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Sorry, Japanese only! (1994年11月その2)

30.鹿島臨海鉄道と銚子電鉄

説明

1994年は、ぼくがはじめて全国の鉄道に乗ろうとこころざした年でした。

青春18きっぷ、ハートランドフリーきっぷなどを使って、東京に近いところ、遠いところ、いろいろな鉄道に乗っていました。

11月もスーパーホリデーパスを使って吾妻線の大前まで行って来ました。さて次にどこに行けばいいでしょう。

ぼくはなんとなく、また高速バスに乗ってみたいと思いました。夜行はまた青春18きっぷが使える時期に乗ることにして、昼間の高速バスに乗ろうと考えました。さてどこがいいでしょう。

そう言えば、7月終わりに鹿島臨海鉄道に乗ったけど、石岡から鹿島鉄道で鉾田(ほこた)に行って、鉾田から新鉾田まで歩いて鹿島臨海鉄道で水戸に行ったから、新鉾田から鹿島神宮まで乗っていないなあと思いました。

さらに、千葉県はほとんどJR/私鉄に乗っているけど、銚子(ちょうし)電鉄に乗っていないなあと考えました。

そして、水戸や銚子には、東京駅から高速バスが出ているじゃないかと考えました。

よし、東京から水戸、東京から銚子の高速バスを使って、鹿島臨海鉄道と銚子電鉄に乗ろうと考えました。

時刻表を見ていたら、どうやら東京から銚子の高速バスは銚子駅が終点ではなく、多少離れたところが終点らしいのです。

もしかしたらこの終点は、銚子電鉄の終点から歩いて行けるところかもしれないなあと思いました。

よし、まず東京駅からバスで水戸に行き、鹿島神宮まで行き、さらに銚子まで行って銚子電鉄に乗ってバスで東京駅に帰って来よう、そう計画しました。

時刻表を見ると鹿島神宮から銚子まではバスが出ているらしいのでここもJR経由でなくバスに乗ることにしました。でも4月に鹿島神宮に来たときは駅前には銚子行きのバス停はなかったなあと思い出しました。まあいいか、鹿島神宮に来てから考えることにしようと思いました。

このように計画を立て、ぼくは当日の朝、東京駅に行き、八重洲口を出て水戸行きのバス乗り場に向かったのです。

バス・東京~水戸

東京駅

とある休日、ぼくは東京駅の八重洲口(やえすぐち)を出て南に進み、「はじめての高速バス」の書籍に掲載されているバスの乗り場にやってきた。

そこはお客でごった返していた。近距離の都営バスが停車するバス停のそばで、けっこう長距離のバスが発車していくのだ。

一番目立つのはつくば行きのバスだ。なにしろつくば学園都市には鉄道が行っていないのでバスで行くしかない(1994年現在)。そして茨城県方面のバスがのきなみここのバス乗り場から出ているのである。

もしかしたらきっぷを買わなければならないのかなと思い、窓口のある場所に入ってまわりを見渡すと、なんと自動券売機がある!水戸行きも売っているようだ。

自動券売機が好きなぼくは迷わず券売機で水戸まできっぷを買った。そしてバス乗り場に行く。水戸行きはこっちかな。

つくば行きよりは短そうな行列ができているので並ぶことにした。時刻表ではもうちょっとすると水戸行きの時刻だ。

そしてバスがやってくる。あとは6月に新宿から河口湖までバスに乗ったときみたいな感じで運転手がチケットを確認して客がバスに乗り込んでいく。ぼくの順番が来て、席を指定されて乗ることになる。

さすがにきょうは6月みたいにがらがらということはなく、ほぼ満席で、ぼくの席も通路側になった。となりは女性だ。9月に姫路から乗った夜行バスもそうだったが長距離バスは女性客が多い。


