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JRの路線・かあ~かほ

加古川線

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タイトル旅した場所
98.はじめての夜行バス・加古川線 坂本・木津・谷川・加古川・姫路
127.関西のケーブルカー旅行その2 ウッディタウン中央・三木・鞍馬・比叡山坂本・二条


てびき

山陽本線の加古川駅から北に、やや東寄りに進み、厄神(やくじん)、粟生(あお)、西脇市を通り、福知山線の谷川駅に至る電化路線である。

人の流れが加古川からも谷川からも大阪方向に流れるため、この路線はほとんど地元の人間、それも限られた人間しか使わない路線であるが、川に沿って平地を走る路線のため、それなりにお客がいるようで、存続している路線である。しかも電化された。

ぼくがこの路線に乗った1994年、1997年の時点では全線非電化であったため、上記の旅行記ではディーゼル車に乗っている。

鹿児島本線(翌)

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タイトル旅した場所
44.はじめての寝台特急 博多・天神・黒崎・原田
67.若松の渡し船・平成筑豊鉄道 西戸崎・若松・企救丘・田川後藤寺・行橋
106.台風の翌日スカイマークに乗る 下関・城野・大牟田・祇園
108.大阪めぐりと筑豊本線の客車 大阪・大阪城北詰・神戸・直方・海の中道
114.松山の市電と九州の西友 道後温泉・光岡・佐賀・諫早・嵐山
117.最後の西鹿児島発寝台特急はやぶさ 清輝橋・江波・人吉・谷山・西鹿児島
124.ムーンライト八重垣と博多南駅 八尾南・南巽・出雲市・宇美・博多南
128.最後の一般周遊券旅行 西唐津・たびら平戸口・加津佐・甘木・太宰府
129.井原鉄道とくま川鉄道 阪大病院前・神辺・みどり中央・豊後森・湯前
130.九州完全乗車旅行 宮崎空港・志布志・枕崎・ラクテンチ上


区間

現在2区間に分離している路線である。いずれも電化されている。以下の2区間である。

(1) 福岡県北九州市の門司港駅から博多、熊本を通って熊本県の八代駅に至る区間。

(2) 鹿児島県の川内(せんだい)駅から鹿児島中央を通って鹿児島県の鹿児島駅に至る区間。

従来は八代~川内間はつながっていた。現在はこの区間がJR九州でなくなり、全列車がディーゼル車で運行される第三セクター肥薩おれんじ鉄道となっている。

特急

鹿児島本線を走っている特急は以下のとおりである(臨時列車は除く)。

・特急かいおう
・特急きらめき
・特急ソニック
・特急にちりんシーガイア
・特急有明
・特急きりしま
・特急みどり
・特急かもめ
・特急ハウステンボス
・特急ゆふいんの森
・特急ゆふ

それぞれを説明する。

・特急かいおうは博多〜吉塚のみ鹿児島本線を通る。
・特急きらめきは小倉もしくは門司港〜博多間を走る。九州新幹線博多〜新八代開業日から一日中走るようになっていたが、2018年3月から朝の博多発小倉方面がなくなり、ふたたび朝晩・夜間等の限定された時間にのみ運転されるようになった。
・特急ソニック・特急にちりんシーガイアは博多〜小倉のみ鹿児島本線を通る。
・特急有明は大牟田→博多に平日朝のみ通る。博多→大牟田はない。
以前は朝6時以前、深夜0時以降の有明もあったが、2014年3月をもって朝6時前の有明は廃止、深夜の有明は2018年3月まで運行されたのち廃止になった。
・特急きりしまは鹿児島〜鹿児島中央の1駅間だけ鹿児島本線を通る。
・特急ゆふ・特急ゆふいんの森は博多〜久留米のみ鹿児島本線を通る。
・大部分の特急みどり・特急かもめ・特急ハウステンボスは博多〜鳥栖(とす)のみ鹿児島本線を通る。
2020年3月からは朝一本のみではあるが、門司港〜博多〜鳥栖経由で佐賀に向かう特急かもめが走り始めた。


このほか、2017年から2019年まで肥薩線を走っていた特急かわせみやませみ・特急いさぶろう・特急しんぺいは熊本〜八代のみ鹿児島本線を通っていたが、2020年の肥薩線の大雨によりこれらの特急は運休している。車両そのものは被害をまぬがれたため、肥薩線以外の路線で臨時列車として走ることがある。

