越新幹線ときに乗り換えられるようになった。

ただし以下の注意すべき点がある。

・かつて2004年から2011年まで新八代で行われていた特急リレーつばめと九州新幹線つばめの乗り換えとは異なり、新幹線ホームといなほのホームの間には中間改札があるため、乗る場所によっては多少時間がかかる。あくまで「階段の上り下りが不要」にとどまっている。
・新幹線が新潟に到着すると全部のドアが開くが、いなほに階段の上り下りなしに乗り換えられるのは「万代口」側のドアだけである。
・いなほに階段の上り下りなしに乗り換えられる上越新幹線の新潟駅のホームが1つだけなので、残念ながら臨時列車のいなほには必ずしも階段の上り下りなしに乗り換えられるわけではない。
乗り換えられる上越新幹線は11番線に到着する上越新幹線だけであり、大型の時刻表を見れば確認可能である。もし11番線以外なら、従来通り階段の上り下りが必要である。

うずしお

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タイトル路線
92.智頭急行と北越急行 牟岐線


基本

おもに香川県の高松から高徳線を通って徳島に至るディーゼル特急である。

多少新しめのディーゼル特急型車両を使用した特急である。

中には岡山から瀬戸大橋線を通って宇多津(うたづ)に行き、方向を変えて予讃線経由で高松に行き、そこから徳島に向かう特急もある。以前は岡山~児島から方向を変えず、宇多津は停車せずに坂出経由で高松に向かっていたが、いつのころからか、車両の効率的な運用のため、岡山~宇多津間を特急南風(なんぷう)と併結し、宇多津で切り離す運用となってしまった。

また、以前は徳島から牟岐線・阿佐海岸鉄道経由で甲浦(かんのうら)まで乗り入れていたのだが、いつのころからか徳島止まりに変わってしまった。

事情

徳島へ行くには、大阪や神戸だと最近開通した明石大橋経由の高速バスを使う人が多そうである。

無論東京からだと航空機を使う人が多いだろう。だから本州~四国間のお客はあまり利用しないかもしれない。

むしろ四国内の移動でよく利用されていそうである。高松~徳島間、松山~徳島間などでよく利用されていそうである。

また、高松~徳島間には中規模の都市がいくつかあるので、それらの都市のお客がかなり多そうである。
高松から徳島に直行する客は、運賃の安い高速バスを使うかもしれない。

宇和海(翌)

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タイトル路線
123.ムーンライト高知とムーンライト松山 予讃線その2


基本

宇和海と書いて「うわかい」と読む。

愛媛県の松山から予讃線、内子線を通って宇和島に至るディーゼル特急である。

ぼくが乗った時点では、ちょっと古いディーゼル特急型車両を使用した特急であったが、あれから時間が過ぎているので車両が新しくなったのかもしれない。

愛媛県内で完了する特急であるが、このあたりは大きな道路も少なく、普通列車も少ないため松山に用事のある人がかなり乗っている。

ライバルの高速バスであるが、宇和島までは行っていないものの、松山から内子、伊予大洲、八幡浜には本数は少ないものの特急より安いバスが行っている。でも本数の差で特急もなんとかやっていけそうな気がする。

以前は急行うわじまが通っていたが、特急になった際に宇和海という名称に変更になっている。

補足

なお、2014年4月1日より、自由席特急券の有効期間が2日から1日に短縮された。このため、出発地によっては最終の宇和海に乗る際に午前0時をまわる可能性がある。

その際厳密に規則を適用すれば翌日の自由席特急券でないと無効ということになる。そんなに厳密な適用となるかはわからないが、念のため自由席特急券は買わずに車内精算した方がいいかもしれない。

この時おつりがいらないように細かい金を持っておくべきだろう。

おおぞら

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タイトル路線
110.はじめてのひとり観光宿泊旅行 石勝線
119.最後から二番目の逃亡旅行 石勝線その1/石勝線その2/石勝線その4
122.札幌雪祭りと北海道旅行 根室本線その1


基本

札幌から千歳線で南千歳へ進み、石勝線で新得へ、そこから東に進んで帯広を通り、釧路(くしろ)に至るディーゼル特急である。

以前は石勝線が開通しておらず、札幌(函館本線)滝川(根室本線)釧路というルートで運行されていた。石勝線が開通して以来、「普通列車が走らない区間を通る在来線特急」となっている。

一時期、夜行急行「まりも」が廃止され、かわりに夜行の特急おおぞらが走っていた時期が数年間あったが、その後夜行特急は「特急まりも」という別名称になり、おおぞらは昼間のみに戻っている。

