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Sorry, Japanese only! (1994年9月その1)

41.ムーンライトで左沢

説明

1994年夏は計画的に青春18きっぷを使った年でした。

大垣行き夜行を使って名古屋近辺に行き、いろいろまわって東京に帰ってくる旅行を2回、常磐線沿いの日帰り旅を2回行いました。

そして最後の1枚は、快速ムーンライトを使って米坂線の入口、坂町(さかまち)に行き、朝の米坂線で米沢に行き、山形県の左沢(あてらざわ)線に乗って東京に帰ってくる旅行を計画しました。

おそらく快速ムーンライトは指定席で満席になりやすいから、混雑がそれほど激しくなさそうな、9月に行こうと思いました。それで9月の第1週に乗ることにしたわけです。

快速ムーンライトは、高崎で日付が変わるので、山手線内→高崎のきっぷを買って、青春18きっぷは高崎から有効にすると無駄がありません。ですので旅行会社で、指定席券と高崎までのきっぷを買いました。ついでにびゅうプラザで同じ日に9月の最後の週の旅行のきっぷも買ったのですが、この話は気が向いたら書きます。

ムーンライトは白新線経由で村上に行くので、そのまま坂町まで行ってもいいのですが、6月にも白新線には乗ったことがあり、逆に羽越本線の新津~新発田(しばた)間に乗ったことがないので、ムーンライトを新津で降りて、そこから羽越本線の列車に乗って坂町に行こうと思いました。

坂町到着は遅くなりますが、坂町から乗る米沢行きは同じ列車になります。

1994年から本格的に始めた乗りつぶし旅行ですが、こうやって地道に行こうと思いました。

無事青春18きっぷの旅を4回こなし、最後(になるはずだった)の1994年夏の旅に向けて新宿に向かったのです。

信越本線

新宿駅

金曜夜10時。ぼくは新宿駅にやってきた。

山手線とかはまだ通勤客でいっぱいな時間帯である。そんな中、ぼくは快速ムーンライトの出るホームに向かった。

夜行列車が出るホームなのに、列車を待つ客が行列を作って並んでいるわけではない。そう言えばムーンライトは大垣行きの夜行と違って全車指定席だった。そうか、指定席だと行列を作る意味はないからなあ。

でもずっと向こうのホームでは列車を待つ客が固まっている。あ、あれは急行アルプスを待つ客だな、と気がついた。

アルプスには自由席があるし、北陸ワイドや信州ワイドで急行券なしで乗ることができる。あ、もう9月になったからハートランドフリーきっぷも使えるんだった。

それに比べるとこちらのホームは閑散としているなあ。


散歩

何もすることがないし、ホームを代々木の方向に歩いてみることにする。

ずっと歩いていくと、となりの中央線ホームや山手線ホームの端を過ぎてもまだこちらのホームは続いている。

そう言えば、埼京線のホームはいくぶん山手線ホームより南側に位置しているんだった。ムーンライトの出るホームも南寄りなのだろう。

南に進んだら売店を見つけた。夜10時を過ぎても営業している。お菓子と飲み物でも買っていこう。

そして指定席の位置を確認してまた北に戻ってきた。そして待つ。

電車が入線してきた。クリーム色がベースの塗装の電車である。電車が停車してドアが開いた。入ってみよう。


乗車

入ってみると2列がけのシートが並んでいた。大垣行き夜行よりずっといい電車である。しかしシート以外の窓とか網棚とかは、大垣行き夜行と同じような電車に見えた。

なんでもムーンライトの車両は、ボックス席の電車の座席をすべて取りはずし、新幹線のこだまのシートを持ってきて取り付けたとのことである。

在来線の電車なら、東京で走っていた電車が古くなったら地方で走らせるといったことも可能らしいが、新幹線の電車が古くなったら、たとえシートが使える状態でも廃車にするしかないので、そんな廃車になるこだまの車両のシートを再活用したということなのだろう。

