Sorry, Japanese only!

JR以外の路線・ま行(名鉄以外)

松浦鉄道

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タイトル旅した場所
114.松山の市電と九州の西友 道後温泉・光岡・佐賀・諫早・嵐山
128.最後の一般周遊券旅行 西唐津・たびら平戸口・加津佐・甘木・太宰府


てびき

佐賀県にあるJR佐世保線の有田(ありた)駅から北上して佐賀県の伊万里(いまり)駅を通り、海岸線のやや内側を西に進んで長崎県のたびら平戸口(たびらひらとぐち)を通り、南に方向を変えてJR佐世保線の長崎県佐世保駅に至る非電化路線である。

昔は国鉄松浦線で、長崎・佐世保ミニ周遊券の自由周遊区間にも含まれていたが、第三セクターになり、1998年から2013年まで15年続いた「周遊きっぷ」の長崎・佐賀ゾーンには含まれていなかった。

第三セクターになってから新しい駅がたくさん開業された。そのかわりディーゼル車のスピードは遅めである。

たびら平戸口は観光地でもある平戸の近くであるが、残念ながら平戸には松浦鉄道以外にも便利な交通機関があるためあまり使う人はいないのが現状である。

松本電鉄

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タイトル旅した場所
87.五能線の海・松本電鉄 東武宇都宮・弘前・大湊・酒田・新島々


てびき

長野県にある篠ノ井線・大糸線の松本駅から西に進み、新島々(しんしましま)駅に至る電化路線である。

なんでも以前は新島々からもう少し西まで延びていたらしいが、災害のため路線が壊れてしまい、そのまま廃止されて新島々止まりになってしまったとのことである。

新島々から西には上高地などの観光地があり、少しでも松本電鉄を利用してほしいと考えているのか、観光地に向かうバス路線は新島々発着となっており、新島々はけっこう大きなバスターミナルになっていてみやげもの屋もある。

新島々以外の各駅のそばにも若干の住宅があり、松本に向かう沿線住民も多少は利用しているようである。

ともかく廃止されない程度に客はいるようであり、今まで続いてきたのだからなんとかやっていけるのではないだろうか。

万葉線

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タイトル旅した場所
109.万葉線と高山から松本に向かうバス 白馬・高岡・越ノ潟・高山・松本


てびき

あいの風とやま鉄道の高岡駅から氷見(ひみ)線と似たような場所を北に進み、途中で氷見線と分かれて右に曲がり、海に面している終点、越ノ潟(こしのかた)に至る電化路線である。

高岡から途中までは道路の中央を走る、いわゆる市電区間で、越ノ潟周辺は専用軌道を走る路線である。

以前はこの区間は「加越能鉄道」という鉄道会社が運営していたが、あまり客の利用状況はかんばしくなかったようで、加越能鉄道はこの区間の営業をあきらめ、そのかわりとなって営業を継続しているのが第三セクター「万葉線」というわけである。万葉線になって約10年になるが、なんとか廃止されないでいる。

万葉線のほか、全国各地に第三セクター化する私鉄がある。ひたちなか海浜鉄道などがあげられる。
同様の状況で廃止されてしまった鉄道も多いので、現在残っている鉄道はすべて継続してほしいものである。

越ノ潟の駅のそばには港があって無料で乗れる船が出ており、船に乗った先の港から富山駅行きのバスが出ていて、越ノ潟やその周辺からだと高岡経由よりも富山駅に行くには近そうであるのだが、2012年9月にこの航路に沿った形で「新湊大橋」という橋が完成し、乗用車はこの橋で越ノ潟近辺を通行できるようになっている。

そのためこの航路も存続が危ぶまれていたのだが、なんと橋の設計に失敗し、橋の歩行車道が強風でゆれて通れないことが判明したため、2012年9月の時点では歩行者は通れないことになった。それで船もしばらく存続することになった。

歩行車道の補強工事を行い2013年中には歩行者も通れるようになるとのことで、その後船が存続するのかわからない状態である。

△三木鉄道

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タイトル旅した場所
127.関西のケーブルカー旅行その2 ウッディタウン中央・三木・鞍馬・比叡山坂本・二条


てびき

兵庫県にある加古川線の厄神(やくじん)駅から北東寄りに進み、三木(みき)駅に至る非電化路線であった。

三木駅は、神戸電鉄の三木駅からは離れているようで、歩けば数十分かかりそうであった。

神戸電鉄と比較するとそれほど便利とは言えず、お客はあまり多くなさそうな路線であった。三木駅ではなくむしろ途中駅のための路線だったのであろう。

お客は伸び悩み、とうとう2008年3月31日をもって廃止されてしまった。

残念なことである。

水島臨海鉄道

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タイトル旅した場所
101.境線と水島臨海鉄道 米子・境港・亀嵩・三菱自工前