特急まりもは数年間、毎日走っていたが、2007年10月1日、おもに金土日を中心とした臨時列車になり、1年もたたずに2008年8月31日をもって廃止されてしまった。

夜行高速バスは札幌~釧路間、札幌~根室間で相変わらず運行されている。

補足

数年間、札幌~釧路間の昼間の特急が新しい車両になり、すべて「スーパーおおぞら」という名称になったためおおぞらはこのサイトでは鬼籍に分類していたが、2020年にスーパーを取って特急おおぞらに戻すことにしたため、「現存」に戻した。

踊り子

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タイトル路線
125.二度目の東京ミニ周遊券旅行 東海道本線その2


基本

おもに東京駅から東海道本線、伊東線、伊豆急行を通って伊豆急下田に至る電車特急である。
ただし、一部の車両は熱海で切り離され、東海道本線、伊豆箱根鉄道を通って修善寺に至る。特急東海が廃止された今となっては熱海~三島を走る昼間の特急は踊り子だけになってしまった。

東京ではなく新宿から湘南新宿ライン経由で横浜に出て、そこから伊豆急下田に至る踊り子や、伊東発東京行きの踊り子もある。

2015年から、常磐線の我孫子駅から常磐線・上野東京ライン経由で東海道本線に乗り入れる臨時の踊り子が走るようになった。ただし毎日走るわけではないので時刻表で運行日を確認することが必要である。

この区間には2020年3月から「サフィール踊り子」と呼ばれる全車指定席の特急が走り始めたが、踊り子には自由席がある。
サフィール踊り子は踊り子より特急料金が高いので注意が必要である。
サフィール踊り子の方が若干「グレードの高い」車両を使っているとのことだが、どこがどう違うのかはみなさんで調べてください。

踊り子の特徴として、毎日走らない、土日を中心とした列車が多いことがあげられる。
伊豆地方の、熱海や稲取などの温泉地にお客を運ぶことを目的とした列車なので、休日を中心とした運行となっているのである。

単純に東京~熱海間で考えると新幹線の方が踊り子よりもずっと速いのだが、熱海から先に乗り換えが不要であるという利点を生かして踊り子もがんばっている。

伊豆地方はそれほど大きな道路もなく、今後とも鉄道が有利な地方であるので、踊り子の客もそれほど減らないのではないかと思われる。

乗り継ぎ割引

踊り子は小田原・熱海・三島でひかりやこだまに乗り継ぐと条件が合えば乗り継ぎ割引が受けられるのだが、残念ながらサフィール踊り子は乗り継ぎ割引できなくなった。サフィール踊り子に新幹線から熱海で乗り継ごうとしている人は注意しよう。

オホーツク

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タイトル路線
110.はじめてのひとり観光宿泊旅行 石北本線その1
122.札幌雪祭りと北海道旅行 石北本線その1/石北本線その2


基本

札幌から函館本線を通って旭川に行き、旭川-新旭川間のみ宗谷本線を通り、新旭川から石北本線を通って網走に至るディーゼル特急である。

かつては夜行も走っており、北海道フリーきっぷで夜行オホーツクに乗る客がそれなりにいた。夜行は昼行と同じ車両の間に客車の寝台車をはさんだ形で運行されていた。

しかし並行して高速バスが走っており、本数は多く安いので、積雪時以外はバスに乗る客が多いのではないかと思われる。

そんなこともあって、2006年3月に夜行のオホーツクは毎日運行をやめてしまった。

その後2007年、2008年は流氷シーズンのみ夜行オホーツクが運行されていたが、JR北海道は石勝線・根室本線の特急まりもとともに、今後二度と夜行オホーツクを運行しないことを発表した。

夜行高速バスは札幌~網走間で相変わらず運行されている。なんと札幌~ウトロ間の夜行高速バスも新設されている。

短縮化

オホーツクは昼間の特急のみになって約十年、1日4往復を続けてきたが、2017年3月に2往復のみになり、残り2往復は旭川~網走のみに短縮され、特急の愛称も「特急大雪」となった。ますます高速バスと比較すると不利になってしまったわけである。

かいじ(翌)

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タイトル路線
24.かいじきっぷ旅行 中央本線その1


基本

新宿と甲府を中央本線経由で結ぶ電車特急である。

一部列車に甲府から1駅西の竜王(りゅうおう)まで行くものがあり、逆に新宿から東京駅まで乗り入れるものもある。

同じ区間を走っている特急あずさに比べると停車駅が多いことが特徴である。

2019年から一年間、臨時かいじが松本まで乗り入れていたが2020年3月以降は乗り入れなくなった。

事情

新宿~甲府間は普通列車で行ってもさほど時間はかからないが、混雑していてすわれないことが多いし、たいてい高尾で乗り換えが必要である。なので指定席のある特急はお客が多い。