座席にすわる。発車までは時間があるがちらほらとすわっている人がいる。

げったばこを吸っている人が多い。

そうか、大垣行き夜行と違ってこの列車って禁煙車と禁煙でない車両があるんだっけ、禁煙車って指定すれば良かったなあと後悔した。

しかしそんなに煙いっぱいって感じもしない。

よくよく天井を見ると、ゴォーとすごい音をたてて換気装置が働いている。そしてたばこの煙をすごい勢いで吸引しているのだ。これのおかげで車内がたばこの煙でいっぱいにならないようである。まあなんとかなりそうである。昔はじめて航空機に乗った時は煙でいっぱいでハンカチで鼻を押さえていたことを思い出すが、今日はそこまではならないようだ。

アナウンスで、車掌がうるさいくらいに「この列車は全車指定席です、本日は指定席はすべて売り切れております」と言う。しかしぼくのとなりに人は来ない。途中駅で乗るのかな。


新宿~大宮

そしてムーンライトは定刻に新宿駅を発車した。まずは池袋に向けて進んでいく。

池袋ではそんなに客は乗らなかった。そして赤羽に向かう。

なんでも池袋から大宮に向かい、そのまま高崎線や東北本線に向かう電車が通るレールは、池袋~赤羽間で埼京線とは別の場所を通るらしいので、ためしに4月に蓮田から池袋まで乗ってみた。

あの時は赤羽から上中里のあたりまで京浜東北線に沿って進み、謎のトンネルを通るとなぜかそこは駒込駅のそばで、そこから池袋まで山手線に沿って進んでいた。今日もそうだろうか?

確かに窓の外は大塚駅だった。やはり4月に通った線路を通っているようだ。

巣鴨、駒込を過ぎ、謎のトンネルを通ると上中里だ。王子、東十条を過ぎて赤羽に着いた。埼京線、京浜東北線、高崎線や東北本線の上野行きホームと比べるとこじんまりしたホームである。赤羽を出て荒川を渡る。大宮に着いた。


大宮~高崎

やはりとなりに客はやってこない。「売り切れです」と言ってはいるが、こんなものなのだろうか?

ぼくのとなり以外は席は埋まったようなので、高崎から乗ってくる客かもしれない。ぼくは通路側、空いている席は窓側なので、高崎まで起きていなくてはいけないのかな。

高崎までノンストップである。車内改札が来たので、指定席券、山手線内→高崎の乗車券、日付が変わってからのスタンプが押してある青春18きっぷを見せる。たいていの人は同じようなきっぷで車内改札を受けているようである。

そして高崎に着いた。結局となりの客は来なかった。あとは長岡までノンストップなので眠ってしまおう。


高崎~新津

目が覚めて腕時計を見ると、まだ長岡には到着していないようだ。ぼくは新津で降りるのでもう眠らずに過ごすことにした。長岡に停車、降りる人も多少いる。

長岡を出る。もう山は過ぎたのでちらほらと明かりが見える。2月に急行利尻に乗った時とかもそうだったが、夜行列車から見る明かりってけっこうきれいなのだ。

そんな明かりを見て、若干夜が明けてきたところで目的地、新津に到着である。ここで降りる。

坂町に向かう列車まで時間があるので、いったん改札を出てみた。

家並みはたくさんあって、住宅街と商店街がある場所ではあるが、コンビニみたいな場所はなかった。もしかしたら坂町にもないかもしれないなあと思った。今日はずっと腹がすいた状態で旅行することになるかもしれないなあと思いながら、羽越本線の列車を待った。

羽越本線

新津~新発田

新宿から乗ってきた快速ムーンライトを新津(にいつ)で降り、改札を通って駅の外に出た。坂町(さかまち)に向かう羽越本線の列車は約2時間後なので駅を出る時間がある。

いちおう新津駅前は市街地になっているようだ。コンビニでもあったら寄っていこうかと思っていたのだが、そんなものは見あたらない。まあこんなもんかと思い、駅に戻ることにする。また改札を通り、ホームで1時間以上待つ。だいぶ明るくなってきた。

