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JRの路線・き〜く

姫新線

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タイトル旅した場所
89.姫新線旅行 松江・津山・智頭・姫路・網干


てびき

兵庫県の山陽本線と播但線(ばんたんせん)の交わる姫路駅を出て北西に進み、岡山県の津山駅を経て西に進み、伯備線の新見(にいみ)駅に至る路線である。

内陸を通る路線で、姫路から津山までは小高い山の間を通るカーブの多い路線であり、津山から新見までの間はやや高い山を北にのぞむ谷間の路線である。

沿線は大阪から津山、新見にかけて中国自動車道が通っていることもあり、津山から大阪に用のある人は姫新線を使わず、高速バスで大阪へ向かっている。

また、途中の佐用(さよ)には山陽本線の上郡(かみごおり)から智頭急行が開通したこともあり、姫新線より智頭急行が主に使われていそうである。

そんなこともあり、姫路~津山間はおもに佐用、津山以外の住民に多く使われている。

津山~新見間は極端にお客の少ない区間であり、部分廃止が危惧されている。

いずれにしても普通列車しか走らないため、なかなか先行きが不安な路線である。

姫路近郊のお客だけでもっているような感じである。

木次線

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タイトル旅した場所
90.木次線と三江線 三次・備後落合・出雲市・出雲大社前・江津
97.寝台特急出雲・錦帯橋・ひかりレールスター 松江・備後落合・宮島口・岩国・新大阪
101.境線と水島臨海鉄道 米子・境港・亀嵩・三菱自工前


てびき

山陰本線の宍道(しんじ)という駅から南に進み、芸備線の備後落合(びんごおちあい)という駅に至る非電化路線である。

宍道から途中の出雲横田までは1時間~2時間に1本程度のディーゼル車が走っているが、その先、出雲横田~備後落合の間はぐっと列車の数が減り、1日に数本しか走っていない。

その出雲横田の若干北の亀嵩(かめだけ)では、駅そのものがそば屋になっており、なかなかうまいそばを食べさせる店と言うことでいろいろな鉄道の本で評判になっている。

また、出雲横田の南の出雲坂根では「延命の水」と呼ばれるわき水が駅のホームでわき出ており、乗客は停車時間にそれを飲むことができる。

出雲坂根は全国のあちこちにあるスイッチバックの駅でもあり、行きつ戻りつするディーゼル車の景色をながめることができる。

ここは只見線と同じく「並行する道路が未整備のため廃止を免れている路線」の1つなのであるが、とうとう並行する道路が完成してしまった。今は観光ルートとして、その並行する道路の一部(「おろちループ」と呼ばれるループ橋)を見るツアーなどをやったりして木次線はもっているが、2001年は全国でいろいろな路線が廃止されていることもあり、この木次線も部分的に廃止されることが懸念されている。

紀勢本線

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タイトル旅した場所
70.明石海峡大橋を渡る・インターチェンジは大混雑 長野・JR難波・洲本・新宮・串本
93.近鉄特急と大阪の地下鉄 松阪・大和西大寺・生駒・コスモスクエア・三ノ宮
112.ムーンライト九州と新宮夜行 北濃・九頭竜湖・厚狭・新宮・三河田原
123.ムーンライト高知とムーンライト松山 水軒・桟橋通五丁目・宇和島・西神中央・伊賀上野
126.三重県のねこ・和歌山の鉄骨飲料 賢島・西御坊・加太・貴志・平端


てびき

関西本線の亀山から南東方向に進み、津、松阪、多気(たき)と進んで南西寄りに進行方向を変え、尾鷲(おわせ)、熊野市、新宮(しんぐう)、紀伊勝浦、串本と進んで北西に向きを変え、白浜、紀伊田辺と進んで北に向きを変えて御坊(ごぼう)、和歌山と進み、西に向きを変えて南海電鉄と駅舎を共有する和歌山市駅に至る路線である。

亀山-新宮間は非電化で、新宮-和歌山間、和歌山-和歌山市間は電化路線である。

特急は津-紀伊勝浦間に名古屋から関西本線・伊勢鉄道経由で特急南紀が乗り入れ、和歌山-新宮間に京都・新大阪・天王寺から阪和線経由で特急くろしおが乗り入れている。

以前は和歌山-新宮間に特急オーシャンアロー・特急スーパーくろしおという特急が乗り入れていたことがあったが、2012年3月16日をもってこの名称の特急はなくなり、すべて特急くろしおという名称になった。
ただし車両に変更はなく、特急オーシャンアロー・特急スーパーくろしおで使われていた車両が相変わらずくろしおとして走っている。