甲府には東京都内に用事のある人もいるのでそういう客がもっとも多そうだ。東京から甲府に向かう客も観光客などにいるかもしれない。

なぜなら山梨県はワインの産地であり、ワインを現地で味わうには自家用車で行くことはできず、電車(とタクシー)で行くしかないからだ。

問題はバス会社が新宿~甲府間に高速バスを走らせていて、特急かいじより安いことである。

しかしバスは高速道路が渋滞して時間がかかることが多いのに対して電車はたいてい遅れることなく目的地に行けるので、その点で特急かいじを選ぶ客が多そうだ。

以前一時期、「かいじきっぷ」と呼ばれる、特急かいじで安く東京都区内~甲府を往復できるきっぷが発売されていたが、だいぶ前に発売されなくなってしまった。残念なことである。

補足1

なお、2019年3月16日より、めんどうなことに特急かいじは新宿〜大月間で、新宿〜河口湖間を結ぶ特急富士回遊と併結運転を行うことになった。

当然、新宿の時点では車両を間違えると甲府には行けない。間違って代々木寄りの三両に乗ると河口湖方面に連れていかれるので、甲府に行くためには、大久保寄りの九両に乗らなければならない。

補足2

また、2014年4月1日より、自由席特急券の有効期間が2日から1日に短縮された。このため、出発地によっては最終のかいじに乗る際に午前0時をまわる可能性がある。

その際厳密に規則を適用すれば翌日の自由席特急券でないと無効ということになる。そんなに厳密な適用となるかはわからないが、念のため自由席特急券は買わずに車内精算した方がいいかもしれない。

この時おつりがいらないように細かい金を持っておくべきだろう。

きりしま

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タイトル路線
130.九州完全乗車旅行 日豊本線その2


説明

宮崎と鹿児島中央を結ぶ特急である。
一部国分と鹿児島中央、宮崎と都城(西都城)を結ぶものもある。

宮崎~鹿児島は日豊本線、鹿児島~鹿児島中央の1駅間のみ鹿児島本線を通る。

この列車ができる前までは、特急にちりんが博多~南宮崎から都城方面に延長運転され、西鹿児島(鹿児島中央の当時の名称)まで乗り入れていた。
しかし、この特急ができてから、延岡と都城を直通する特急がなくなった代わりに宮崎~西鹿児島間の特急の数がかなり増えた。

人吉とえびのの間の高速道路が完成する前から宮崎~鹿児島間は高速道路で行くことができたが、高速道路が北に大回りしているため、特急も競争力がある。

なにより宮崎~鹿児島間に人の行き来がけっこうあることが大きく、かなりお客の多い列車である。

2011年3月になって、リレーつばめが廃止されたため、従来きりしまで使われていた車両を廃止して、リレーつばめで使われていた車両に置き換えており、以前にもまして乗りごこちが良くなった。

くろしお

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タイトル路線
70.明石海峡大橋を渡る・インターチェンジは大混雑 紀勢本線その1


基本

新大阪から、貨物用の線路で大阪環状線に入り、天王寺まで進み、阪和線で和歌山、そしてそこから紀勢本線で新宮(しんぐう)に至る電車特急である。

新大阪から京都まで延長運転するくろしおもある。新宮まで行かず、途中の白浜・紀伊田辺止まりのくろしおもある。
最近は天王寺始発の臨時くろしおは走っていない。

以前は「スーパーくろしお」や「オーシャンアロー」という名称の特急がくろしおと同じ区間を走っていたこともあったが、2012年3月17日をもってこれらの名称は廃止され、いずれも特急くろしおとして走ることになった。ただし車両は変わらず、3月16日までオーシャンアロー・スーパーくろしおだった車両がそのまま特急くろしおとして走っている。

紀勢本線は高速道路も途中まで通ってはいるものの、道路交通は不便な土地なのでJRで行き来する人が多い。だからこれらの特急もかなりお客がいそうである。白浜には温泉ほかの観光施設がたくさん集まっており、その他串本、紀伊勝浦などに観光施設がいろいろあり、観光客にくろしおは使われている。

とりあえずお客はたくさんいる特急である。

補足

以前から紀勢本線に入らない和歌山止まりのくろしおが一往復、海南発新大阪行きくろしおが一本走っていたが、2018年3月に和歌山止まりのくろしおは増発されて和歌山行き三本、新大阪行き二本になった。替わりに新宮行きくろしおが一本短縮されて白浜止まりになっている。