補足1

なお、特急いそかぜ・寝台特急さくらは2005年2月28日に廃止され、寝台特急彗星は2005年9月30日、寝台特急あかつき・なはは2008年3月14日、寝台特急はやぶさ・富士は2009年3月13日、特急ドリームにちりんは九州新幹線博多~新八代開業日の前々日である2011年3月10日、特急リレーつばめ・特急ゆふDXはその翌日の3月11日、特急くまがわ・特急川内エクスプレスは2016年3月25日に廃止された。特急九州横断特急も2016年3月25日までは鹿児島本線に乗り入れていたが翌日より乗り入れはなくなった。

九州新幹線博多~新八代の開業に伴い特急列車は減り、久留米以南ではほんのわずかしか走らなくなった。しかし普通列車は相変わらず数が多い。

その昔、八代~鹿児島間は肥薩線経由で結ばれ、現在肥薩おれんじ鉄道となっているルートは後で建設されたとのことである。
戦艦による鉄道路線への攻撃を非常に懸念し、可能ならばなるべく内陸寄りに鉄道を建設しようとしていた昔の時代のなごりなのかもしれない。

景色としては、伊集院~鹿児島間のみ山の中の景色となる。その他はおもに平野を走る。
海を見るなら福岡と熊本の県境(大牟田近辺)の景色が良い。

また、2011年3月から、JR九州は151キロ以上(博多~長崎など)の在来線特急料金を大幅に値下げしたが、それと引き替えに小倉や博多での新幹線との乗り継ぎ割引が廃止された。
このため、以前は特急有明・みどり・かもめ・ハウステンボス・ゆふ・ゆふいんの森で博多まで来て山陽新幹線に乗り換えたり、特急ソニック・にちりんシーガイアで小倉まで来て山陽新幹線に乗り換える際、在来線特急の特急料金は乗り継ぎ割引で半額にすることが可能だったが、3月から不可能になった。
乗り継ぎ割引がないのがいやなら高速バスに乗ろう。

補足2

上記のほかに注意してほしいのは、伊勢鉄道・智頭急行・土佐くろしお鉄道と異なり、肥薩おれんじ鉄道は、

・八代までの鹿児島本線
・肥薩おれんじ鉄道
・川内からの鹿児島本線
を直通する場合、「八代側の鹿児島本線を含む運賃計算キロ」と「川内側の鹿児島本線を含む運賃計算キロ」を合算して運賃を計算し、八代~川内間の運賃を加算する、といったことはできず、あくまでも、

・八代までのJR運賃
・川内からのJR運賃
・八代~川内間の運賃
を加算した分運賃が必要になるということである。

八代までが肥薩線である場合も同様である。

補足3

さらに、2014年4月1日より、自由席特急券の有効期間が2日から1日に短縮された。このため、出発地によっては夜遅くの鹿児島本線の特急に乗る際に午前0時をまわる可能性がある。

その際厳密に規則を適用すれば翌日の自由席特急券でないと無効ということになる。そんなに厳密な適用となるかはわからないが、念のため自由席特急券は買わずに車内精算した方がいいかもしれない。

この時おつりがいらないように細かい金を持っておくべきだろう。

香椎線

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タイトル旅した場所
67.若松の渡し船・平成筑豊鉄道 西戸崎・若松・企救丘・田川後藤寺・行橋
108.大阪めぐりと筑豊本線の客車 大阪・大阪城北詰・神戸・直方・海の中道
124.ムーンライト八重垣と博多南駅 八尾南・南巽・出雲市・宇美・博多南


てびき

博多の南東にある宇美(うみ)駅から北に進み、篠栗(ささぐり)線の長者原(ちょうじゃばる)のレールの下をくぐり、鹿児島本線の香椎(かしい)、西鉄貝塚線の和白(わじろ)と交差し、観光地である海の中道(うみのなかみち)を通り、西戸崎(さいとざき)に至る路線である。

海の中道が観光地であるため、観光客がいる。また、博多に近いため、博多への通学・通勤客が乗っている。

路線としては非電化なのだが、2019年3月16日から、香椎線にはバッテリーを充電し、モーターを回して移動する列車のみが走り、ディーゼル車は走らないことになった。時刻表でも電車扱いとなっている。
さらに2020年3月16日から平日片道のみではあるが、西戸崎発香椎経由博多行きというバッテリー電車が一本走り始めた。

鹿島線

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タイトル旅した場所
27.土浦から潮来まで船に乗る 土浦・潮来・成田
85.熱海のすかいらーくと特急あやめ 熊谷・高麗川・熱海・成田空港・鹿島神宮


てびき

JR成田線の香取駅から北東に進み、利根川を越えて潮来(いたこ)、鹿島神宮(かしまじんぐう)を通り、鹿島臨海鉄道の鹿島サッカースタジアムに至る電化路線である。

ただし鹿島サッカースタジアムは臨時駅で、鹿島アントラーズが駅前のスタジアムでサッカーをする時のみの営業である。
香取から来る電車はすべて鹿島神宮止まりであり、鹿島サッカースタジアムに来る列車はすべて鹿島臨海鉄道のディーゼル車である。

