Sorry, Japanese only!

きっぷ・広域系

ハートランドフリーきっぷ

リンク

タイトル旅した場所
76.男鹿線の虹・東三条のラーメン 盛岡・大館・男鹿・東三条・弥彦
77.岩泉線・仙台の深夜散歩 釜石・岩泉・泉中央・女川・秋田
87.五能線の海・松本電鉄 東武宇都宮・弘前・大湊・酒田・新島々
122.札幌雪祭りと北海道旅行 札幌・稚内・網走・久慈・盛


背景

その昔、JR発足直後に売られていた「EEきっぷ」が、当時より値上げはされたが通用期間を大幅に拡大して売られていたきっぷでした。

ハートランドフリーきっぷという名前になってからもしばらくは1年の中でも春とかの限られた季節にしか発売されないきっぷでしたが、1993年ごろからほぼ通年発売され、1995年3月まで売られていたきっぷでした。
1995年4月からも名称を変えてウィークエンドフリーきっぷという名前でしばらく発売されていました。

知名度の高いきっぷで、JR東日本の新幹線の自由席に土日に乗ると、1車両まるまるこのきっぷの利用者であることさえ珍しくないきっぷでした。
価格は15000円でした。

基本1

以下の列車に所定の期間を除く土日、もしくは祝日が金曜もしくは月曜の場合、金土もしくは日月2日乗り放題。2日間は連続している必要がありました。

・JR東日本の特急(新幹線を含む)・急行・普通列車の普通車自由席

所定の期間(ハートランドフリーきっぷが使えない期間)は年によって若干の変化がありますが、1993年後半から1995年3月までは以下のとおりでした。

・3月第2週~3月最終週
・4月最終週~こどもの日の近辺の土日・祝日
・7月第2週~8月最終週
・12月最終週~1月第1週

基本2

・東海道新幹線はJR東海の持ち物ですので、乗ることはできませんでした。
・JR東日本とJRの別会社を直通する特急・急行に乗車する場合、乗車券は境界駅から必要で、特急券はJR東日本内の境界駅に最も近い停車駅から必要でした。
(例):特急はつかり自由席に盛岡~函館にウィークエンドフリーきっぷと併用して乗車する場合、
・はつかりが蟹田に停車する場合、中小国~函館の乗車券と蟹田~函館の特急券が必要
・はつかりが蟹田に停車しない場合、中小国~函館の乗車券と青森~函館の特急券が必要

・JR東日本~第三セクター~JR東日本を直通する列車に乗る場合、第三セクターの境界駅相互の乗車券があれば良いです。(例):八戸~久慈~宮古~釜石間の場合、久慈~宮古間で運賃を車内精算してもらえました。

基本3

・1日の区切りは深夜0時を過ぎて最初に停車する駅で、前日から連続して運転する列車に乗る場合、深夜0時を過ぎて最初に停車する駅までの乗車券と、もし特急・急行の場合特急券等が必要でした。
(例):金曜夜上野発車の急行能登自由席に上野~直江津で乗車する場合、上野~赤羽の乗車券・急行券が必要

・ただし、有効終了日から連続して運転する列車に乗る場合、その列車のJR東日本内の最後の停車駅まで(行き先がJR東日本内の場合終点まで)有効でした。
ただし東京の電車特定区間では、終電が終わるまで有効でした。
(例):日曜夜上野発車の急行能登自由席に上野~直江津で乗車する場合、特に追加の乗車券・急行券は不要

基本4

それからこんなルールもありました。
・特急券、急行券と急行用の指定席券、普通列車用の指定席券もしくは乗車整理券を別途購入すれば、JR東日本内の指定席にも乗車可能。
グリーン券や寝台券などを追加購入することによりそれらが必要な列車に乗車することも可能(ただし寝台の場合有効日に注意)

個人的使用法

この企画乗車券は、非常に便利なので、特に東北地方を旅行する際にこのきっぷが使えないかどうか常に考えるきっぷでした。

使用パターンとしては、このきっぷをメインとしてこれしか使わないことが多かったですが、このきっぷを1週間ずらして2枚用意して、間に北海道フリーきっぷを利用して足かけ8日の大旅行をしたことがありました。

