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JRの路線・う~え

羽越本線

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タイトル旅した場所
41.ムーンライトで左沢 新津・坂町・山形・左沢・高畠
77.岩泉線・仙台の深夜散歩 釜石・岩泉・泉中央・女川・秋田
78.秋田と宮城のローカル線 角館・鷹ノ巣・矢島・細倉マインパーク前
87.五能線の海・松本電鉄 東武宇都宮・弘前・大湊・酒田・新島々
92.智頭急行と北越急行 鳥取・小郡・甲浦・岩瀬浜・秋田
121.遠野とほっとゆだ 一ノ関・釜石・遠野・ほっとゆだ・村上


区間

新潟県にある信越本線の新津(にいつ)から北東に進み、新発田(しばた)、坂町、山形県の余目を通って秋田駅に至る電化路線である。

特急は昼間の特急いなほが走っているが新発田~秋田のみで、新発田からは白新(はくしん)線を通って新潟の方に行っている。またいなほは秋田に行く電車は半分にも満たず、半分以上は酒田止まりである。

普通列車は新津~村上、酒田~秋田は電車が走っているが、村上~酒田間は鶴岡〜酒田に1日1往復している電車(2020年3月に復活した)を除いてすべてディーゼル車である。最近はディーゼル発電機で発電した電気でモーターを回して走る列車が走っているらしいが、いごこちがいいかどうかはみなさん乗って確かめてください。

2019年9月まで村上~酒田間を含む区間に走っていた普通列車の電車は臨時快速「きらきらうえつ号」であったが、9月をもって走らなくなり、12月を最後に他の区間からも引退した。

大阪と北海道と結ぶ貨物列車が走る関係でこの路線は大事にされ、早いうちに電化された。
しかし全区間複線にはなっておらず、ときどき列車がすれちがうため停車が必要となったりして、東北本線ほど大事にはされていない。

秋田と首都圏を結ぶ交通がかなり秋田新幹線に移行した影響でお客はかなり少なくなっている。
それでも高校生などがたくさん利用している路線である。

補足

2019年3月16日から臨時列車でない特急いなほは、新潟駅で階段の上り下りなしに上越新幹線ときに乗り換えられるようになった。

ただし以下の注意すべき点がある。

・かつて2004年から2011年まで新八代で行われていた特急リレーつばめと九州新幹線つばめの乗り換えとは異なり、新幹線ホームといなほのホームの間には中間改札があるため、乗る場所によっては多少時間がかかる。あくまで「階段の上り下りが不要」にとどまっている。
・新幹線が新潟に到着すると全部のドアが開くが、いなほに階段の上り下りなしに乗り換えられるのは「万代口」側のドアだけである。
・いなほに階段の上り下りなしに乗り換えられる上越新幹線の新潟駅のホームが1つだけなので、残念ながら臨時列車のいなほには必ずしも階段の上り下りなしに乗り換えられるわけではない。
乗り換えられる上越新幹線は11番線に到着する上越新幹線だけであり、大型の時刻表を見れば確認可能である。もし11番線以外なら、従来通り階段の上り下りが必要である。

内子線

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タイトル旅した場所
123.ムーンライト高知とムーンライト松山 水軒・桟橋通五丁目・宇和島・西神中央・伊賀上野


てびき

なかなかどこからどこまでが内子線なのかとても説明するのが難しい。

愛媛県の予讃線から分岐している向井原(むかいばら)~内子~伊予大洲(いよおおず)がまるごと内子線であるわけではなく、その一部分の内子~新谷(にいや)のみが内子線である。

向井原~内子、新谷~伊予大洲は予讃線の一部である。

これにはわけがある。

(1) 以前、内子線は伊予大洲の北の駅、五郎から分岐して新谷に乗り入れ、そこから内子に乗り入れていた。
(2) 松山から宇和島までの所要時間を短縮するため、向井原から内子まで新線を建設し、特急はこちらを走らせることにした。
(3) その際、新谷~五郎間が今のままだと五郎で方向転換をしなければならなくなるので、方向転換が不要なように、新谷~伊予大洲にショートカット線を建設し、そちらを通るようにした。
この際、新谷~五郎間は廃止された。