なんでも鹿島サッカースタジアムは以前は北鹿島というJRの貨物駅で、Jリーグが始まってしばらくしてスタジアム用の臨時駅になったとのことである。

鹿島神宮から香取に来た電車はすべて1駅西の成田線佐原(さわら)駅まで乗り入れている。

以前はさらに成田・千葉方面に直通する電車も多かったが、現在はわずかに早朝に1往復、日没後に2往復残るのみになった。また、特急あやめが東京から総武本線・成田線・鹿島線経由で鹿島神宮まで乗り入れていた。
その際、特急区間は東京~佐原だけで佐原~鹿島神宮間は普通列車として青春18きっぷでも乗れる区間となっていた。

現在鹿島線の特急は臨時列車しか走っていない。東京から直通の高速バスが鹿島神宮に乗り入れるようになり、便利なので特急は廃止されてしまったようである。

鹿島神宮の高速バスターミナルは駅から多少離れていて、しかも駅に案内なんかないので地図などで調べておく必要がある。

片町線

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タイトル旅した場所
98.はじめての夜行バス・加古川線 坂本・木津・谷川・加古川・姫路
116.高千穂鉄道と南阿蘇鉄道 伊野・宿毛・高千穂・高森・私市
123.ムーンライト高知とムーンライト松山 水軒・桟橋通五丁目・宇和島・西神中央・伊賀上野


区間

大阪環状線の京橋駅から北東寄りに進み、おおさか東線の放出(はなてん)、四条畷(しじょうなわて)、河内磐船(かわちいわふね)、松井山手と進み、大きく右に曲がって南寄りに進み、関西本線・奈良線の木津駅に至る電化路線である。

電車の数は京橋に近いほど多く、木津が近づくと少なくなるダイヤになっている。木津のそばでは、少ない時は電車が40分に1本くらいしか走っていない。

ほとんどすべての電車は京橋からJR東西線に乗り入れている。

以前は京橋から西に数百メートル行った場所に、片町駅という駅があり、そこまで電車が行っていた。しかしJR東西線開業とともにこの駅は廃止され、今はJR西日本のバスの営業所になっている。

京橋から木津まで直通する客は少ないが、京橋寄りの駅は客も多く、かなりにぎわっている。その割りに木津寄りの駅は無人駅が多く、大阪の中心に近い割には客の数の差が激しい路線である。

JR東西線の運用開始から2011年2月までは福知山線から片町線まで直通する電車も多かったのだが、2011年3月以降、11時~16時の時間帯に片町線からJR東西線経由で福知山線に乗り入れる電車は平日休日を問わず、尼崎の1駅となりの塚口止まりとなった。この時間帯に片町線を利用する人は注意が必要である。

片町線からJR東西線経由で東海道本線の神戸方面に乗り入れる電車は従来通りである。


現在

2008年3月15日から約11年間、尼崎からJR東西線、片町線、おおさか東線、関西本線を経由して奈良駅に乗り入れる直通快速が走っていて、おおさか東線全通後この快速がどうなるか注目していたが、結局廃止になった。

とは言っても、京橋や鴫野(しぎの)から放出に行けば、階段の上り下りなしに新大阪発奈良行き直通快速に乗り継げるのでそれほど不便ではないだろう。

可部線

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タイトル旅した場所
102.寝台特急はやぶさ往復旅行 広島・三段峡・広域公園前・宮島・錦町


てびき

広島県、山陽本線の横川(よこがわ)駅から同じ広島県内のあき亀山駅に至る路線である。

全線電化の路線である。
あき亀山から出た横川方面の電車はすべて横川の2駅東の広島駅まで乗り入れている。

広島に来た可部線の電車の一部はそのまま海田市(かいたいち)の方向に進むものもあるが、大部分は呉線方向に進み、最長で広(ひろ)まで乗り入れている。白市(しらいち)方面に乗り入れる電車は少なく、早朝に糸崎発白市経由緑井(みどりい)行きがあるのみである。

以前はあき亀山から2駅横川寄りにある可部(かべ)から、紅葉などで有名な観光地の三段峡までディーゼル車が運行されていたのだが、2003年にこの区間は廃止されてしまった。
しかし2017年に廃止された区間のうち約2キロが電化区間として復活した、それが可部~あき亀山間というわけである。

沿線は広島市のベッドタウンであるため今後とも存続されるとみられるが、大雨が降ると土砂崩れが起こる地域であり、必ずしも安泰とは言えない路線である。

なお、上記旅行記は三段峡まで路線が延びていた時代のものである。