やってきた。なんだかすすけた列車が来た。ディーゼル車のようだ。寝台特急も走る路線なのに、普通列車はこんなにすすけた列車なのである。まずは乗る。ボックス席もある列車である。でも2人がけロングシートにすわる。朝早いのでほとんど客はいない。ムーンライトから乗り継ぐのもぼくぐらいだ。

ディーゼル車が発車する。新津から新発田(しばた)までは初めて乗る区間だ。別にどうっていうこともない。特急は寝台特急しか走らない区間なので、どことなくローカル線っぽい区間である。新潟の平野を進んでいく。


新発田~坂町

そして新発田に着いた。やはりお客は全然乗ってこない。ここから先は6月に酒田から新潟まで特急いなほに乗った区間なので、坂町まで海が見えないことはわかっている。まあのんびりと、眠らないように注意して乗ることにする。

中条という駅を過ぎ、いよいよ坂町である。到着。ディーゼル車を降りる。

青春18きっぷを見せて駅を出る。あまり米沢行きの列車まで時間がないのでそんなに遠くに行くわけにはいかない。

乗換駅ではあるが、駅は小さく、駅前もそんなに人家の多くない場所であった。しかし駅前にコンビニがある。こういう駅は貴重だ。でも営業しているかな?

朝7時になるのを待ってドアを開けてみた。無事開いた。朝食を買っていこう。無事買えた。さあ、坂町駅に戻ろう。

米坂線

発車

坂町の駅前のコンビニで朝食を買って駅に戻った。

青春18きっぷを見せて改札を通り、米沢行きの出るホームに行く。しばらくすると列車がやってきた。

かなり古いディーゼル車である。羽越本線のディーゼル車とは違う型で、どちらかと言うと3月に乗った只見線のディーゼル車に近いような気がする。

ディーゼル車が到着すると、高校生らしい人たちが続々降りてきた。全員降りると乗り込む順番である。乗る人はそれほどいない。

まずは弁当を食べることにする。食べているうちに発車する。

しばらくは平野を進む。学生たちはみんな降りてしまった。

米沢まで行く列車なのでだんだん山に入っていく。長いトンネルに入る。ディーゼル車なのにこんなに長いトンネルなんて、もしSLだったら煙で息苦しくなるところだろう。


トンネルを抜けてしばらくすると、左手に広い川が見えてきた。いい景色だなあ。

3月の只見線もこんなふうに川が見えていた。あの時はまわりがおばちゃんばっかりでうるさかったが、きょうは静かにディーゼル車に乗ることができる。やっぱり景色をながめる時は雰囲気って大切だなあと思う。

しばらく川を見ながら進んだが、トンネルを何回かぬけるうちに川は見えなくなる。ムーンライトで多少は眠れたのでそれほど眠くはない。そのまま山々の見える景色を見ながら進む。

そのうち山が遠くなってきた。終点の米沢の盆地が近づいたようだ。相変わらず客は少ない。米沢の市街地に入っていく。

そしてようやく終点の米沢に到着である。長かった。

さあ、ここからは新幹線と同じレール幅(標準軌)になった奥羽本線に乗る。標準軌のJR在来線普通列車に乗るのは初めてだ。どんな電車だろうと思いながらディーゼル車を降りた。

奥羽本線その1

米沢駅

坂町(さかまち)から乗ってきたディーゼル車を米沢で降りた。さて山形までの電車は・・・ずいぶん向こうだなあ。

米坂線のディーゼル車のホームは奥羽本線のホームからは離れているようで、だいぶ歩いてようやく電車までやってきた。

電車は緑っぽい電車だった。標準軌の電車だが狭軌の電車とそれほど違いはないようだ。ボタンを押して開けて乗ってみる。ボックスシートとロングシートの電車である。ボックスシートと言っても背もたれは2列シートっぽいシートだ。