発車

無事全員乗り終えると出発となる。バスは東京駅を離れていく。

しばらく一般道を走り、どこかの首都高の入り口で首都高に入っていった。行き先が水戸だから、まずは高速道路に入る必要があるだろうなあ。

でも高速道路は渋滞している。まあこんなもんだろうなあ。そんなのろのろ運転のままバスは進んでいく。

バスは川のそばに出た。隅田川だ。どうやら浅草の近くのようだ。そう言えばこのあたりに首都高って通っていたっけなあ。

隅田川を渡ると首都高は左に曲がっている。バスは首都高に沿って左に曲がり、首都高の上を進んでいく。地図ではこのまま水戸に向かう高速道路に首都高から行けるみたいだな。

なにしろ首都高に限らず高速道路は大事なところがいつまでたっても開通せず、どうでもいい場所ばかり開通するのだ。だからこのあたりの道路も、関越自動車道、東北自動車道と水戸の方に行く高速道路はつながっているけど、関越から先が全くつながる見通しがないようだ。あれがつながると首都高の車が減って、電車も客が減りそうな気がするのだが。

バスはどこかの分岐点で、川に沿って進む道路から離れたが、しばらくはのろのろと進む。ずっとこんなものなのかなあ。


高速道路

でもそれからしばらく進むと、ようやく水戸の方に行く高速道路に出たようで、バスはだんだんとスピードを上げていく。

常磐線の茨城県区間は高架ではなく、けっこう地面の上を走っている場所が多い。それに比べると高速道路は見晴らしがいいなあと感じる。

場所にもよるけど、景色を見るなら鉄道と高速道路、両方に乗ってみて比べてみるのもおもしろいなあと思った。でもまあ、たいていの高速道路は9月に姫路から渋谷まで乗った時みたいに、夜中に通ってしまうものなんだろうけど。

バスはスピードを上げ、ぐんぐん進む。筑波山らしき山もすぐに近づき、すぐにうしろに遠ざかっていく。

そのうちとあるジャンクションで、バスは本線をはずれていった。

あとで地図を見て確認してみたら、確かに水戸の西にジャンクションがあり、東京からいわきに向かう本線とは別に東西に高速道路とその予定地がある。

どうやらどこを通るのかわからないが、群馬県の方から水戸に高速道路を通すことになっていて、そのうちジャンクションとジャンクションからちょっとだけ東がもう開通しているようだ。

そして水戸駅はそちらの道にあるインターチェンジが一番近い。だからまずはこっちの道に進むようだ。

でも距離は短い。すぐにバスはそのインターチェンジにさしかかり、引き込み線に入っていく。そしてインターチェンジを通り過ぎて一般道をしばらく進んでいく。


到着

そしてそれほど走りもせず、水戸の市街地の入り口っぽい場所でバスは停車する。インターチェンジをおりて最初の降車場所だ。

なんと降りる客がいる。こんな場所に用事がある東京の客がいるとは思えないし、こっちから東京駅に向かうのにバスを使う客なのだろう。ずいぶんと使われているんだなあ。

さらにバスは進む。停留所ごとに降りる客がいる。まだまだ市街地のはずれなのにだ。そのうち中心街に入っていき、降りる客も増える。駅で降りる客ばかりじゃないんだなあ。

大通りを通り抜け、半分くらい客が降りたところでようやく次が水戸駅となった。水戸駅が近づく。外から見るのは初めてだ。

駅前に来た。大きな駅である。バスの終点も駅前にあるようで、進んで駅前に到着した。バスを降りよう。

さあ、きょうの鉄道の旅はここからだ。まずはきっぷ売り場に行って鹿島神宮(かしまじんぐう)まできっぷを買おう。

鹿島臨海鉄道

発車

東京駅の八重洲口から乗ってきた高速バスを水戸駅で降りた。きっぷ売り場に行く。

鹿島神宮に行くわけだからJRのきっぷではなく鹿島臨海鉄道のきっぷを買わなければならない。券売機はちゃんとあった。千円札をほうりこんで一番高いきっぷを買う。無事買えた。さあ、改札だ。もちろん7月と同様にJRと共通の改札だ。改札を通る。

そしてホームに行こうと通路を進んだら、なんと7月と同様にこれから出るディーゼル車は別途急行料金が必要な「急行はまなす」だった。そしてホームの入り口(くだり階段の上)では中間改札の係員がいる。