てびき

岡山県のJR山陽本線の倉敷駅からまっすぐ南に進み、水島駅で向きを西に変え、終点三菱自工前(みつびしじこうまえ)に至るディーゼル路線の私鉄である。

昼間は倉敷から水島までの列車しか運行されておらず、三菱自工前に至る列車は朝晩のみの運行である。このような朝晩のみの路線は全国にかなりあるので注意するといいだろう。

この路線は文字通り水島に「通う」人が使う路線であり、どうやら水島に住む人はそんなに使わない(おそらく自家用車を使う)路線のようで、通勤時間外は自家用車を持たない主婦や学生などが使う路線のようである。

とりあえず水島に工場がある限り安泰の路線なのではないかと考えられる。

水間鉄道

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タイトル旅した場所
79.関西のケーブルカーと水間鉄道 高安山・甲陽園・六甲山上・箕面・水間


てびき

「みずまてつどう」と読む。

南海電鉄本線の貝塚駅から内陸方向(東)に進み、水間観音(みずまかんのん)駅に至る電化路線である。

沿線は特にめぼしい観光施設があるわけでもなく、住宅街があるわけでもない。
しかもJR阪和線とどこかで交差しているはずだが交差する場所に駅はない。

どうやら以前は貨物輸送をしていたらしく、それでなんとかなっていたらしい。
しかし貨物がなくなるとたちまち大赤字になってしまったようだ。

今後が心配な路線である。

なお、1996年の時点では水間観音駅は水間という駅名だった。このため上記旅行記では水間と表記している。
最近観光のために観音像を建設する個人・団体がけっこう多いので、水間近辺にもそのような観音像があるのかもしれない。

御岳登山鉄道

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タイトル旅した場所
64.はじめての一般周遊券 筑波神社前・宮脇・御嶽


てびき

「みたけとざんてつどう」と読む。

東京都青梅市にある滝本という駅から御岳山に至るケーブルカー路線である。

滝本には、青梅線の御獄(みたけ)駅からすぐそばまでバスが出ている。青梅線の駅名は御獄、ケーブルカーは御岳で、同じ「みたけ」でも漢字が違うので注意すること。

なんでも御岳山から数十分歩いた場所に宗教施設があるらしい。そして年末年始には客がたくさん来るという話だが、ケーブルカーからの関東平野のながめもすばらしいので、単純にながめだけを楽しむだけの目的でケーブルカーに乗ってもいいかもしれない。

御岳登山鉄道は1998年まであった「一般周遊券」の指定地接続線になっていた路線で、JRの運賃を割引にするのに役立つ路線だった。
一般周遊券がなくなってからは、休日おでかけパス等の青梅線乗り放題のきっぷを使って行くのがいいのではないだろうか。

御堂筋線

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タイトル旅した場所
51.ビスタカーってどんな電車だろう 近鉄名古屋・難波・京都・静岡
65.最後の往復割引航空券 日生中央・武庫川団地前・西田原本・浜寺公園・汐見橋
70.明石海峡大橋を渡る・インターチェンジは大混雑 長野・JR難波・洲本・新宮・串本
79.関西のケーブルカーと水間鉄道 高安山・甲陽園・六甲山上・箕面・水間
92.智頭急行と北越急行 鳥取・小郡・甲浦・岩瀬浜・秋田
93.近鉄特急と大阪の地下鉄 松阪・大和西大寺・生駒・コスモスクエア・三ノ宮
123.ムーンライト高知とムーンライト松山 水軒・桟橋通五丁目・宇和島・西神中央・伊賀上野
124.ムーンライト八重垣と博多南駅 八尾南・南巽・出雲市・宇美・博多南


てびき

Osaka Metroの1路線で、JR新大阪駅の北にある江坂駅からまっすぐ南に進んで新大阪駅、梅田駅、心斎橋駅、なんば駅と進み、進行方向を南東に変えて天王寺駅に進み、そこからなおも南東に進んで南海高野線の中百舌鳥駅の直下にあるなかもず駅に至る路線である。

江坂駅から北に進む北大阪急行に乗り入れて千里中央に至っている。

また、新大阪、梅田、天王寺駅ではJRと接続し、淀屋橋(よどやばし)では京阪、なんばでは近鉄・南海・阪神と接続しており、その他の駅でもOsaka Metroの駅と接続している駅が多い。

沿線は大阪市内の「キタ」「ミナミ」と呼ばれる場所を通り、乗り換えに便利なため平日・休日・朝昼晩を問わず混雑する路線である。

地下鉄では古くからある路線のため電車は多少古くなっているが、それでもがんばってお客を運んでいる路線である。

南阿蘇鉄道

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タイトル旅した場所
116.高千穂鉄道と南阿蘇鉄道 伊野・宿毛・高千穂・高森・私市