そんないきさつもあり、この時新しく建設された路線は予讃線の一部となったわけである。

2001年現在はどうなっているかわからないが、1996年当時は予讃線に乗っていると新谷~五郎間のレールの敷かれていない路盤が車窓から見ることができた。

内子線は谷間を走るが、人通りは五郎経由の予讃線に比べてそれほど少ないわけでもなく、普通列車は1時間半~2時間半おきに走っている。宇和島に向かう特急宇和海はすべて内子線を通り、すべて内子に停車する。こちらの方が1時間おきで列車数が多い。

内房線

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タイトル旅した場所
17.いすみ・小湊・竜ヶ崎 大原・上総中野・五井・竜ヶ崎
32.ひさしぶりの木更津フェリー 大宮・木更津・川崎・東京
36.はじめてのアクアライン 川崎・木更津・野島崎・千倉
82.静岡と千葉の定期観光バス 伊豆急下田・千葉・館山・安房鴨川
86.青梅線・五日市線・久留里線 奥多摩・武蔵五日市・川越・安房鴨川・上総亀山


てびき

外房線・京葉線の蘇我(そが)駅から南に進み、五井(ごい)、木更津(きさらづ)、君津、浜金谷、館山(たてやま)を経由して東寄りに向きを変え、千倉(ちくら)を通って外房線の安房鴨川(あわかもがわ)に至る、全区間千葉県を通る電化路線である。
どういうわけか千葉~蘇我間は外房線なので注意しよう。

普通列車(各駅停車・快速)のほかに特急も走っている。

蘇我に来た普通列車は大半が千葉に乗り入れているが、若干京葉線に乗り入れる電車もある。
千葉に乗り入れる普通列車は千葉止まりのものもあれば、総武本線に乗り入れて横須賀線の久里浜の方まで行くものもある。
京葉線に乗り入れる普通列車はたいてい東京に行くが、臨時列車に南船橋から西船橋・武蔵野線へと向かい、大宮に向かうものもある。

総武本線から内房線に乗り入れた普通列車の行き先は最も南でも君津までで、君津より南に行くことはない。また君津より南から来た普通列車は千葉から先に行くことはない。
そして安房鴨川で完全に系統が分かれており、臨時列車でもない限り、安房鴨川を越えて外房線と内房線で電車の行き来はない。

特急列車は総武本線の東京~錦糸町間が開通してから1990年代前半まで、蘇我から外房線・総武本線に乗り入れて東京まで走っていた。ただし安房鴨川までは走っておらず、大半が館山、何本かは千倉まで走っていた。
しかし1990年代前半に京葉線が東京~蘇我間全線開通してしばらくすると東京~千葉~成田空港間に特急成田エクスプレスが走ることになり(ただし原則として千葉は通過)、東京~千葉間を利用していた内房線の特急は京葉線にまわされてしまった。
ただし列車名は変わらず「特急さざなみ」である。

館山から来た特急が千葉に来ることは臨時列車を除いてめったになくなったわけである。
館山から千葉に来た臨時の特急も、東京に行くことはなく、錦糸町から秋葉原経由で新宿に向かっている。新宿から千葉までは千葉始発の特急あずさが通るルートを通り、新宿に向かう成田エクスプレスが通る錦糸町~東京~品川~新宿のルートは通らない。