どうしようかと思っていたら、ひとりの客が「急行料金は車内で払います!」と言ってきっぷを見せて階段をくだっていった。そんなわけでぼくも「急行料金は車内で払います」と言って階段をおりる。

もちろんホームにあるのは7月と同じ車両だった。ということは車内にディスプレイとかあるんだろうなあと思いながら車両に乗る。

相変わらず車内はがらがらで、快適そうである。ディスプレイもあるので見える席にすわる。しばらく待つと発車だ。

すぐに水戸の市街地を出て、畑っぽい場所を進むようになる。新鉾田(しんほこた)までそれほど海が見える場所でないことは7月に乗ってわかっている。そのうち車掌が来たので急行券を買う。

大洗を過ぎると畑っぽい景色から森っぽい景色に移っていく。7月と同様に、ディスプレイからは運転席から見える景色が見えている。だからトンネルに入るときはディスプレイの景色がトンネルに入り、しばらくするとぼくのいる車両がトンネルに入るわけだ。出るときも同じだ。けっこうおもしろい。

でもずっとそんな景色を見ているうち、うつらうつらしてきた。そのうち7月に来た新鉾田に停車する。ここからはまだ乗ったことのない区間だ。ディーゼル車は発車する。

しかし海がまるで見えないことに変わりはない。ずっとこんなまま過ごす。

そして次が鹿島神宮というところまでやってきた。相変わらず客は少ない。


到着

確か鹿島神宮の手前は鹿島サッカースタジアムという臨時駅で、サッカーがある時しかディーゼル車が停車しないという話だったなあと思い出す。

ディーゼル車はちょっとだけスピードを落とした。左手に、確かにスタジアムが見える。なるほどもより駅だ。でもスタジアム以外にもそれなりに人家があるみたいで、通常営業してもいいような気がする。だめなのかなあ。

ふと反対側を見ると、あれ!あれは4月に乗った特急あやめの車両ではないか!

確かに正式には鹿島臨海鉄道は鹿島サッカースタジアムまでで、そこから先はJR鹿島線の一部だったなあと思い出した。

それによく見るとこの駅から上に架線があって電化されている。ということは、ふだんから特急あやめの車両はここまで回送されているってことなのか。よくわからないけどおもしろいなあと感じた。

さて、ディーゼル車は右に曲がり、高架をのぼっていった。確かに4月に来た鹿島神宮駅は高架だった。終点が近づいたのだろう。

そして見覚えのある駅舎が見えてきて、終点鹿島神宮に到着である。がらがらのディーゼル車を降りる。すぐそばにいつも千葉駅の東や南で走っているような電車が見える。ここはまだ茨城県だが、「千葉ゾーン」に入ったんだなあと感じる。

鹿島神宮も水戸と同様にJRと共通の改札だ。改札に向かい、きっぷを見せて通る。銚子までは香取経由で行ってもいいが、バスで行きたいので駅を出ることにしたのだ。

さあ、駅前から銚子行きのバスが出ないことはわかっている。どこにあるかわからないが、銚子行きのバスターミナルを目指して歩くことにした。

バス・鹿島神宮~銚子

バスターミナルを探す

水戸から乗ってきたディーゼル車を鹿島神宮で降りてバス停に来た。4月に確認している通り、ここには銚子行きのバス停はない。どこにあるかわからないが歩いていこう。

目の前のまっすぐな道を歩いていく。のぼり坂だ。成田駅近辺に似たふんいきだ。日本全国にこういう坂道はあるだろう。てくてくのぼる。

のぼり切ったところに交差点があった。うーん、なんとなく左に曲がるとバス停がありそうな気がする。左に曲がろう。そしてしばらく進む。

あったあった。バスターミナルっぽい場所だ。バスが何台も停車している。案内を見るとどうやら東京駅行きが出ているのはこのターミナルのようだ。そして銚子行きもここから出ていることを確認した。それほど待たずに乗れるようだ。待合室もあり、しばらく待つ。