特急はどの区間も1時間に1本は走っている。普通列車も亀山-多気間および紀伊田辺-和歌山間、和歌山-和歌山市間は1時間に1本以上走っているが、多気から紀伊田辺までは3時間くらい間隔が空くことがある。

沿線は都市が点在しているため高校生が通学に利用している。高速道路も一部しか通っていないし空港も白浜にあるだけでその他のほとんどの部分で空港に縁がないため、高校生以外にもかなり使われている。だいじな路線である。

以前は南近畿ワイド周遊券で紀勢本線全体に乗ることができ、1998年から2013年まで15年続いた「周遊きっぷ」という制度でも最後の1年を除いて一部区間がどこかのゾーンで乗れていた。現在紀勢本線の特急が乗り放題のきっぷは原則として存在しない。

北上線

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タイトル旅した場所
66.雪の函館 江差・函館どっく前・中央弘前・秋田
77.岩泉線・仙台の深夜散歩 釜石・岩泉・泉中央・女川・秋田
121.遠野とほっとゆだ 一ノ関・釜石・遠野・ほっとゆだ・村上


てびき

岩手県中部、東北本線および東北新幹線の北上駅から西に進み、温泉が駅に併設されていることで鉄道ファンには有名なほっとゆだ駅を経て秋田県の横手駅に至る非電化路線である。

約2~3時間おきにディーゼル車が行き来している。

列車数が少ないのでけっこう1列車あたりのお客は多い。

沿線は風が強いためしばしば列車が「安全運転」と呼ばれる徐行運転を行っている。

以前秋田新幹線の工事中に北上から秋田まで「秋田リレー号」という特急が走ったり、それ以前に上野と秋田を結ぶ臨時夜行急行が走ったことがある。

急行の名前は「急行おいらせ」で、1990年代前半まで、お盆の時期にのみ上野~秋田を東北本線、北上線、奥羽本線経由で走っていたと記憶しているが、それっきりで、現在はけっこう多めの地元民を少ない列車でたくさん運ぶローカル路線となっている。

吉都線

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タイトル旅した場所
130.九州完全乗車旅行 阪大病院前・神辺・みどり中央・豊後森・湯前


てびき

鹿児島県の吉松(よしまつ)駅を出て、すぐ宮崎県に入り、都城(みやこのじょう)駅に至る路線である。

全区間非電化路線で、谷間を通り、あまりトンネルが多くない路線である。

昔は福岡と宮崎を結ぶ路線がこの路線だけ、ということもあったようである。

都城~隼人間の日豊本線も、できたのは吉都線より遅く、そのころは吉都線のほうが日豊本線と呼ばれていたらしい。

現在高速道路が吉都線にほぼ沿った形で運行されており、宮崎~鹿児島の高速バスも運行されている。

2000年3月10日まで吉都線は急行が走っている割に、普通列車の数が少ない路線であったが、急行が廃止され、急行が通っていた時間帯にも普通列車が走り出したため、今ではそこそこ普通列車が通る路線になっている。

吉備線

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タイトル旅した場所
99.芸備線・福塩線・瀬戸大橋・津山線 広島・三次・宇野・高松・津山


てびき

岡山県、山陽本線の岡山駅から岡山の平野を北西に進み、途中で西に向きを変え、伯備(はくび)線の総社(そうじゃ)駅に至る非電化路線である。

岡山に近いわりにあまり家並みの多くない場所を通る路線である。

平坦でそれほど山もない場所を通る路線であるが、ものの本を読めば近くに観光地くらいありそうな場所を通っている。

久大本線

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タイトル旅した場所
114.松山の市電と九州の西友 道後温泉・光岡・佐賀・諫早・嵐山
129.井原鉄道とくま川鉄道 阪大病院前・神辺・みどり中央・豊後森・湯前