てびき

熊本県の豊肥本線の立野(たての)駅を出て、高森駅に至る路線である。
全区間非電化路線で、阿蘇山のカルデラの中を通っている。

途中、無駄に駅名の長い、「南阿蘇水の生まれる里白水高原」という駅があり、それより多少駅名は短いが「阿蘇下田城ふれあい温泉」という温泉がそばにある駅がある。以前は南阿蘇水の生まれる里白水高原は日本で一番長い駅名だったが、現在はさらに長い駅名の駅があるため一番ではなくなっている。

阿蘇山のおかげで観光地には恵まれており、観光客が休日にはたくさん乗る路線である。

2016年現在、地震による土砂崩れが原因で立野~中松間が運休している。

2016年7月31日に中松~高森間は復旧したが運行本数はわずかである。

名港線

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タイトル旅した場所
46.名古屋の地下鉄旅行 東名古屋港・野並・上飯田・徹明町


てびき

名古屋市営地下鉄の名城線の金山駅から南西に進み、名古屋港に至る地下鉄路線である。

もともとこの区間は、名古屋大学~大曽根~栄~金山~新瑞橋(あらたまばし)と合わせて名城線の一部であった。
しかし、2004年に名古屋大学~新瑞橋間が完成して名城線が環状になったのと同時に、環状線からはずれる名古屋港に至る区間に名港線という名称ができて名城線と切り離されたわけである。

名古屋港という名前だが、仙台行きのフェリーの港は近くになく、沿線住民でもない限りあまり利用は多くなさそうな路線である。

なお、ぼくがこの路線に乗った1996年の時点ではまだ名城線であったため、旅行記では名城線と書いてある。
上記「46.名古屋の地下鉄旅行」では「名城線その1」のみ現在の名港線扱いである。


web上の時刻表を見たところ、朝晩は金山~名古屋港を往復するだけだが、昼間は名城線に乗り入れ、名古屋港~金山~栄~大曽根を往復していて、金山~大曽根間は名城線の環状列車も走っているのでその分列車数が多いようである。

名城線

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タイトル旅した場所
4.菅野美穂ちゃんと握手 高蔵寺・弥富・桑名・栄
46.名古屋の地下鉄旅行 東名古屋港・野並・上飯田・徹明町
131.最後の新幹線の食堂車 三河田原・関・日本ライン今渡・明治村・金華山


てびき

「めいじょうせん」と読む。

東海道本線の金山駅から北に進み、上前津(かみまえづ)、栄(さかえ)、久屋大通(ひさやおおどおり)、と進んで東寄りに向きを変え、大曽根(おおぞね)、砂田橋と進み、南寄りに向きを変えて名古屋大学、新瑞橋(あらたまばし)と進み、西に向きを変えて金山に戻ってくる環状の地下鉄路線である。

都営地下鉄大江戸線は「6の字運転」なので、純粋な環状運転なのは山手線、大阪環状線とここだけである。

名古屋駅は通っていないものの、金山と大曽根でJRに接続し、繁華街である栄や上前津、ナゴヤドームや名古屋大学などの名所を通るため、名古屋に用事があって訪れる人に役に立つ路線である。

名古屋は東京より車の交通が便利なので名古屋市民にはそれほど使われているわけではないのが残念である。


web上の時刻表を見たところ、昼間は名城線の環状列車ばかりでなく、大曽根始発の列車が金山から名港線に乗り入れ、名古屋港~金山~栄~大曽根を往復していて、金山~大曽根間はその分列車数が多いようである。

真岡鐵道

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タイトル旅した場所
29.真岡鐵道のSL 小山・下館・茂木


てびき

茨城県にある水戸線の下館(しもだて)駅から北に進んで、栃木県の真岡(もおか)駅に至り、東寄りに向きを変えて益子(ましこ)を経由し、終点の茂木(もてぎ)に至る非電化路線である。

以前は国鉄真岡線であったが、国鉄末期に第三セクターになってしまった鉄道である。

1990年代から、下館から茂木まで土日などにSLもおか号が運行されるようになった。いまだに運行が続いているのでそれなりに客はいるのだろう。

茂木の近くには「ツインリンクもてぎ」と呼ばれる施設があるらしいが、真岡鐵道経由で来る客が多いのかどうかわからない。
どんなところかも知らないのでみなさん検索してください。

基本的には高校生がおもな客なのではないかと思われる。

不思議なのは栃木県の県庁所在地、宇都宮方向に走っていないところである。
わたらせ渓谷鐵道の足尾と日光がつながっていないのは、間にトンネルを掘らなくてはならないくらい大きな山があるからという理由があるので、こちらにもそんな理由があるかもしれないと思い、10年ほど前にためしに真岡から宇都宮行きのバスに乗ってみた。
しかし大きな山もなく、その気になれば鉄道くらい通せそうな場所だった。なぜ宇都宮でなく下館をめざしたのかわからない。そんな不思議な路線である。