ようやく銚子行きのバスが出る時刻になったので乗る。お客はそれほど多くなく、バスの半分にも満たないくらいしかいなかった。まあこんなものだろう。そして発車。


雨が降ってきた

バスはやや人家の少ない市街地を進んでいく。

そのうちまわりに工場が見えてくる。けっこう栄えている場所らしい。うーんそうか。

鉄道が通っていない場所でも家並みが多い場所は多いがここもそうみたいだ。

ここはぎりぎり茨城県で水戸からは離れている場所だが、これだけ工場が多ければ住んでいる人も多いだろう。みんな車に乗っているんだろうなあ。たいへんだなあ。

そんなことを考えながら窓の外を見ていると雨が降ってきた。うーん、しかたないか。鹿島神宮で降られなくて良かった。

でも銚子から先もずっと雨だったらつらいなあ。なにしろ、ぼくはこれから銚子電鉄に片道乗って、そこから東京駅行きの高速バスに乗って帰ろうと思っているからだ。それにかさを持っていない。

そんなに銚子電鉄の駅からバスターミナルまで近くはなさそうだし、ずっと雨が降っているなら予定を変えなければならない。なおも雨は降り続く。


到着

工場街っぽい場所はずっと続き、そのまま橋に出た。利根川だ。すなわち、橋の手前が茨城県、橋の向こうが千葉県ということだ。やっぱりふだん見ない景色はいいものだ。これで雨が降っていなければいいのだが。

橋を渡り始める。なにしろ利根川だ。しかもこの橋が一番海に近い橋で、もうここより海寄りには橋はないのだ。だからとても橋が長い。長いこと、長いこと橋は続く。

ようやく橋を渡り切ると市街地だ。銚子の街だろう。まちなかをバスは走り、ようやく数年ぶりに来る銚子駅に到着した。なおも雨は降り続き、バスは多少駅から離れたところに停車している。

運賃を払ってバスを降りて、小走りに駅に行く。駅前に人が並んでとおせんぼしている。間をぬって通る。とおせんぼしているのが悪いのだ。そして駅に入る。さあ、銚子電鉄に乗ろう。

銚子電鉄

外川~銚子

鹿島神宮から数百メートル歩いたところにあるバスターミナルから乗ってきたバスを銚子(ちょうし)で降り、銚子駅にある。さあ、きっぷを買おう。

JRの自動券売機がある。はて、銚子電鉄のきっぷはどこで売っているのだろう?うーん。

ためしに改札で「銚子電鉄に乗ります」と言ったら「どうぞ」と言われた。きっぷを買わずに改札を通り、案内に従い階段を上がっておりる。そして千葉と反対方向に歩く。そこの銚子電鉄の案内があった。

思ったとおり、きっぷはホームで売っていた。もしかしたら雨が小降りになるかもしれないと思い、片道だけ乗る外川まできっぷを買う。そして進むと銚子電鉄の電車があった。

ことしはいろいろなところの鉄道に乗っているのでそれほど驚かないが、編成の短い電車である。とにかく雨が降っているので急いで電車に乗る。お客は少ない。しばらくすると発車だ。

銚子電鉄は駅と駅の間が短い。発車したと思ったらすぐにスピードを落とし、次の駅に到着してドアが開く。これを繰り返す。

カーブも多い。右に左にカーブし、住宅と住宅の間を進んでいく。

銚子なので海には近いはずだが、電車からは海は見えない。まあ見えたとしてもこのどしゃぶりだしそれほどおもしろい景色じゃないだろう。

そして犬吠(いぬぼう)に着く。終点1つ前の駅だが海岸が見える場所ではない。まだまだどしゃぶりだし、終点までこのままだろう。電車はまた発車し、さらに進む。

電車は無事、終点の外川(とがわ)に到着した。電車を降りる。しかし雨はなおもどしゃぶりだ。

予定ではここからどこか東京行き高速バスが出ている場所まで歩いていくことになっていたが、とてもじゃないがたとえかさがあったとしても歩けない。

銚子駅まで戻って銚子駅前から乗るにしても、確か時刻表の高速バスのページには「銚子駅入口」とか書いてあったような気がする。ということは銚子からバスに乗るにしても、雨が降っている中を待つ必要があるということだ。