もちろんぼくはロングシートにすわる。そして発車だ。


米沢~山形

山形から南の奥羽本線は、山形新幹線としてことし2月の早朝に通ったことがあるくらいで、ずっと眠っていた。

だから昼間の景色を見るのは初めてである。米沢の盆地が広がるいい景色である。

しばらく開けた土地を進むが、やがて山がちな地形になる。米沢と山形の間は山があるのだ。

山をぬけると都会の景色になり、無事終点山形駅に到着した。

降りてみると、2月にも来たことのあるH型のホームで、標準軌も狭軌も山形を越えて進めない形になっていた。さあ、左沢(あてらざわ)線のディーゼル車の出るホームに進もう。

左沢線

山形駅

米沢から乗ってきた電車を山形で降り、左沢(あてらざわ)線のホームに進む。

階段を上がったりおりたりしなくていいので便利である。もっとも改札は階段を上がった先にあるので乗り換えでなく駅を出るには階段を上がる必要がある。今回は山形で降りることもないだろう。

お客はそこそこ乗っている。土曜の昼なので学生が多そうだ。

なんとなく学生より若干年上の若い男がけっこういるような気がする。もしかしたら彼らはみんな青春18きっぷ客かもしれない。


山形~左沢

ディーゼル車は今まで乗った羽越本線や米坂線のディーゼル車よりは多少新しそうなものだった。県庁所在地の山形が近いから多少は新しいのだろう。ディーゼル車は発車する。

ディーゼル車はすぐに山形の市街地を出て、畑ばかりの場所に出る。盆地のまんなからしく、山々は遠くに見える。そして各駅に停車していく。

停車するごとに学生が降りていく。左沢線はかなり客がいそうな場所である。そして数十分が過ぎると、いかにも青春18きっぷ客という男だらけになった。ぼくもその1人である。約10人を乗せてディーゼル車はなおも盆地を進んでいく。


左沢駅

そして終点左沢に着いた。約10人が青春18きっぷを出してディーゼル車を降り、改札に向かう。駅員に青春18きっぷを見せて通る。なんとなく駅員の顔が怒っているような気がした。

しばらく待合室で待つことにした。ここは集落の中心地らしく、人家は多そうだ。

どこかに学校があるらしく、学校の放送が聞こえてくる。なんとなく運動会でもやっているような感じだ。もしかしたらこのあたりでは9月に運動会をするのかもしれないなと思った。さあ、また改札を通ってディーゼル車に戻ろう。


左沢~山形

ディーゼル車に戻ると、左沢まで乗ってきた客は全然いなかった。左沢で用事のある客だったのかな?

もしかしたら、今になって思うと彼らは山形鉄道の終点、荒砥(あらと)までバスに乗る客だったのかもしれないなと思った。バスは時刻表には載っていないが、どこかで調べて乗っているのかもしれないと思っている。