1990年代後半に川崎~木更津間に東京湾アクアラインが開通するとこれらの特急はおもに土日の運行となった。

そして2015年3月以降、特急さざなみは月~金は東京~君津間に運転区間が短縮されてしまい、君津行きは夕方、東京行きは午前中のみというダイヤになってしまっている。

替わりに月~金は東京~千葉~館山に快速列車が1往復走っていたが、2017年3月3日をもってこの快速は廃止されてしまった。

この路線は通過の需要がなく、千葉県に用事のある人に需要は限られている。しかし千葉~木更津間は京浜工業地帯の一部として工場が建ち並ぶ地域であり、それなりに産業があるので、少なくともなくなることはない路線である。
ただし東京湾アクアラインなどの高速道路網の拡充により、今後乗客の増加はあまり見込めない路線である。なんとか存続してほしい路線である。

宇野線

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タイトル旅した場所
99.芸備線・福塩線・瀬戸大橋・津山線 広島・三次・宇野・高松・津山


てびき

岡山県、山陽本線の岡山駅から南西に進み、茶屋町(ちゃやまち)を経て南東に向きを変え、海沿いの宇野駅に至る電化路線である。

岡山~茶屋町間は瀬戸大橋線の一部でもあり、高松行きの快速列車や松山、高知、徳島方面の特急列車がたくさん走っているのに対して、茶屋町~宇野間は各駅停車が30分~1時間に1本走っているのみである。

その昔、まだ瀬戸大橋ができていなかったころは、岡山~宇野間に快速が頻発しており、快速を宇野で降りて宇高連絡船で高松に行くお客でにぎわっていたと言われている。

しかし瀬戸大橋ができて以来、茶屋町~宇野間はほとんど地元のお客しか乗らない路線となっている。

路線の景色としては、平坦でそれほど山もない場所を通る路線である。


2019年12月まで終点の宇野駅近くの港から、高松までJRでない船の会社のフェリーが運航されていた。
瀬戸大橋を渡る高速道路の料金がとても高かったのが要因だが、年月が進むと徐々に安くなり、フェリー客は徐々に瀬戸大橋へと移っていき、フェリーも数を減らし、とうとう2019年12月に宇野駅そばの港と高松駅そばの港を直接結ぶフェリーは廃止されてしまった。

瀬戸内海の離島を経由していくことは可能であるらしい。乗りたい人は調べてほしい。

宇部線

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タイトル旅した場所
112.ムーンライト九州と新宮夜行 北濃・九頭竜湖・厚狭・新宮・三河田原


てびき

山陽本線の新山口駅から南西に進み、宇部新川駅を通って北に向きを変え、山陽本線の宇部駅に至る電化路線である。

山口県の工業地帯を通り、近くに山口宇部空港もあったりしてけっこうお客も多いのに、なぜか地方交通線である。宇部から山陽本線に乗り入れる電車もあり、乗ってみたい路線である。

なお、上記旅行記の時点では新山口駅は小郡(おごおり)駅という名称だったため、文中でも小郡と書いてある。

△江差線

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タイトル旅した場所
66.雪の函館 江差・函館どっく前・中央弘前・秋田
105.航空機を使わず札幌・ミッドナイト旅行 青森・森・札幌・七重浜
122.札幌雪祭りと北海道旅行 札幌・稚内・網走・久慈・盛


てびき

函館本線の五稜郭(ごりょうかく)駅から西に進んで、上磯(かみいそ)・木古内(きこない)を通って江差(えさし)に至る路線であった。

五稜郭~木古内間は電化されており、木古内~江差間は非電化であった。
電化区間は函館本線函館~五稜郭、木古内~中小国(なかおぐに)、津軽線中小国~青森と合わせて津軽海峡線の一部になっていた。

ほとんどすべての五稜郭に来た列車は函館駅に乗り入れていたが、臨時の寝台特急トワイライトエクスプレスのみ、五稜郭から札幌方向に向けて進み、函館は経由していなかった。

電化区間は津軽海峡線として特急白鳥・スーパー白鳥が頻発していた。普通列車もそれなりに多かった。函館~上磯間のディーゼル車がかなりあった。
非電化区間はあまり列車は多くなく、1日数往復しかなかった。