こりゃ高速バスで帰るのはあきらめた方がいいだろう。幸い予約とかしているわけではないから予定の変更は自由だ。

よし、電車で帰ろう。たぶん成田まで行って京成で京成上野まで行くのが一番安そうだ。そう考え、銚子まできっぷを買うことにした。


銚子~外川

きっぷを買うとあたりをながめてみる。やはりどしゃぶりだ。

駅舎はけっこう古い。銚子電鉄は歴史のある鉄道会社なのだろう。きょうは電車の終点まで行くのが最優先だから犬吠埼(いぬぼうざき)とか行かなかったけど、次に来るときは行ってみたいなあ。

電車の発車時刻が近づいたので改札を通って電車に乗る。客の全然いない電車が銚子に向けて発車していく。

雨はずっと降っている。住宅の間をぬって電車は進む。あまり広い道路もなさそうだ。朝晩は渋滞するから車より電車が便利なのかもしれない。

そんな時間もあっというまで、電車は見覚えのある銚子駅へとすべりこんでいった。電車を降りる。

多少弱くなったかもしれないがなおも雨は降っている。予定通り成田駅に行こう。

成田線

銚子~成田

外川(とがわ)から乗ってきた銚子電鉄の電車を銚子で降り、前に進む。銚子電鉄のホームはJRのホームと直結だ。

しかも階段をのぼりおりせずに電車に乗ることができる。ぼくがきょう行きたいのは成田だから成田経由の千葉行きでないといけない。

確認したらやっぱりこの電車は成田経由で、しかもすぐ出るようだ。弱ったなあ。いったん改札を通って成田まできっぷを買いたいけど時間がなさそうだ。まあいいか。車掌がまわってくることを信じて電車に乗る。さすがにこんな大雨では客は少ない。そして発車。

電車はすぐに銚子の市街地を離れ、田んぼの広がる景色になる。11月だからもう稲刈りは済んでいるだろう。麦とか植えているかもしれない。

案ずることはなく、車掌はやってきた。銚子電鉄のきっぷを見せて銚子から成田までの運賃を払ってきっぷを買う。これでひと安心だ。

雨は多少は弱くなっているようだ。まあこんな日もあるだろう。たいしてぬれなくて良かった。このあたりの景色は何年か前に青春18きっぷで通ったからたぶん2度目だ。そのうち佐原(さわら)に着いて4月に特急あやめに乗った場所と合流する。

それからも成田まではたいして景色が変わるわけではない。雨は多少小降りになり、電車は市街地に入っていく。我孫子(あびこ)から来る線路や成田空港から来る線路を合流していき、まちなかに入っていく。


帰宅

そして電車は無事成田駅に到着した。電車を降りて、さっき車掌に売ってもらったきっぷで改札を通る。しかし小雨ではあるがまだ雨はやんでいない。

さあ、京成成田駅まで歩こう。市街地なので商店が続いている。のきさきづたいに進むことにする。

一気に走り、のきさきに入ってしばらく休む。これを繰り返す。幸いまだ日は暮れていない。日が暮れると車に気をつけなければならないのでたいへんだ。走って休んで走る。

ここ数年、成田にはよく来る。夏休み前には京成成田から成田空港まで乗るためにホリデーパスで来たし、京成成田から東成田まで行くのに来たこともある。だから京成成田からJRの成田までの道もよく通っている。

いろいろな場所にこういう「通り慣れた道」が増えると道に迷わなくなっていいなあと考えながら進む。

そしてようやく京成成田までやってきた。これでなんとかきょうも帰れそうだ。銚子から東京までバスに乗ることはかなわなかったが、いつか乗ってみたい。

さあ、京成上野まできっぷを買って帰ろう。寮に帰るころまでに雨がやんでいるといいなあ。

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