いずれにしても便利で、もっと使いたかったきっぷでした。

ウィークエンドフリーきっぷ

リンク

タイトル旅した場所
66.雪の函館 江差・函館どっく前・中央弘前・秋田
72.五能線と山寺 弘前・秋田・山寺
78.秋田と宮城のローカル線 角館・鷹ノ巣・矢島・細倉マインパーク前
88.新潟・山形の私鉄めぐり 五泉・月潟・ガーラ湯沢・利府・荒砥
105.航空機を使わず札幌・ミッドナイト旅行 青森・森・札幌・七重浜


注意

このきっぷは2000年ごろまで発売されていたきっぷで、2010年4月から2013年3月まで発売されていた「ウィークエンドパス」とは別のものです。ご注意ください。

背景

JR発足後にしばしば発売され、1993年ごろからほぼ通年発売となったハートランドフリーきっぷが、名称を変えて1995年4月に登場した企画乗車券でした。

知名度の高いきっぷで、JR東日本の新幹線の自由席に土日に乗ると、1車両まるまるこのきっぷの利用者であることさえ珍しくないきっぷでした。
当初は15000円、数ヶ月の15300円の時代を経て、残りの数年間は16000円でした。

基本1

以下の列車に所定の期間を除く土日、もしくは祝日が金曜もしくは月曜の場合、金土もしくは日月2日乗り放題。2日間は連続している必要がありました。

・JR東日本の特急(新幹線を含む)・急行・普通列車の普通車自由席

所定の期間(ウィークエンドフリーきっぷが使えない期間)は年によって若干の変化がありますが、通常以下のとおりでした。

・3月第2週~3月最終週
・4月最終週~こどもの日の近辺の土日・祝日
・7月第2週~8月最終週
・12月最終週~1月第1週

基本2

・東海道新幹線はJR東海の持ち物ですので、乗ることはできませんでした。
・JR東日本とJRの別会社を直通する特急・急行に乗車する場合、乗車券は境界駅から必要で、特急券はJR東日本内の境界駅に最も近い停車駅から必要でした。
(例):特急はつかり自由席に盛岡~函館にウィークエンドフリーきっぷと併用して乗車する場合、
・はつかりが蟹田に停車する場合、中小国~函館の乗車券と蟹田~函館の特急券が必要
・はつかりが蟹田に停車しない場合、中小国~函館の乗車券と青森~函館の特急券が必要

・JR東日本~第三セクター~JR東日本を直通する特急に乗る場合、第三セクターの境界駅相互の乗車券・特急券があれば良いです。(例):はくたか越後湯沢~直江津間の場合、六日町~犀潟間で特急料金と運賃を車内精算してもらえました。

基本3

・1日の区切りは深夜0時を過ぎて最初に停車する駅で、前日から連続して運転する列車に乗る場合、深夜0時を過ぎて最初に停車する駅までの乗車券と、もし特急・急行の場合特急券等が必要でした。
(例):金曜夜上野発車の急行能登自由席に上野~直江津で乗車する場合、上野~赤羽の乗車券・急行券が必要

・ただし、有効終了日から連続して運転する列車に乗る場合、その列車のJR東日本内の最後の停車駅まで(行き先がJR東日本内の場合終点まで)有効でした。
ただし東京の電車特定区間では、終電が終わるまで有効でした。
(例):日曜夜上野発車の急行能登自由席に上野~直江津で乗車する場合、特に追加の乗車券・急行券は不要

基本4

それからこんなルールもありました。
・特急券、急行券と急行用の指定席券、普通列車用の指定席券もしくは乗車整理券を別途購入すれば、JR東日本内の指定席にも乗車可能。
グリーン券や寝台券などを追加購入することによりそれらが必要な列車に乗車することも可能(ただし寝台の場合有効日に注意)

個人的使用法

この企画乗車券は、非常に便利なので、特に東北地方を旅行する際にこのきっぷが使えないかどうか常に考えるきっぷでした。

使用パターンとしては、このきっぷをメインとしてこれしか使わないことが多かったですが、函館などに行く時にこのきっぷと青春18きっぷを組み合わせて乗車したことがありました。

その際、このきっぷと青春18きっぷが共に使える期間が非常に少ないため苦労しました。

現在

2000年7月をもってウィークエンドフリーきっぷは廃止となり、その後発売された「土日きっぷ」では、新幹線自由席乗り放題ではあるものの、おもに宮城・山形以南のみ乗れるきっぷになってしまいました。
さらにそんな土日きっぷも2010年3月をもって廃止になり、2010年4月から発売になったウィークエンドパス(2013年4月から名称が「週末パス」に変更)では、特急券別払いのきっぷへと変わってしまいました。