てびき

福岡県、鹿児島本線の久留米(くるめ)駅から日田、豊後森、由布院を通って大分駅に至る非電化路線である。

かなり標高の高い所を通るため、九州とはいえ冬になると雪が見える。

以前はディーゼル機関車が客車を牽引して運行していたこともあったが、廃止され、普通列車はすべてディーゼル車になってしまった。

2020年の水害により、一部区間が不通になっている。2020年8月現在、不通区間は豊後森〜向之原(むかいのはる)間で、2017年の不通区間より東寄りが不通になっている。

久大本線を走る特急のうち自由席がついているのが特急ゆふ、全車指定席なのが特急ゆふいんの森である。

以前はこのほかに特急ゆふDXも走っており、同一のダイヤの列車が日替わりでゆふになったりゆふDXになったりゆふいんの森になったりしてわかりにくかったが、現在はゆふDXはなくなり、たまにゆふいんの森のダイヤで自由席つきゆふが走るくらいになっている。

なお2011年3月から、JR九州は在来線特急料金を若干値下げしたが、それと引き替えに小倉や博多での新幹線との乗り継ぎ割引が廃止された。
このため、以前は特急ゆふ・ゆふいんの森で博多まで来て山陽新幹線に乗り換える際、ゆふ・ゆふいんの森の特急料金は乗り継ぎ割引で半額にすることが可能だったが、3月から不可能になった。
乗り継ぎ割引がないのがいやなら高速バスに乗ろう。

草津線

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タイトル旅した場所
123.ムーンライト高知とムーンライト松山 水軒・桟橋通五丁目・宇和島・西神中央・伊賀上野


てびき

滋賀県にある東海道本線の草津駅から南東に進み、近江(おうみ)鉄道および信楽(しがらき)高原鐵道の貴生川(きぶかわ)駅を通り、三重県にある関西本線の柘植(つげ)駅に至る電化路線である。

東海道本線の京都~米原間と同じく京都大阪方面のベッドタウンであるはずなのだが、いくぶん東海道本線沿いより人口が少ないようで、お客も多少少ない。

電車は約30分に1本走っているが、朝夕以外は草津~貴生川間の区間列車も走っている。

草津線と東海道新幹線の交わる場所に駅を作る計画もあったのだが、滋賀県知事に駅を作ることに反対する知事が当選してしまったので、草津線もそれほど便利にはならないようである。

久留里線

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タイトル旅した場所
86.青梅線・五日市線・久留里線 奥多摩・武蔵五日市・川越・安房鴨川・上総亀山


てびき

内房線の木更津(きさらづ)駅から南東に進み、久留里(くるり)を通り、上総亀山(かずさかめやま)に至る非電化路線である。

全線千葉県内にある普通列車のみの路線で、最近できた休日おでかけパスで乗れるようになった路線である。

このあたりは駅から多少離れた場所に観光施設があることが多く、久留里線より自家用車を使った方が便利なためそれほど客がいるとも思えないが、上総亀山の近くで夏場に花火大会があるらしく、そんな客が利用するかもしれない路線である。

あまり使う機会のない路線だが、今まで続いているのだから廃止されることはないだろう。日々無事に運行されるよう願いたいものである。

呉線

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タイトル旅した場所
112.ムーンライト九州と新宮夜行 北濃・九頭竜湖・厚狭・新宮・三河田原


てびき

広島県、山陽本線の三原(みはら)駅から同じ広島県内の海田市(かいたいち)駅に至る電化路線である。

山陽本線より海沿いを走り、ところどころ海が見える路線である。路線名の通り呉(くれ)という駅を通る。

呉方面から来る海田市を通る電車はすべて広島に乗り入れている。広島を超えて岩国や岩国以遠まで乗り入れる電車も多い。可部線のあき亀山まで乗り入れる電車もある。

三原に乗り入れている電車はたいてい三原止まりだが、一部に隣の糸崎や福山まで乗り入れる電車もある。

三原から広島まで通じている電車は少なく、途中の広(ひろ)止まりの電車が多い。
広島から呉まで快速の安芸路(あきじ)ライナーも走っている。

人口の多い場所を通るため、けっこう列車数が多くお客も多い。

この三原~広島の山陽本線は勾配が急な区間を通るが、勾配が苦手な一部の列車は呉線なら勾配がなだらかで通れるため、東京近郊で走る電車と内装が同じ列車が走ったりしていたこともあったとのことである。