JRの路線・ら行・わ行
陸羽西線
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てびき
奥羽本線・山形新幹線の新庄駅から西に進み、ほぼ最上川(もがみがわ)沿いに古口・高屋といった駅を通り、羽越本線の余目(あまるめ)駅に至る非電化路線である。
余目から酒田まで乗り入れるディーゼル車もあるが、余目止まりの列車も多い。
沿線は最上川沿いの平野を通るのでそれなりに乗客はいる。
古口・高屋からは最上川ライン下りの港までのバスが出ており、観光資源には恵まれている。
同じ山形県内の、山形と酒田・鶴岡をJR経由で結ぶという役目もあるはずなのだが、最近高速道路が山形と鶴岡の間に開通しており、どうやら山形~鶴岡・酒田間は陸羽西線経由よりバス経由の方が便利になってしまっているようで、お客の減少が懸念されている。
陸羽東線
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東北本線の小牛田(こごた)駅から西に進み、古川、鳴子温泉、最上(もがみ)を通り、終点の新庄に至る非電化路線である。
小牛田~古川間のみの列車があり、それらを含めると小牛田~古川間は1~2時間に1本程度ディーゼル車が走っている。古川から西はもっと少なく1日10本程度である。
以前、一時期寝台特急あけぼのが東北本線→陸羽東線→奥羽本線と経由して上野と青森の間を走っていたことがあるのだが、その時のみで、その時期が過ぎるとあけぼのは廃止されるまで陸羽東線を通ることはなく、以来陸羽東線には普通列車しか走っていない。
古川には東北新幹線が停車するし、鳴子温泉は観光地なので観光客がいくらかは乗っているようだが、やはり高校生がおもな乗客のようである。高校生ばかりでなく小中学生も乗っているようだ。
両毛線
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上越線の新前橋駅から東に進み、前橋、桐生を経由して東北新幹線・東北本線・水戸線の小山(おやま)に至る電化路線である。
新前橋駅に至る電車は、いまのところ数駅南の高崎駅まで上越線に乗り入れているが、一部電車には新前橋で一部車両を切り離すものも若干あるので注意が必要である。
上野や湘南新宿ラインから来た電車が前橋まで乗り入れることもある。
特急はあかぎが前橋から新前橋に向けて走っているが、2014年3月17日から特急スワローあかぎという名称に変わった。2017年3月4日から平日はスワローあかぎだけ、土休日はあかぎだけ走るようになった。
あとは高崎~伊勢崎止まり、高崎~桐生、桐生~小山などの区間電車がある。
2017年3月4日からそれまで日が暮れる前だけ走っていた高崎~伊勢崎止まり電車が日が暮れてからも走るようになり、その分高崎~桐生の電車が減った。
この電車は栃木や群馬の人口の多いところを通る路線であり、高校生がたくさん乗る電車であるものの、沿線は車社会となっており、必ずしも客が多いわけではない。
また、この路線は「幹線」であるが、それは現在のわたらせ渓谷鐵道が国鉄足尾線だった時代に、足尾線から両毛線経由で貨物輸送を行っていた関係で幹線であるものと思われる。
留萌本線
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函館本線の深川駅から西に進み、留萌(るもい)に至る非電化路線である。
以前は留萌の西の増毛(ましけ)まで路線があったが、2016年12月に廃止されてしまった。
札幌から留萌に行くには深川を通らずに進む道路の方が近道であり、高速バスも通っているため留萌本線は苦戦していそうである。本数も少なく、おもに通学に使われているのではないかと思われる。
和歌山線
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関西本線の王寺(おうじ)駅から高田、五条、吉野口、橋本を通り、阪和線および紀勢本線の和歌山駅に至る電化路線である。
2007年3月17日まで五条のとなりの北宇智(きたうち)駅はスイッチバック駅で、北宇智から五条に行くにはいったん王寺方向に進んで方向転換していたが、北宇智駅の移設工事を行い、2007年3月18日午後6時ごろよりスイッチバックはなくなり方向転換もなくなった。それとともに王寺~和歌山間は0.3km短くなった。
普通列車のみの路線で、王寺から和歌山に行くには和歌山線を通るより天王寺を経由して関西本線・阪和線経由で行く方が速いため、ほとんど地元民しか使わない路線となっている。
沿線は王寺-五条間は奈良の盆地を通り、橋本-和歌山間は紀ノ川(きのかわ)がつくった細長い平野に沿って進んでいる。