実のところ、江差に向かう客は廃止されてしまった松前線の客より少なく、木古内~江差は青函トンネルの「ついで」に残されているというのが正しいところであった。

そのため、2014年5月11日に木古内~江差間は廃止されてしまった。
そして残りの区間も北海道新幹線の新青森~新函館北斗間が開業した2016年3月26日に第三セクター道南いさりび鉄道になり、多少運賃が上がった。

貨物列車は道南いさりび鉄道を通ることになった。そして津軽線も相変わらず通り、北海道新幹線と路盤を共有する狭軌レール(すなわち北海道新幹線開業前に海峡線だった場所)を通っている。

越後線

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タイトル旅した場所
76.男鹿線の虹・東三条のラーメン 盛岡・大館・男鹿・東三条・弥彦
88.新潟・山形の私鉄めぐり 五泉・月潟・ガーラ湯沢・利府・荒砥


てびき

上越新幹線および信越本線の新潟駅から南西に進み、弥彦(やひこ)線の吉田駅を通り、同じく信越本線の柏崎駅に至る電化路線である。

普通列車のみの運行だが、長岡近辺で工事がある時に寝台特急などが越後線を迂回することがある。

新潟近辺は新潟市のベッドタウンとなっているせいか本数も多く客も多い。しかし吉田~柏崎間は3時間以上も列車の間隔が空くことがあるので時刻表を良く見ておきたいものである。

意外と観光地も多く、寺泊は、駅からバスで20分程度で海岸に出られる。魚が売られている店がたくさんある。また、分水(ぶんすい)では4月に「おいらん道中」と呼ばれるイベントがあり、地元の人ががんばってイベントを支えている。

以前は新潟~吉田間がミニ周遊券や周遊きっぷの自由周遊区間だったこともあるのだが、現在は土日に発売されるえちごツーデーパスくらいしか乗り放題のきっぷはない。

越後湯沢~ガーラ湯沢

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タイトル旅した場所
88.新潟・山形の私鉄めぐり 五泉・月潟・ガーラ湯沢・利府・荒砥


てびき

上越線、上越新幹線の越後湯沢駅から、数キロ離れたガーラ湯沢駅に至る、新幹線車両により運行されている路線である。

この路線はスキー客用の路線であり、そのためおもに冬季に運行され、5月から12月にかけては営業されない路線である。

また、正式には上越線の一部であり、走る列車は在来線特急扱いなのだが、実質は東京から越後湯沢まで走ってきた新幹線のたにがわがそのままガーラ湯沢まで乗り入れている。

ガーラ湯沢から越後湯沢まではなんとか歩いていける距離なので、片道列車に乗ったら帰りは歩いてみるのもいいかもしれない。

越美北線

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タイトル旅した場所
112.ムーンライト九州と新宮夜行 北濃・九頭竜湖・厚狭・新宮・三河田原


てびき

福井県にある北陸本線の福井駅の1駅南、越前花堂(えちぜんはなんどう)から東に進み、一乗谷(いちじょうだに)、越前大野を経由して九頭竜湖(くずりゅうこ)に至る非電化路線である。普通列車しか走らない区間で、ディーゼル車は越前花堂から福井に乗り入れている。

福井~越前大野間は約2時間おきにディーゼル車が走っているが、越前大野~九頭竜湖間は1日5往復しか走っていない。

福井県で唯一の内陸に向かうJR路線であり、それなりに人口がある場所を走るのであるが、やはり高校生がおもな乗客のようである。

以前は九頭竜湖から岐阜県の長良川鉄道の美濃白鳥(みのしろとり)まで春から秋にかけてバスが走っていたが、もう廃止されてしまった。

また、越前大野からえちぜん鉄道の勝山の近くまでバスは通っているようなのだが、直接勝山駅に乗り入れているわけではなく、近くを通るだけのようである。