単純に東京~仙台を往復するだけならそれなりに使えるきっぷとは思いますが、土日きっぷを使うとお得だった、土曜に1往復、日曜に1往復といった使い方ではあまりお得とは言えなくなってしまったわけです。

とは言え週末パスは、ウィークエンドフリーきっぷが使えなかった、7月・8月初め、8月終わりにも使えるので我慢して使うしかなさそうです。

JR発足10周年記念・謝恩フリーきっぷ

リンク

タイトル旅した場所
92.智頭急行と北越急行 鳥取・小郡・甲浦・岩瀬浜・秋田


基本1

以下の期間限定のきっぷでした。値段は30000円でした。

1997/3/22~1997/4/6

ただし売り出している期間は以下の通りでした。

1997/3/1~1997/3/19

すなわち乗る日になって乗ろうと思っても買えず、絶対乗るぞと思ってまえもって買っておいた客だけが使えるきっぷだったわけです。

基本2

きっぷの「効果」は以下の通りでした。

・以下の列車に3日乗り放題。3日は連続している必要がある。
-JR全線の新幹線・特急・急行・普通列車の普通車自由席
-広島にあるJRの宮島航路。隣の港の松代観光船には乗れない。
・指定席に乗る場合は指定席特急券などを買えば乗車可能
・乗車整理券が必要な列車に乗る場合も乗車整理券を買えば乗車可能
・「継続乗車船」のルールがあり、3日目の夜から4日目の朝にかけて乗った列車には4日目にその列車を降りる駅まで有効
・東京、大阪の電車特定区間では、3日目の終わりを終電が終わるまで延長できる。

感想

なにしろJR発足10周年を記念したきっぷで、新幹線にも乗り放題のきっぷでしたので、全国を右に左に動き回るにはもってこいのきっぷでした。幸いなことにこのきっぷが出た当時は秋田新幹線こまち、ほくほく線はくたかが走り出したこともあり、全国からこの2つの列車をめざして乗りに行った人や、廃止寸前の南部縦貫鉄道などをめざして乗りに行った人が多かっただろうと思います。

おそらくJR発足20周年にも同じ効果のきっぷが売られるんじゃないかと思っていましたが、残念ながら青春18きっぷと同じ効力のきっぷが8000円で発売されただけでした。

便利なきっぷはいつ発売されるかわかりません。
便利なきっぷが発売されたらのがさず使いましょう。

JR東日本パス

リンク

タイトル旅した場所
74.新幹線は八戸へ 新花巻・本八戸・大曲・新庄


基本

2003年にだけ発売された企画乗車券だった。けっこう使った人がいたようである。

以下の列車に2003年3/1~3/2など、2003年3月の第一週~第三週のいずれかの連続する土日に乗り放題

・JR東日本の特急(新幹線を含む)・急行・普通列車の普通車自由席
・普通車指定席も、4回に限り「0円券」を発行してもらうことにより乗車可能
・ほかにも、ほくほく線、伊豆急行、JR北海道中小国~函館も同様に特急・急行・普通列車の普通車に乗車可能。

補足1

なお、2日用は12000円だったが、1日用として8000円のきっぷも売られており、上記期間の土曜か日曜の1日のみに、指定席2回分のみ使えるきっぷであった。

感想1

ウィークエンドフリーきっぷが廃止になってから久しく2日有効の特急乗り放題のきっぷが売られていなかったが、どうやら東北新幹線の八戸延長を記念してこのきっぷが発売になったようである。
なぜJR東日本パスという味もそっけもない名称になったのかわからない。変な名前をつけるよりいいかもしれないが。

感想2

3/1は、航空会社が1万円で1日乗り放題の航空券を発売してきた日でもあった。
しかしなんというか、航空会社のコンピュータにトラブルが起きて、3/1には航空機が飛べなくなってしまった。JR東日本パスを使った人は航空機の影響を受けず、得をしたわけである。

今後ともこういうきっぷはゲリラ的に発売される可能性があるので、JRの情報には目を光らせておく必要がある。

補足2

なんでも、2011年にも「JR東日本パス」という名前のほぼ同様のきっぷが売られていたらしい。ただし2003年より値上げされ、1日10000円だったとのことである。

その後の調査により、使用可能だった期間は、

2011年6月11日~2011年6月20日
2011年7月9日~2011年7月18日

のいずれか1日だったということがわかった。