この時点ではそんなことは気にしないままディーゼル車は山形に向けて発車していく。

また盆地の中を走っていく。客はずっと少なく、たいして乗ってこない。そのまま山形に近づいていく。そしてがらがらのまま終点山形に到着した。

とりあえずひと仕事終わった。あとは東京まで帰るだけだ。ディーゼル車を降り、奥羽本線の電車に向かった。

奥羽本線その2

山形~高畠

左沢(あてらざわ)から乗ってきたディーゼル車を山形で降りた。あとは東京まで帰るだけだが、まっすぐ米沢に向かっても福島に向かう電車はしばらくない。

だからどこか途中の駅にでも降りようと思った。鉄道の本には、途中の高畠(たかはた)という駅に温泉があると書いてあったような気がする。

温泉に入る気はないが、高畠で降りて駅のまわりがどうなっているか見てみることにしよう。

数時間前に米沢から山形まで乗ったのと同じ電車が山形のH型のいきどまりホームにあったので乗る。さすがに土曜日の午後なので学生で混雑している。電車は発車した。

数時間前と同じような景色を見ながら進んでいく。山形の近くはけっこう森が多い。森を過ぎて米沢の盆地に入っていく。

そして目的地、高畠に着いたので電車を降りた。改札に行き、青春18きっぷを見せて通る。


高畠駅周辺

するとそこには、本当に銭湯の入口があった。「男女」と書かれたのれんの向こうから、ピチャピチャカタカタ、お湯やおけの音が聞こえる。

でもまあ、夜行列車にばかり乗っている旅行ならともかく、ぼくはこれから寮に帰って風呂には入れるわけだし、別に入ることもないだろうと思った。そんなわけで、駅を出て散歩することにした。

駅の東の方に出ると、畑が広がっていた。人家が全然ない。

けっこうJRの駅って集落から離れたところが多い。3月に行った只見線の始発駅、小出も駅から川を渡った先に商店街があった。高畠も線路の向こうのそのまた奥の方に集落があるようだ。まあいいかと駅に戻ることにした。そろそろうまく福島行きに接続する米沢行きがやってくる。

青春18きっぷを見せて改札を通り、ホームで待つと米沢行きがやってきた。多少混雑しているがなんとかすわれた。


米沢発車

電車は発車し、盆地を進んでいく。あまり時間もかからずに電車は終点米沢に着いた。さあ、福島行きに乗り換えだ。

階段をのぼっておりて似たような電車に乗る。ちゃんと福島行きと表示されているのでこれでいいだろう。ドアが閉まり、発車である。数時間ぶりの普通列車なのに客は少ない。あまり福島に行く客もいないのだろうか。

ここから先は2月に山形新幹線つばさで通った区間ではあるが、ずっと眠っていたところである。今度はしっかり景色を見ておこう。

米沢を出るとすぐに市街地から離れてしまう。左右には高い山々が見えるようになった。2月に眠りながら見た景色はこの山々に雪が積もっていた景色だったと思う。


シェルター

それから電車は、シェルターの中に入っていった。そして停車。なんとシェルターの中にホームがある。変わった駅だなあ。

山の中の駅で、ほとんど人家もないような場所だが、まあ信号場みたいな場所なんだろうなあと多う。電車は発車し、シェルターを出る。

高い山々はしばらく続いたが、そのうち福島市の市街地に入っていったようだ。そして山形新幹線っぽいレールが分岐し、東北新幹線の高架に向けてのぼっていく。今乗っている電車はのぼらず、地面を進む。そして市街地に入っていく。

そして無事標準軌の在来線の電車は福島駅に到着した。米沢から福島の区間はながめのいい区間だなあと思った。ぼくは電車を降りる。あとは上野に向けて進むだけだ。ぼくは黒磯行きの電車の出るホームに向かおうと、階段をのぼった。

東北本線

旅行記本文

米沢から乗ってきた電車を福島で降りて、黒磯行きの電車に乗り換えた。ここから先は何回も通っている路線なので気楽に乗ることにしよう。

とは言っても福島から郡山までは、今年になってから夜行の急行津軽に乗ってはいるが昼間は通っていなかった。だから昼間の景色は約5年ぶりに見ることになる。電車は福島を発車する。川を渡ると小高い山々の続く景色になっていく。

ひさしぶりに見る福島から郡山までの景色は、以前と変わらずいいものだった。電車は郡山を過ぎる。ここから先は3月に通っている。

白河を過ぎると暗くなってきた。このあたりは白坂や豊原のあたりで線路が高架を通って気持ちいい景色なのだがまあしかたないか。

黒磯で上野行きに乗り換えである。アパートに着いたらもうこの夏の青春18きっぷの旅は終わりだなあと思った。すっかり暗くなった電車の中で、今度の冬の18きっぷはどう使おうか、冬になる前にまたハートランドフリーきっぷで旅したいなあなどと考えながら、アパートに帰っていった。

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